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串田孫一の『文房具』 再版?

アラビア糊のことを調べていて、手持ちの本をひっくり返したうちの1冊が、
『文房具』 (串田孫一 白日社)です。
初版は昭和53年。私が持っているのは、昭和54年の第3版。
どこで買ったのか忘れてしまいましたが、ハードカバーの上にさらに薄茶の紙カバーをかけ、厚紙の函入り。
小型で地味ながら、手をかけた本です。

アラビアのりが出ているくらいですから、文具用語も昔のもの。
ノートじゃなくて「帳面」、コンパスじゃなくて「ぶんまわし」、チョークでなく「白墨」。
謄写版なんか、若い人は知らないでしょう。(私は使えます 汗 マイ謄写版もたぶん捨ててないと思う 滝汗)

本の目次が函にも印刷してあるのですが、真ん中の「朱肉」だけがで印刷してある心にくさ。
出てくる文房具も「普通文具」ばかりで、やたら高級文具が出てくる本が苦手な私にはとても心地よいものでした。
中には、消しゴムはんこや、テープライターのテープを刻んでモザイクを作るなんて遊びもあります。
あまりメーカー名は出てきませんが、形とか使い方とかどうやって自分のもとに来たかなどにはいろいろ言葉が尽くされています。

「糊」に登場するのは、下のもの。

飯粒  続飯(そくい) ヤマト糊(青い硝子容器で蓋はブリキ) アラビヤ糊(寔に新しくハイカラな感じ) 合成糊(水溶性ビニール等の合成樹脂を原料)

いいですね~、ヤマト糊の容器。わくわくしてしまいます。
(あ、使ってませんってば)

先日、文具王高畑さんのブログで串田さんの名前を見たなあと、再度見にいったら、
紹介されていたのは、『文房具56話』(ちくま文庫)
アマゾンに目次が紹介されていたので見たら、目次がほとんど同じなので、
『文房具56話』は『文房具』に加筆した再版のようです。

旧版にないもの…緑の光 束見本 貝光 文房具店 状差し 虫眼鏡 の6項目

小見出しの変更…(旧)セロテープ → (新)セロハンテープ

これはセロテープが商標だからかなと思いますが、同様の「ホッチキス」は変更なし。(本文中には旧版もステープラーが本当の名前という記述があります)
その他の加筆修正は、文庫の現物を持っていないのでわかりません。

文具そのものが好きな人、昔の文具の雰囲気が知りたい人、昭和レトロが好きな人にもおすすめ。

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