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2007年11月

名残りは尽きねど… その3

ゆっくりすぎるほどの時をお店で過ごした後は、もう一つのお店へ。
私は、カネコイサオ、ワンダフルワールドとも、担当さんの異動があって、それについていっていろいろな店舗をまわって、今は元のお店に落ち着いていましたが、デパートの中のそこは、それとは別のサブのお店として立ち寄ることが多かったです。
自分がアクセスしやすい場所にあったのも幸いでした。

同じ服を売っているのだから、どこでも同じような感じになるかと思うと、これがそうでもなく、お店によって、どの商品をたくさん置くか、全体の雰囲気をどうまとめるか、店員さんの着こなしやお客さんの服装もお店によって雰囲気が変わっていたと思います。
独立店舗が、切り離された非日常的な時間と空間を提供してゆったりした気持ちを与えてくれていたのに対し、デパートの中の店舗は、目にした人が気楽に立ち寄れるフレンドリーな明るさに満ちていて、私はどちらも大好きでした。

いろいろな店舗が閉店してしまったので、顔見知りの販売員さんが集まって、これもまたうれしいところです。

ただ、さすがにもう商品がなく、DMのポストカードの残りなどを好きなだけもらえるようになっていて、その心遣いがうれしい。
ポストカードはフェアや絵型のお知らせなどの節目に出されて、洋服をトルソーに着せたり、いろいろディスプレイした服そのものの写真、プリントの模様だけを柄にしたもの、シンプルな地にロゴなどいろいろで、中にはカタログに出ていないものもあったりしました。
こういうのは捨てられずにあちこちにとってあるので、ちゃんと整理しないとなあと思います。

そんなものを見ながら、大好きな販売員さんとお話をしている最中に、よその店舗からいらした担当さんが、つかつかと近づいて、目の前にざっと広げてくれたものにびっくり。
この、ものがないご時世に、いったいこのベーシックで美しい品々は何事!?(←戦時中じゃないんだから…)

たった今、キャンセル連絡があった品々だということでした。

来るのがこの時間より早くても遅くても、見ることさえできなかったのです。
しかも、好きな形で持っていないもの、消耗品ばかり。
そして、「またにする」はないこのタイミング!

きっとそんなドラマは、この時期いろいろな人が味わったのではないでしょうか。
たまたま他店舗で残っていたものが入荷した時期に、ちょうどお店に行っていたとか、
別の用で行ったときに、リバイバル品が入荷したとか。
後になって、そんなのあったの~ と残念に思った品がどれだけあったことか。
前に書いた、犬も歩けば…状態ですね。

そうして、そういうお洋服は、深い縁を感じられて、その人のもとへ行くのでしょう。
私ももちろんいただいてきました。
記念写真を撮っていただき、2店の荷物をまとめた最後の大きな紙袋を提げて、私はお店を後にしました。
振り返ると、担当さんがそのままこちらを見送っていてくださいました。

どちらのお店でも、挨拶の言葉は、「さようなら」ではなく、「またいつか」であったのですが、
無条件にこの姿を肯定してくれていたお店がなくなり、私はこれからひとりになるのだという気分になりました。
実際には、大勢の人が愛して、これからも着続けると言っている服なのですが。

日付けが変わりました。
今日の夜、残っていたカネコイサオ&ワンダフルワールド、すべてのお店が営業を終了します。

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名残りは尽きねど… その2

机の上に積まれたクリヤーホルダーには、今まで雑誌に掲載された金子功さんに関する記事がたくさんはさみこまれていました。
自分がここの服を買い始めた後のものは大体読んでいましたが、それ以前のものは初見のものが多く、「これが噂に聞くレモンブーケ柄」とか「プロヴァンスすみれの扱いってこんなだったんだ~」とか、ワンダフルワールド創始の頃の様子の記事をたくさん読むことができました。

