薬の包み方
先日の、「グラシンおりがみっていうのね」にちょろっと書いた、薬包紙に薬を包むための折り方です。
病院などによってバリエーションがあるものみたいで、角の処理などは何種類かあるようです。
これは、私が薬をもらっていた病院での折り方。だいぶ昔のものですね。
三角に折るときは、後で内側になる方が少し小さくなるように折ります。
それを、約3分の1ずつ内側に折り込みますが、これも底辺の部分をぴったりそろえず、ちょっと持ち上げ気味にします。
(この角を反対側の角に差し込む方法もあるようです)
あとは、上を折って、右上の部分を折り込むと、左右非対称の五角形にになります。
この状態だと、角の部分を重ねていくことができるので、ばらばらにならずに薬の袋に入れることができるわけです。
うまく考えられていますね。
病院のガラス窓のむこうで、薬剤師さんがたくさんの薬びんを前に、調合した薬を手早くこうやって包み、数えて入れているのに憧れたものでした。
その病院も、先生が亡くなり、今はありません。
実際に薬を飲む時には、このまま三角折りで飲むよりも、四角に折りなおして飲むほうが安定しました。
今の、袋入りのものよりも粉が一定方向になり散乱しないので、薬包紙の方が飲みやすかったと思います。
以前は、ゆでたまごの塩などもって行くときに使っていましたが、このごろあまり出番がないおりがみです。
梅雨時のせいか、お腹の調子がよくありません。
子どもの頃も、この時期は病気がちで、ビワは、そういうときに出てきた果物でした。
病気の時でもないと出てこなかったせいか、今でも枇杷は特別なくだものだと感じます。
このあたり、人や時代によっていろいろみたいですね。
(家にビワの木があれば飽きるほど食べているかもしれないし)
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コメント
自分が小さかったころは、まだかろうじてこの手の紙に包まれた粉薬がありました。ガラス製の水薬のびん(さすがに、自動成型された、かたちの整ったものだったけど)もまだありました。
小学校に入ってあまり病院にも行かなくなり、いつのまにか時間は流れて、薬は病院で直接もらうより処方箋を持って薬局でもらうものにと変わっていました。
そして薬局でも、粉薬を調合して渡すということは、ほとんどないように思います。
(「いかに服用しやすい薬をつくるか」に製薬メーカーが努力を重ねた結果でもあるのでしょうけど)
東急ハンズの実験器具売り場に行くと、「パラピン薬包紙」と書かれたものが売られています。看護婦(という言い方も、しなくなりましたね)の絵が描かれているのですが、どことなくとってつけたような感じもあって、業務用として売られているものにしては不自然にも思います。
投稿: 早瀬かをる | 2007年6月26日 (火) 22時39分
こんばんは コメントありがとうございます。
この病院の水薬は、ガラスでなくポリの瓶だったような気がします。
水薬は甘くて好きだったんですが、私が病気でずっと服用してた抗生物質は、糖衣錠ですらない抗生物質。しょぼん。
ガラス瓶の水薬だったら、もっとわくわくしたでしょう。
現代でも、私のもらっていた薬は混ぜて作っていたようですが、
包装は、機械で、ガシンガシンと音を立てて癒着させてるようでした(これでは夢も憧れもない)。ついでに、たまに均等に入っていないこともあったり~。
錠剤など、やたら種類が多いのも、調合しないで単体であるせいも少しはあるのかな?
ハンズの実験器具売り場、好きです♪
ガラス系、ことに、身も蓋もガラスの瓶のコバルトブルーとか緑とか、眺めているだけで幸せ^^
おお、「パラピン」が、折り紙だけでなく、薬包紙にも使われているのですか~♪ 業務用でも、古くからあるものだと、そんなキャラクターがついていたりしそうですね。
ハンズに行く機会があったら見てみます。
投稿: けふこ | 2007年6月26日 (火) 22時58分
初めまして
薬の包み方を携帯で探しておりこちらを見つけました
とても役に立ちました
ありがとうございますm(_ _)m
投稿: ぱや | 2009年6月19日 (金) 21時52分
ぱやさん 初めまして
コメントをありがとうございます。
このようなものでもお役に立ててうれしいです。
こちらも、記事を見直して、誤字を直すことができ(^^;) 感謝しています。
投稿: けふこ | 2009年6月19日 (金) 22時18分
時代劇を見ていて薬の包み方が違うのでは、、?
とおもい調べてここへきました。
とてもなつかしいです。
ところで薬はどの時点で入れるのでしょうか。
最初から?それとも3?
投稿: | 2011年1月16日 (日) 22時21分
1月16日付の方
コメントをありがとうございます。
私の通っていた病院では、薬包紙を広げた状態で並べておいて、そこに薬さじで薬を配っていったように思います。目分量だったように見えましたが、1つ目は天秤ではかって、残りが目分量だったのかも。その後で、すべてを折っていく感じでした。
自分が入れる時は、1の「半分の折り目を入れた後」に入れた方が上手に真ん中に入るのでそうしていました。
病院や薬剤師さんによっての違いはあると思いますが、その時代劇ではどうやって折っていたのでしょう。
もしかしたら、違う折り方があったのかもしれません。
投稿: けふこ | 2011年1月16日 (日) 22時40分