昔のファンシーびんせん その4 チダ ハンドラー&サンエックス
おそらく、私が社名を意識していたあたりでも、一番お気に入りだったサンエックスのものです。
ここにないものがたくさんあると思いますので、それはまたいずれ書くことにします。
社名は、初めからサンエックスではなかったようで、このチェリー柄の2つは、「株式会社 チダ ハンドラー」で、トレードマークとして、サンエックスの XXXの上に・・・がついた人間3人並んだようなマークがついています。
右の2つは、最初に綴じ込まれた吸い取り紙に印刷してあったもので、
「紙製品のトップを行く サンエックス・ブランド!」というのと、「株式会社 チダ・ハンドラー」と、両方が書かれています。
私はこの手の紙を吸取紙だと知らなかったので、一度も使ったことがないし、意識してみたのは今回が初めてみたいです。
(ちなみに、郵便料金は、はがき10円、封書20円の時代のもの)
で、柄ですが、チェリーが2柄。チェリーの配置と、てんとう虫がいるか、アリがいるかであんまり違いはありません。こういう2柄展開はちょっと珍しいと思います。
普通は、同じような雰囲気でも、細かなアイテムがいろいろあるとか、色展開が違うとか、
コレクションしたくなるような要素があると思うのですが。
表紙はチェリーの色が蛍光ピンクっぽい色なのがあまり好きではないんですが、中は違う!
表紙と同じサイズの絵が、薄く印刷されているのです。(色も蛍光色ではない)
大柄なので、文字を書いてもさくらんぼの絵はわかる。とても好みです。
だから、同じようなものをまた追加で買ったと思われます。
(この「さくらんぼ」が、サンリオと違うところですので、サンリオのことを書くときに。)
罫線がないので、罫線用の紙がついていたと思いますが、これは現在失われています。
現在は、罫線ありのほうが好きですが、当時はどちらでもかまいませんでした。
左は、表紙が大変好みです。薔薇おとなしめで、すみれもきれい。パステルみたいにやさしい色。
「Roman Frower」という名前で、ゲーテの「見いだした花」の詩が書いてあります。
後で出てくる、ミドリの製品にも、詩がついているものがあります。
詩がファンシーの役割なのは、どちらかというと、もっと昔の少女系に多かったのでは?
中原淳一のものなどに似合いそうです。
中は、画像ではよくわからないと思いますが、同じ絵がうっすらと印刷してあります。
(これはもっと濃くてもいいんじゃないかと思いますが。詩はなし)
ピンクの吸い取り紙がついていますが、これには何も印刷がしてありません。
値札をはがしてあり、値段の印刷もないので、価格は不明。
右側のものは、「Beautiful Letter」。表紙の印刷では、たぶん200円です。
花柄はデザイン化されたもので、配色も自分の好みとは少し違うのですが、たぶん決め手になったのは、トレーシングペーパーだということかと。
薄く印刷とかと同様、透け感というのも好きなところでした。
実際は、紙がかためなので、筆圧が弱いとちょっと書きにくいとか、インクの吸いが悪いとかの問題点があります。
【関連記事】
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コメント
「チダ・ハンドラー」時代の製品は見たことがありませんでした。貴重なものを見ることができてよかったです。
「XXX」のマークはこの時代からあったのですね。1999年にいまのマークに変わっていますから、30年以上使ってきたということになります。
詩を載せた製品(自分は「ポエム系」と勝手に呼んでいますが)はいまもありますが、古くからの文学作品を使ったものはめったに見ないですね…。
投稿: 早瀬かをる | 2007年8月25日 (土) 17時10分
2つもコメントをありがとうございます♪
私はチダ・ハンドラーを知らなくて、XXXのマークがついてるからサンエックスだろうと思っていて、ひっくり返したら「チダ・ハンドラー」だったのでびっくりしました。
吸い取り紙の印刷など、子どもの時には見ていなかった部分多数で、改めて見てみるとおもしろいものですね。
「ポエム系」、恋とか友情とか花とかの言葉が書いてあるものでしょうか? ひとりごとみたいなものとか。
文学作品が出てくるあたりは、きっと時代ですね。
投稿: けふこ | 2007年8月25日 (土) 21時52分