中には、風呂敷など一般の和調のものを使ってエプロンなどの小物を作って金子さんの服に合わせたものもあり、フルセットだけでなく柔軟な着方を勧めているのがわかります。(歌舞伎の定引き幕の三色を縦パッチにしたエプロンがあった。ワンダフルワールドの羽子板うさぎ柄の時のストールの裏がこの3色パッチになっていて狂喜して買ってきたことを思い出しました。)

中の記事で、金子さんのプリントの色を染めるときの色数について、
7色が最低、12色は当たり前、最高18色
という記述がありました。

以前、よそでスカーフを見ていて、このくらいリアルできれいなら及第点(←えらそう)と思って買い求めたときに、店の人から、「ここのプリントは奈染(なせん)で10何版だかを重ねている」、という誇らしげな説明があり、いつも金子さんのプリントではこのくらいの雰囲気なんだけどな、と思ったのですが、そう感じたのは間違いではなかったようです。

そういう記事やビデオを見ながら、これは持っている、とか、これがほしかったんだけど買えなかったとか、お友達に、あなたこれ持っているでしょ? とか、これって○○と言われていたのよね、とか、この雑誌は切り抜けなくて今でもそのまま持っているとか、お客さんん同士の会話もまたおもしろく、初対面でも思わず話に加わってしまったりしました。

まだ、この店舗の1階がカネコイサオ、2階がワンダフルワールドだった頃、絵型公開は平日で、日曜日に私が行く頃にはあまりお客さんもいなくて、こんな風に椅子にすわって、のんびりコレクションのビデオを見ながら、カタログや絵型を見て、どれにしようかな、とゆっくり過ごしていたのを思い出しました。
日常のばたばたとは異質の、ゆるやかな時の流れ。
これでお茶がついていたら、もう完璧☆(カフェじゃないってば)

店内は、時々撮影会になっていました。
マリエだったり、あるいはマリエとの2ショットだったり。
店長さんは、ご自分が担当されたお客さんの写真や、ご自分との2ショットの写真をカメラにおさめていらっしゃいました。
次々とお客さんがみえるので、ひとところにじっくりいられない感じでした。
なので、1月に採用されたばかりという若い店員さんといろいろお話をしたりしました。
確かに、クリスマスも、コレクションも、一度も経験しないままこのブランドが終わってしまうのは残念なことでしょう。
新規採用があって、その半年後に終了予告が出たのですから、計画されていたものではないようですね。

受け取りにいったのは、グレーのパッチワークワンピースです。
私の基本色はパープルですが、パープル系よりグレー系のほうがパープルっぽく思えたので、パープルとあわせるつもりで選びました。
本当はブラウスの縦ピンタックにほれ込んだので、セットでほしかったのですが、残念ながらブラウスは入手できませんでした。(予約できた方の分がラックにかけてあってうらやましかったです~)
やっぱり自分はこの色にして正解だったと思います。(その感想はまた別に)

ふんわりかさばるのに軽いそのワンピースを、見慣れた白い袋に入れていただき、いつものように入り口までお見送りしていただきました。

秋の日ははや暮れて、横断歩道の向こうの白いお店は、2階のマリエと、その間を動く人が、明かりに照らされて美しく見えました。

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名残りは尽きねど… その1

日曜日、都内のカネコイサオ&ワンダフルワールドへ、最後の予約品を取りに出かけました。

もう、お店には商品はほんの数点、アクセサリーやスニーカーくらいしか置いていなくて、空のラックにはもはやハンガーさえかかっていません。
マリエも4枚すべてに買い手がついたそうで、前回来た時の1枚はすでに買われた方のところにひきとられ、かわりに店長さんの私物、鈴蘭柄の生成りのマリエが飾ってありました。
でも、お客さんは次々と現れました。
みんな、年代もまちまち、思い思いのコーディネートで。
きっと、この方はこの服が大のお気に入りなんだと納得するような着こなしの方ばかりでした。

そう、以前だったら、私は大体、その前に来店したときに購入した服をメインにして服を組み合わせて来店していたように思います。
この前の服をこんな風に着てみましたがいかがでしょう? とおうかがいをたてるようなな感じ。

