June全集の内容 第8巻 江森備/紫音と綺羅
Ⅷ 江森備 / 紫音と綺羅 第10回配本 1995年10月25日発行
・江森備
私説三国志「わが天空の龍は淵にひそみて--赤壁の戦い--」
「明かき星天狼を見よ--南蛮征伐--」
・リレー小説 「紫音と綺羅」
栗本薫 → 江森備 → 野村史子 → 吉原理恵子 → 森内景生 → 榊原姿保美 → 栗本薫
・MAKING OF 栗本薫
・イラスト集 岸裕子 小林智美
江森備さんの、私説三国志は、今でも根強い人気で、ついに、復刊ドットコムのブッキングから復刊が決まりました ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
ただ、今回の復刊では、
※新規装丁デザインによる復刊です。オリジナル光風社版の表紙・本文イラストは掲載されません(新規イラストもなし)
ってことですので、単行本のあのうるわしい小林智美さんのカラー表紙はなしってことで、
それはすごく残念です。
(このJune全集でも、三国志は単色の挿絵のみです)
この作品で、小林智美さんのファンにもなり、イラスト展をみにいったりもしました。
もっとポストカード買ってくればよかったなあ。
なお、小説Juneに連載されていた白井理恵子さんの4コママンガ「STOP! 劉備くん」には、
江森三国志ネタもいろいろ使われているので、
単独で読むとわからないものもあります。
私は三国志が好きなので、人形劇三国志とか、ドラマCD三国志とか、三国志関連はたくさん持っています。
そういう意味でも、江森三国志はうれしかったです。
「紫音と綺羅」は、栗本薫さんが、小説Juneに一挙三本June小説をのせたときの最後の一本。
その前の2本でJuneエネルギーを使い果たした栗本さんが、
「そーだ、冗談をしよう」と考えついて死ぬほど楽しくなった。たちまちJUNE小説お馴染みのパターンを検証し、全部ブッ込んで「闇ナベ」をしてやろう、というアイディアがわく。
(中略)ともかく「耽美家元学園天才画家少年社長SMJUNE」をやろうってんだから百で足りるわけなどはなからないので、はじめっからアタマだけ設定つくってさんざん早くもJUNEしておいて、何も落とさずサッと逃げちまう、というつもりでいた。
で、このあとを、June作家の人たちがリレーで書きついでいくことになるわけですが、
ちっとも、少しでも前の人のを受け継いで順当に発展だけさせて終わりにしよう、などという人はいない(しいていたとすれば、それが江森備だったかもしれませんが)し、とにかくみんなどんどん「自分のフィールド」に話を持っていってしまうことで……とにかくあのくらいオシが強くないと、というか自己表現欲求が強くないとやっぱり大物にはなれないんやなあ、と感嘆これ久しゅうしたことでした。
で、最後は、栗本さんが延々と最後を収束させてます。
これは、上下巻で、単行本も出ています。
【追記1】
江森三国志の第1作「桃始笑」は、この巻ではなく、第10巻 短編小説傑作選 の方に収録されています。
→「JUNE全集」各巻の内容は、カテゴリーの June系へ
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