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フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その1

フェリシモは、ファンシー文具好きは必要以上にはまるおそろしい通販会社です。
オリジナルのかわいい文具はよそで見かけないタイプのものがたくさんあり、購入金額に応じてもらえるノベルティ(リーダープレゼント)にも、魅力的な文具や雑貨が数々ありました。
私も職場で紹介されて以来(紹介当時はまだ はいせんす絵本 でした)、ずいぶんな金額を貢ぎました。
(中断しつつトータル20年くらいはつきあってますが、ようやく休んでいます…ふう)

その最たるものが、フェリシモカラーミュージアム500色の色鉛筆です。
セット販売されたものが、普通サイズの「のっぽ」、商品を買ったノベルティとして月々頒布されたしたものがミニサイズの「ちび」です。

「のっぽ」は世界限定10万セットの販売、
色の名前もいつものフェリシモの商品のごとく妙に凝ったファンシーな名前、
そして、お値段もすごかった。1セットの値段が5万円☆
1本100円だから、そんなにすごい値段ではないのかもしれませんが、
これは、頒布会形式や分割払いではなく、一括払いだったと思います。(←調査中です)
1992年の私にはそんな経済力はなかった。(今でもあるとは言いがたいけど)
ひと月1ケース、月々2500円なら買えたのになあ。
(よそのブログを見ると、長い「のっぽ」もひと月ごとに集めたという記述もあるんですが、
 それができていたら、私のことだから買っていたと思うのよね。 ※追記 月々2500円ずつで頒布された時期もあったそうです

おまけの「ちび」も、全部集まれば500色になるんですが、これも、2バージョンあって、「25本セット」と「10本セット」。
一定の金額以上の買い物をしないと、どちらももらえません。

で、500色もれなく集めるためには、「25本がもらえる金額」×20ヶ月のお買い物。
基本的に、これしか道がなかった。(後で、補充売りが一応ありましたが)

で、25本がおまけにもらえる金額は、相当高かったです。
私の記憶では、1万円は下らないと思います(←調査中です)。
1万円だとしても、20万円超えの買い物をしてやっとそろったおそろしいものなのです。
「のっぽ」を買ったほうがはるかに安いですもんね。

   フェリシモの本来の姿は、職場でまとめて購入してもらい、
   まとめ役の労をねぎらうためのおまけだったんですが、
   損得感情や人間関係でいろいろ面倒だったりで、
   だんだん個人による購入が増えていった。
   で、こういうときは、大変だったのです。   
  

で、金額が足りずに、10色セットが来てしまった場合は、500色がそろう道は、まずなかった。
そのプレゼントは20回限り。それを過ぎたらもらえない。
10本を50回というような集め方はできなかったの。
もらえない回があったら、もうあきらめるしかないでしょ~というものでした。
だから、おまけとはいえ、それなりに資本投下されたものなのです。
私も「ちび」を、25色と10色、いくつかノベルティでもらって所有していますが、これ、どうせそろわないのよね、と思うと、きれいなおまけを楽しむというより、コンプリートできない悲しさが先に立つものでした。

ノベルティでもらえる時期が終わると、欠けているセットを補充で買えたと思いますが、もっている色の方が少なくて、ちびでもけっこうなお値段だったし、これも確か期間限定の1回限りの注文で、買えませんでした。(これも調査中)

500色色鉛筆を飾るための壁掛けだとか、ペン立てだとかの高価な付属品もいろいろ発売され、

  (今わかっているものでは)
   ・壁掛けタイプ収納ラック(のっぽ用) 38000円
   ・壁掛けタイプ収納ラック(ちび用)  28000円
   ・ボックスタイプ収納ラック(のっぽ用) 25000円

初めから文具というよりインテリアみたいな扱いが強かったのかもしれません。
実際に色鉛筆で絵を描いている人の本に、この色鉛筆の話が出てきたことがないし。
いつでも買えない、ってものは、実際によく使う人には役に立たないものかと。

この、色鉛筆の和名バージョンには、「この色が好きな人はこんな人」というような色の解説カードがついていましたが(ノベルティのにもついています)、
そのカードが「私の好きな色500」という本になるという記述が、快適生活オンラインショップTomo ショッププロ店の記述にありました。