でも、この夏からはそうでもありませんでした。
買うものが自分の普段の色目と違っていて手持ちのものを合わすのが難しかったというのもあり、あまりしたことがない色の組み合わせで考え込んでいたというのもあります。

で、次にお店に行くことはないだろうという日に何を着ていきたいかとさんざん考えて、私は初めてお店に来た頃の服を選びました。
最初に予約をした服。別の服を買ったために余裕がなくてその柄がほしくて買ったバッグ。そのおそろいの柄の服が新しく開店したお店にどこからか1枚だけ入ってきて入手した服。初めてのモチーフつきのソックス。初めて買った靴。なぜかセールにかかり、同じ形で3色めを買ったコサージュ…
色も私の色。かわいいけれど気負わずにいられるおとなしめのデザインは、いろいろ上下に重ねてみても何かそぐわず、あっさりと着るのがいい感じ。
好きな服も好きな花もたくさんありすぎるけれど、今のこのとき、この花言葉にまさるものはないでしょう。
「な忘れそ」は、デザイナーさんからのメッセージ。
…忘るものかは。

店内で見ることができたコレクション(ファッションショー)のビデオは、
1998年春夏(ワンダフル初めての日本調や金魚、カネコ麦藁帽子と鈴蘭のフェアのとき)、1998~99年秋冬(チベット)、’01~02年秋冬、’05年春夏(ワンダフル チェリー丸パッチ、草原うさぎ)、とマリエに合わせた展開です。

このうち、1998年春夏は、私が唯二見にいけたコレクションなので、とても思い出深く、メモ帳を見ないまま、出てきたものを必死でメモしていたので、よく覚えています。その後のお買い物は大変な量で、ビデオを見ていると、あら、この服はないけどこの小物は持っている(^^;)などと再発見している有様。今でも探しているものまである…コレクションの力、おそるべし。

再発見と言えば、ビデオの日本調のちりめん三又エプロンの掛け方が、わざと裏返しだったり、首の前に掛けるひもがあってエプロン本体は後ろ側にあったりと、こんな着方もあったんだ~ とびっくりしました。(2~3回見ましたが、もう1回見たい)
このビデオだけ音がないのですが、日本調の時の音楽が、「証誠寺の狸囃子」の英語バージョンだったのは覚えています。曲名は担当さんもわからなくて、ずいぶんたってからこの曲の入ったCDを入手できたときは大変うれしかったです(←変なものが好き)。
家で音楽をかけていたら、母が昔よく流れていた曲、と言っていました。

ビデオを見ているうちに、コサージュ作りのプロの方が、マリエに付属していたロングコサージュのからまったのをきれいに直してくださっていました。
極細の針金をくるくるっと巻いた、つる植物のひげのようなものがたくさんついていたために、針金同士が絡まってしまったり、ひっかかってのびてしまったりしていたのを、長い時間をかけて丁寧に1本ずつ巻きなおして、見違えるように生き生きときれいになったのはさすがはプロの技です☆
マリエを買われた方とは別の方のところに、このコサージュはもらわれていくそうです。

今は店内から姿を消した’01~02年秋冬のマリエ登場の場面についていた曲は、「スカボロー・フェア」でした。
美しい結婚衣裳の現れた場に、なぜこの曲をつけたのでしょう。
不可能な無理難題、それをかなえたら、もう一度彼女は自分の恋人になる、と。
それは、二度とは戻れぬ、取り戻せぬ幸せな日々とわかっているのです。

…今、この場のために用意された曲ではないのだけど。

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着てわかる服のデザイン

金子功さん最後の作品のうち、ブロードの無地パッチワークには、私は予約を入れませんでした。
正方形パッチワークは好きですが、私の好みは柄物の色違い同士や、柄物と無地やギンガムのミックスになっているもので(最たるものが、97年秋の薔薇と勿忘草のミックスパッチワークワンピースです。文句なく好みでした。)無地だけのパッチワークはぴんと来なかったのです。
スカートの下の正方形はけっこう大きいし、グラデーションになっている上部の色がちょっと薄すぎる気がして、自分がボトムに持ってくるのはどうかなという感じでした。
サンプルディスプレイでマネキン人形が着ているのを見ての印象です。

