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漢字が書けない理由って何なの?

昨日、ニフティニュースにこんな記事がありました。

テレビっ子は漢字が苦手(共同通信)

 テレビを長時間視聴する子どもの割合は小学3年生から大きくなり、それに伴い、長時間見る子は漢字を「書く力」が低くなる傾向のあることが、小1から中1までの約3万8000人を対象にした日本教育技術学会の全国調査で7日、分かった。学会事務局長の明石要一・千葉大教授は「生活が広がり始める小学校中学年の時期に学習習慣が定着しないと、漢字の力が伸びなくなるようだ」と指摘している。 

テレビだけが悪者のようですが、漢字を書く力は、運動みたいなもので、ある程度練習をしなくては身につかないもの。
(大人もしばらくPCばかりで手で漢字を書いていないと忘れたりしますね)

「家庭での学習時間の減少」なら、スポーツ関係の練習や、ゲームなども、その原因になりそうなのに、テレビだけ槍玉に上がるこの記事はおかしいと思いました。

で、今朝、出掛けに朝日新聞に、この記事と同じような記事があったので、それを見たら、それには、テレビのテの字もありません
同じ記事がネットにありました

「支持」と書ける6年生1割弱、漢字書き取り全国調査
2007年05月07日

 小学1年生で習う「一つ」を2年生の3割が書けず、5年生で出てくる「支持」の「支」を書けた6年生は1割足らず――。小学校の教員や大学教授らで作る日本教育技術学会(向山洋一会長)が全国の公立の約480校、3万8000人の児童・生徒を対象に行った調査で、こんな実態が明らかになった。

 04年4月から5月にかけて、小2~中1を対象に前年度に習った漢字の「読み」「書き」の習得状況を調べた。各学年で習う漢字のうち正答率が低かったのは表の通り。4年生分の「関心」の「関」を書けたのが2割にとどまり、6年生で習う「従来」の「従」は8割強が書けなかった。

 平均正答率は、1年生分は89%と高かったが学年が進むほど低くなり、5、6年生分はともに66%。同学会は、高学年になると授業で漢字を一つひとつ丁寧に教えることが少なくなる傾向が影響したとみており、「読み」の平均正答率が各学年とも9割を超えたのと対照的な結果になった。

 同学会は、漢字学習を行った時間についてもクラスごとに尋ねた。その結果、約4割が「(授業ではなく)ほとんど宿題で」と回答。「書き」の平均得点との関係をみたところ、高学年ほど授業で勉強したクラスの平均点が高いとの傾向が出た。授業中にクラス全員で筆順を声に出しながら机や空中に指で字を書く「指書き」を行うと高得点になる傾向も見られたという。

 同学会事務局長の明石要一・千葉大教授(教育社会学)は「中学年以上では漢字の書ける子と書けない子の差が開いてきており、心配だ。授業中に教えるなど教員の指導次第で書ける子が増えることがわかってきたので、教員養成の段階でも改善点を検討したい」と話している。    (以下、漢字別の回答率)

こちらでは、高学年では、漢字学習を授業中に行った学級の方が、宿題のみで学習した学級よりも、定着度が高い、という事実をあげ、だから、授業や指導の改善を、という意味あいが強いようです。
こちらも、
「家庭での学習時間の減少」は取り上げられず。

元は同じ情報ソースのはずなのに、どうしてこんなに話が違うんでしょう。
たくさんのニュースがあっても、誰もが元の情報を調べることができる訳ではありません。

3万8千人もの協力を得て、いったい何がわかったのでしょう。
漢字が書けない理由って、一体何なの?

~この記事の続き~

 「漢字が書けない理由って何なの? part2

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