実際に購入しましたが、ファンシーな名前が一冊にまとまって楽しめますよ。

また、micmacのHomePage[色々な色]サイトは、このフェリシモカラーミュージアムの色名と色がネット上ですべて表現されている労作です。

私が500色色鉛筆を買うことができるのは、もう少し後の話になります。(続く)

【追記】

2009年、500色色鉛筆は少々仕様を変えて復刻されることになったことが、コメント欄のもこもこさんの情報でわかりました。(もこもこさん ありがとうございました)
→記事フェリシモ500色色鉛筆復刻 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ 番外~へ。

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この記事の続きは

→ 500色色鉛筆 1995年のセール(英名版他) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その2~ へ

→ 英名500色色鉛筆の仕様 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その3~ へ

→ 500色色鉛筆 更なる割引は勧誘が条件 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その4~ へ

→ カテゴリー シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ

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コメント

けふこさん、はじめまして。

500色の色鉛筆の情報を検索していて、こちらに来ました。

いま、フェリシモでこの色鉛筆が復活して、予約を受け付けています。
今回は分割払で購入できるようになっていますよ~。


投稿: もこもこ | 2009年1月24日 (土) 11時50分

もこもこさん 初めまして
貴重な情報をありがとうございます (ノ^▽^)ノ わぁい
500色色鉛筆は、このブログでは地道に検索される記事なんですが、このところ妙にアクセスがあって、どこかでこの色鉛筆のことがとりあげられているのかしら、と思っていたところ、もこもこさんのコメントで事情がわかってうれしいです。
早速サイトを見てきました。
やや仕様を変えて、再販されるんですね。
懐にやさしいのがうれしいです。(今ならさらに割引ですし)
購入して前回のものと比べてみたいですねえ。(←また買うんかい…)

この記事が検索されるたびに、「その2」を書いていないのが気になっていましたが、先に今回の再販のことを書いた方がいいですね。
期間限定ですので。

投稿: けふこ | 2009年1月24日 (土) 13時30分

けふこさん、はじめまして。
『フェリシモ500色の色鉛筆 ちび ラック』で検索して、こちらに辿り着きました。

私は、初版の、のっぽ500色と、ちび500色、すべて持っています。当時、ちび全色欲しさに、確か毎月15000円の買い物をしていた記憶があります。(よくやったな~。
のっぽは、引き出しタイプのケースに入れて保管してますが、ちびは壁掛けタイプのラックを買い、いつか飾ろうと思いながらも、今日まで放置してあります。

このたび、今流行りの断捨離を決行し、この、ちびと壁掛けタイプのラックをどうしようかと、ものすごく迷っているところです。
ちびを500色手に入れるために、どれだけの費用をかけたか…。もちろん、必要なものを買っていたわけですが、ちびのために、毎月たいして欲しくもないものを追加して買っていた覚えがあります。うーん、悩むな…。
せめて、壁掛けでないラックにすればよかったんですけどねぇ…。
とはいえ、ラックのみをオークションにかけても仕方ないですし、この際思い切って、ラックごと、ちび500色を手放そうかと思案中です。

まだ当分悩みそうですが、一度くらいは、全色を壁掛けラックに飾って写真を撮ってみたいものです。(笑)

はじめましてなのに、失礼致しました。

投稿: さんちゃん | 2011年3月24日 (木) 10時29分

さんちゃんさん 初めまして
コメントをありがとうございます。(遅くなりましてすみません)

初代のっぽとちびをその時に入手されたなんてすごいです。
特にノベルティのコンプリートは容易ではなかったはず。
1万5千円×20回=30万円…気が遠くなりそうです。

断捨離と逆行で、日本語の「のっぽ」も「ちび」も結局オークションでゲットしてしまった私です …その割に、全然記事を書いてないですけど。
「のっぽ」は引き出し入り、「ちび」は紙箱入りで、壁掛けラックは持っていません。
「ちび」はあまり場所もとらないことですから、手放されるのはもったいないと思います。
壁掛けラックはビニール製のものしか見たことがないので、現物を見てみたいです。
壁にくっつけてしまえば、インテリアの一部になってしまって邪魔にはならないと思うのです。
もしも、写真をお撮りになったら、画像掲示板で見せていただけませんか?
http://9123.teacup.com/kefuko/bbs

2代目(中国製)もそろったのに、とりあえずそろえてみただけで終わってしまっているしょうもない私です。

投稿: けふこ | 2011年3月27日 (日) 13時11分

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