でも、パッチスカートを買ってしまったんですよね。
それは、お店の人が実際に着ているのを見たからです。

ハウスマヌカンという言葉は廃れてしまいましたが、
服を売る人がそこの服をまとっているのは、何と理にかなっていることでしょう。
その服が着た時にどうなるのか、その印象を一番表現できるのは、動いている人間なのです。

金子さんの服は、ハンガーにかかっているだけ、平置きしているだけで十分きれいなものもたくさんあります。
特に、美しいプリント類は、クローゼットに並んだコレクションでも、目の保養になるものです。

でも、それだけではない。
着てみなくてはわからない良さ、美しさが確かにあるのです。
絵型ではぴんとこなかった服を着てみてよさに気づいたという人がどんなに多いことか。

「それ、いいですね。」
「サンプルディスプレイのときはぴんと来なかったのに。」

サンプル通りでなく、別のシリーズの赤茶のピコブラウスは、パッチワークの一色と調和して、裾の方にくるにしたがってのグラデーションがきれいでした。
よそゆきでなく、普段に着たくなるような親しげな感じ。
こういう風に着こなせたらという客の憧れを引き出すのが、金子さんのお店の方の大事な仕事。
もともと買う気のなかった客から賛辞を引き出せたのだから、店員さんは面目躍如ではないでしょうか。

何人もの店員さんから、金子さんの服が大好きで、自分でもいろいろ買ってしまい、お給料は会社に返しているようなものだ、と聞きましたが、それを不幸とも思わない人でないとやっていけなかったでしょう。

担当さんが私に合わせてくれたのは、綿ローンのきなりの長袖のブラウス。
フルーツ柄のときに出たものがたまたま入ってきたそうで、袖と身ごろにぐるっとピンタックが入って切り替えがスカラップのもの、はおりものにもOK、というものでした。(縦ピンタック大好きの私にはもってこいの品でした)
長めのブラウスだと、スカートの上部は隠れてしまいますし、隠れない場合も、上に薄い色のブラウスを着るのなら、スカートの上部が薄い色になっているのには何の問題もなかったのです。
むしろ、隠れる部分にも小さなパーツでパッチワークがしてあるのがこだわりでしょうか。
手持ちのいろいろなものを合わせれば表情がかわり、ペチコートとして使えばまた変化がおもしろいでしょう。

もちろん、すべての服がすべての人に似合うわけではなく、他の人が素敵だったからと自分がそう見えるかは別問題であるわけですが(^^;)

なので、4日は、自分が予約したものが入荷していなかったのに、なんだか買い物はいろいろだったなあ、ということになってしまいました(Aラインのペチコートが入荷してたりとか、鶏頭柄の白×赤の羽織を買ってしまったりとか…どうするんでしょ。吾亦紅の誘惑に負けてしまったのです)

明日、お店に行きますが、
たぶん、それが私がお店に通う最後になるでしょう。
私がよく通った2店は最後まで残ることになっていますが、
次の私の休日、もうお店は開かないのです。
本当は今日行くつもりだったのですが、終わりを一日でも遅くと思ったのでしょうか、
潰瘍が出たようで、夜中に体調が激変して、大変な思いをしました。

でも、明日は行かなくては。

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簡単、きれい、かさばらない 製本 ~コクヨ レポートメーカー~

職場では、通常、資料などの製本作業はホッチキスでとじて終わりです。
配られたら、それはさらに、2穴パンチなどを使って自分のファイルにとじこむ(山根式袋ファイルに入れることも)、大体その程度です。

しかし、外部に発送するときに、もう少し見栄えのよいものにしたいと思うことがあります。
それまでは、せいぜい、特厚(135kg)の色上質紙か、ミューズコットンで表紙を作って重ね、ホッチキスどめをした後、製本テープで背張りをする、そんなところでした。
これも、製本テープが曲がったりはみ出したりしないように、不器用だとちょっと気を遣う作業です。

