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失われた定番 ~ステッドラーの消しゴム~

私の目下の愛用消しゴムは、トンボのMONOです。
まとまる君だろうと、カドケシだろうと、この上を行くものはない。
この後にも、MONOで一つ話を書くつもりです。

でも、私が初めて消しゴムにこだわったのは、MONOではありません。
それは、ステッドラーの製品です。
もはや、名前も、製造番号も何もわかりません。

製図用品のコーナーにあったそれは、緑色のプラスチックケース(スリーブというそうですが)におさまり、ケースの後ろ側に穴があって、そこから小さくなった消しゴムを押し出せるようになっていました。
プラスチック消しゴムで、色は真っ白ではなく、ほんの少し黄色がかっていました。
普通の消しゴムよりも大ぶりでころんとした感じでしたが、
値段は、普通の消しゴムの2倍だったか3倍だったか。

なぜ、そんな高いものを買ってみようと思ったのかわかりません。
誰かにすすめられたわけでも、本で読んだからでもなかったと思います。

でも、この消しゴムの消え方は驚くべきものでした。
消しゴムが崩れるということもなく、消しカスが出過ぎることもなく、
高かったけど長持ちしたし、それで劣化するということもなく、小さくなるまで使えました。
プラスチックのカバーだから紙のもののように傷むこともなかったし。
これこそが、初めての私の定番消しゴム、指名買いになった製品です。
学生の時、私の筆入れにずっと入っていたのはこれでした。

それが、いつの間にか製造中止になってしまい、
ステッドラーの製品はスリムになり、紙ケース入りになり、
中身はそんなに変わるものではなかったと思うのですが、その華奢な感じがどうしても手に取る気になれませんでした。
自分の使っていた消しゴムの、素朴で大きなあの形が大好きだったのです。

いろいろな文具店にいくたびに、消しゴムや製図用品のコーナーをのぞいて、
どうしてもあの製品はもう手に入らないのだと悟り、
私はMONOに鞍替えしました。

文具の世界は、ロングセラーばかりではない。
季節ものや流行もの、開発されては消えていく新製品など、
いろいろなものが交じり合い、競争し、しのぎを削っているのが文具売り場です。
その中で、生き残り続けていくのは、どんなに大変なことでしょう。

子どもの頃に使った文具が、そのままの姿や使い勝手で売っているのは、
ほっとすると同時に、ものすごいことなんだと思います。

ステッドラーが細身といっても、太さそのものはMONOとそんなに変わりません。
ただ、長さがあるので、比率として細くみえ、華奢な印象なのでしょう。
実際、カドケシがヒットするご時世、太い消しゴムはすでに過去のものなのかもしれません。
食わず嫌いをしないで、一度くらい使ってみれば、評価がかわるかもです。
でも、細い消しゴムへの私の評価は「力が入りにくく、折れる」であるらしく、なかなか手がのびません。
伊藤家の裏ワザの「消しゴムが折れない裏ワザ」は、ころんとした消しゴムには必要のないものだったのです。

ここからたぶんMONOの話へ続く♪

【このブログの関連記事】

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