金子功さんの野草のブーケ
これは98年の夏に出た柄です。名前は「百合ブーケ柄」だったでしょうか。
このプリントは私の大好きなものです。何しろ、描かれている花が並ではありません。
ユリはたぶん野生のササユリです。
金子さんのプリントに繰り返し出てくる、クローバー、勿忘草、鈴蘭、すみれ はともかくとして、バイモ、マムシグサ、チガヤ、春蘭?、ナズナって…
そんなものをリアルプリントにしようと思う人がいるなんて!
雰囲気は、初夏の山野を歩いていて、気に入った花を摘み取っていったら、こんなブーケになりました、という感じ。
実際には、花の季節も少しずれているし、大きさも花によってかなり変えてあるし(だからリアルだけど嘘なのです。若冲みたいね。余談ですが、金子さんには、若冲の向日葵と朝顔柄もあります。)、園芸のものも混じっているけど、何たってマムシグサでしょ。びっくりしました。
野草好きな私としてはものすご~くほしかった柄なんですけど、総柄のワンピースは裾がひらひら動く穴あきパッチワークで、軽く10万円超えていましたし、チェック地とのパッチワークのワンピースはもう少し手ごろで好きなデザインだったけど、これはあまりにもプリント布が少ないし(後にヤフーオークションで入手)、スカートは5段の段々しかなかった。(さすがに5段は私には無理)
きれいなプリントだからシンプルなワンピースやスカートがほしかったんですが、他の形が出なかったのよね。
使った色数も多いからそれだけで高価なのに、さらに細工が凝りまくって、どうしようもなかったのでした。
で、総柄プリントはあきらめて、顔料プリントのTシャツを3枚買ったという。(パープルのほかの色は、モスグリーンとワイン。総柄プリントと違って、地色と同色のロゴが入っています)
この顔料プリントは、ブロードのプリントよりさらにリアルですが、絵が剥げ落ちることもなく、夏になると出して着ていますがいまだに健在です。もう9年目になるの? なんか信じられないわ。
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コメント
デザインが派手なので柄を比較的地味にする事で
「浮いた」感じを抑えようとしている意図なのでしょうか?(^-^)
見慣れない草花を採用するのはオリジナル度を高める効果もありそうですよね☆
投稿: Leica | 2007年8月 4日 (土) 14時18分
麗香さん こんにちは。
そうですね。このプリントは色を地味に抑えてあるので、遠目で見ると葉っぱのハッカ色の方が目立ちました。でも、ブーケ柄としてはけっこう大きなブーケがぼん、ぼん、とありましたね。
普段はもっと派手な多色ブーケがいっぱい出ているのですが、でも色はちょっと押さえた渋めの色。
一度、総柄ワンピースがオークションに出たんですが、二人が激しくせりあってて、あきらめて下りたんです。6~7万行ったと思います。
リアル花柄を出している会社はそもそも少ないので、野草ブーケはオリジナル度ありすぎです 笑
服の柄でなければ、Fujicoさんの描く花などにもリアル花ブーケはあるのですが、そういうプリント布もなかなかないです。
投稿: けふこ | 2007年8月 4日 (土) 15時19分