そこへ登場したのが、コクヨのレポートメーカー、製本ファイルです。
これは実にかさばらなくて、袋には5枚入っているのですが、厚さはわずか3~4mm。
フラットファイルなどに比べると、ほんとに5枚入っているのかと考えてしまうほどのかさばらなさです。
(→コクヨのレポートメーカーのページへ)

薄さの秘密は、紙は裏表紙から背にかけての1枚、表はクリヤーファイルに使うような透明なプラスチック素材。
これが、適度な強度を与えているため、紙もそんなに厚くなくていいのです。
紙は、ラシャ紙程度? ミューズコットンほど厚くありません。
どの色も、グレーがかった落ち着いた色です。

この表紙に書類を差しこみ、「STAPLE」と書いてあるところをステープラー(とコクヨは書いてあります)でとじ、その後が秀逸。
表紙を一度外に折り返して、その部分を両面テープで貼り、もう一度元に折り返します。
これを、表と裏と両方することで、書類は、表紙の紙で両側からささえられるような格好になり、その外側の部分から180度ぺたんと開くようになるのです。
(文だけだとさっぱりわからないですね 汗)

うまく考えたものだなあと思います(^-^)
透明シートに覆われた表紙はきれいに見えるし、ここに写真や飾りなどを貼り付けても、とれたり傷んだりすることがありません。
とじたホッチキスは見えないし、できたものは広げて見やすい。
ホッチキスどめだけだと、自分で癖をつけないと開きませんが、表紙の紙を折ったガードが中身をしっかり支えてくれるので、ちゃんと開くのです。
約48枚まで製本可能というのもうれしい限り。(この場合は適応する針のステープラーに変えます)

そして、製本作業はとても簡単で、ストレスがかからない作業なのです。
今回、職場の担当で、26冊まとめて製本しましたが、何も苦になりませんでした。

しいていえば、書類は、いきなりこれに綴じ込むより、先に、2箇所ホッチキスどめをしておく方がずれなくて楽です。製本には3箇所「STAPLE」表示があるので、2箇所にすればそことぶつからない。
この場合は、あまり深くとめてしまうと、針が見えてしまうので、その点は注意です。

サイズが合えば、まとまった雑誌の切り抜きなどを製本するのもきれいでいいと思います。

そして、かさばらない製本のため、発送するのも安い!
A4サイズのタイプなら、クロネコメール便なら80円で発送できますし、冊子状になるので、ゆうメール(冊子小包の新名称)も使えます。

職場でこれを広めた人によれば、一時期出回らなくなったそうですが(リニューアルでもしてた?)、最近はホームセンターなどでも見つかるので、一度知れば愛用する人が多い文具なのかもしれません。

定価は5冊577円ですが、実売価格なら、1冊100円以下になると思います。(A4サイズの場合)

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冬のかわいいふせんあります~口と足で描く芸術家協会の紙製品~

口と足で描く芸術家協会(世界身体障害者芸術家協会)のグッズが届きました。
(→サイト 口と足で描く芸術家出版 ネットショップもあります)。
ここでも何度か書いていますが、特に、かわいい絵のついたふせん、型抜きのふせんやメモは、市販品にはなかなかないカラフルで心なごむものがいっぱいです。

冬物の中からは、こんなものを選びました。
Photo_2

これは全部ふせん(ポストイット)の機能を持っています。
上3種の長方形で1セット(メモステッカー 580円)、下の大きな長方形2種類で1セット(エルステッカー 680円)、どちらも上部に糊がついていて貼り付けることができ、伝言メモとして最適です。

上の赤い丸い紙箱はポップンジョイ(620円)。これは1枚ずつティッシュのようにポストイットメモを引き出すものです。今までは家型とかだったので、丸型は私は初めてです。

その下の細いもの3種類×2セットはマークステッカー(580円)。目印より、ささやかな伝言に使うことが多いです。

その下のが、ここの特徴とも言うべきマスコットステッカー(360円)。イラストに合わせた型抜きタイプなので一番割高ですが、何しろ見た目が一番かわいいので必ずどれかを購入しています。

その他、電話などの伝言メモ(日時、誰が誰に、用件などを簡単に穴埋めできる)、ファックス用紙、正方形のイラスト入りの紙が360枚も行った入ったメモ、ポストカード、ギフトカード、エコバッグなど、バラエティに富んだ商品が用意されています。

その他、お買い得なパックもあり、どの季節にもあるのはバラエティセット(750円)。今回の中身はこんなでした。

Photo_3

なかなかかわいいでしょ♪
肉厚ハンドタオル、ギフトバック、フリーメモは必ず入るものです。
缶の中身はカラークリップです。

さらに、冬場は、クリスマスを意識した福袋箱があります。(1800円)
缶入りだったこともありますが、今回はかわいい紙箱に入っています。
サイトでは中身は秘密って書いてありますが、画像で判断してください。
(福袋なので、中身はいろいろ変わると思います。)
Photo_4

いろいろ入っていてこれはうれしかったなあ(^-^)

送料は、5000円以上は無料(なので複数人でまとめて注文するほうがお得。私は同僚から声をかけられて一緒に注文しています)、それ以下は80円~300円です。
忙しい仕事場で、ちょっぴり心をなごませてくれるグッズ、いかがですか?

【このブログの「口と足で描く芸術家協会」関連記事】

→ かわいい伝言メモ その実力

→ 口と足で描く芸術家協会の製品支持者として

→ 昔のファンシーびんせん その7 はんぱもの

→ お道具箱の中身5 ~付箋その他~

→ 猫もかわいい☆この冬の 口と足で描く芸術家協会製品☆ …2011年冬バージョンはこちらの記事へ

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貸してもらって買う文具

職場の引き出しと机上に文具を相当たくわえている私は、人に文具を借りるという場面はめったにありません。
それだけに、たまに人のものを借りると、おお、これは! とびっくりすることもあり、そういう文具は自分のお気に入りとして所有することになります。

主なものは、自分が苦手とするタイプの筆記具です。
好きな文具は、あれこれ買ってきて使い比べたりしますが、嫌いなものは、とりあえずあるものを使っておこう、とあまり新規開拓をしないからです。

【ぺんてる ハイブリッドボールペン】
まだ水性ボールペンが少なかった頃、人に借りて、あまりの滑らかさにびっくりした製品。
筆圧がないので、ボールペンは嫌いな筆記具で、あれこれ使い比べることもないため気づかなかった。その人も、軽くなめらかに書けるというので愛用していました。
現在もこれの赤は定番で愛用。(仕事で細字が増えたため、黒はハイブリッドテクニカが主流になってます。)

【ぺんてる グラフギアシャープペンシル 0.7mm】
シャープペンシルも嫌いな私はなかなか好きなタイプがなく、ゼブラのラバー軸の100円シャープを定番にしていますが、この製図用シャープペンシルのグラフギアは、人に借りて、やはり書きやすさにびっくりした製品です。
持ち主こだわりの品で、芯が0.7mmで、Bや2Bの濃い目のものを入れてあるためだそうで、その人も複数本使っていて、文具店以外にもホームセンターでも安く手に入ると教えてもらいました。
ぺんてる・グラフギア1000は、芯カバー?がさらに収納できる設計ですが、やや複雑な構造のせいか、ウェストポーチにさしてがんがん使うと壊れてしまい、グラフギア500のほうがシンプルなだけに壊れにくいようです。こういう携帯する場面ではゼブラのほうがよく、グラフギアは机の中に入れ、机上で落ち着いて使うのに向いていると思います。(もともと製図用なんだから当たり前かも)

【パイロット ドクターグリップ ボールペン】
お店か病院か忘れましたが、受付においてあって、持っていて気持ちのいいやわらかさと、なのにしっかり線がかけるので気に入った製品。(どこまでも、筆圧の弱さがつきまとう私)
ただ、ドクターグリップはいろいろな素材のパーツからできているせいか、バッグのポケットにそのままほうりこんでおくと、持ち運んでいるうちにバラバラになってしまうことが何度もあり、これも、机上文具にするか、携帯時にはペンケースに入れるなどしたほうがよいのかも。(そもそもバッグのポケットに直接放り込むのが乱暴なんですけどね。)

先にあげた、「伊東屋レッドクリップ選定商品2008」の中には、こんな紹介文がありました。
こだわり筆記具の「カランダッシュ849コレクションボールペン」の後半部分です。(前半部は快適な使い心地の機能について説明しています。これも製品の良さがよく伝わる文章です。)

この商品は、お客様に褒められる一本でもあります。伊東屋の社員が所持している率が高いため、店頭でサインをいただくときなどにお使いいただくとその場で購入してくださるケースがよくあります

その場面が目に浮かぶようではありませんか。
店員からボールペンを借りて、その使い心地の良さに驚く客。
さすがは伊東屋、店員も並の筆記具は使っていないなあという尊敬。
返しがたく、勧められもしないのに、「これどこの製品なの?」と聞いてしまう。
ほしいというお客にそれが常備してあるコーナーへ案内し、自分の使用感をまじえて自信を持って説明する店員。
数ある筆記具の中で、それを選んだ店員の見識に感心し、客は満足してそれを購入していく。
店員は、自分のお気に入りが客に評価されたことを誇りに思い、いっそうその品に愛着を持つ。…

普通のボールペンよりは高いです(2625円)。 しかし、愛蔵でなく愛用したいと思わせる品質と価格のバランスのとれたものだから、伊東屋の社員さんも大勢使っているのでしょう。

これこそ、私の求める「選定」です。
自分も愛用している良いものを、広く多くの人にも知ってほしいという思い。
それを選んだ社員さんの文具への愛がベースに感じられます。
このボールペンは私もぜひ手に入れたいと思いました。

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伊東屋レッドクリップ選定商品2008への不満

文具王、高畑正幸さんのブログで、文具好きの聖地伊東屋で「RED CLIP SELECTION」(レッドクリップ選定商品2008)カタログが発売されたという記事を読んだので、4日にお江戸に行ったついでに、伊東屋へ巡礼して購入してきました。

商品写真がとてもきれいなのとその割に安価なことはいいと思いますが、その選定基準には少々不満があります。

私は、文具は自分にとっての使いやすさを重視しているので、単なる好みの違いとか、私の基準が世間とは違うというのはあると思います。

でも、自分が及第点をつけなかった、ハイテックC(硬くて目詰まりしやすい)、アラビックヤマト(ボタ漏れする、乾いて出ないなどのトラブルがけっこうある)、ホルダー消しゴムモノワン(期待して買ったのに消しゴムが硬めで普通のMONOのようにさっと消えない)、Vスーパーカラー(普通に文字を書くのにはチップが硬すぎてかすれる)あたりが選定商品に入っていると、なぜこれが数ある文具の中から選ばれたのかな? と思います。
ロングセラーやベストセラー、新製品だからという理由だけで入っているわけではないと思うけれど、他にもっと使いやすいのがあるのになあという不満。

こうやって書いてみると、私は かたい ものが嫌いのようです。筆圧が弱いので、字もなでるように書き、消しゴムもそっと消す。筆圧をぎゅっとかけて書く人には先もつぶれずちょうどいい硬さのものが、私には字を書くのに無駄な力がいるとみなされています。パイロットの製品は、割と硬めな書き心地で、他のマーカーも字がいつもうまく書けずにいるので、Vスーパーカラーの新しいインクの良さ(たとえばペットボトルにもきれいに書けるのりのよさ)より、字を書くマーカーとしての使いにくさを先に感じてしまうのです。
(かたくてもOKなのは、ぺんてるのハイパレイザーくらいです。これは砂消しゴムなのでかたくないと困る。これは選定されていてお気に入りです。)
きっと、多くの人に支持されているから登場しているのだと思いますけれど。

自分が聖地の教典と違う嗜好だとわかって、異端になったようで悲しいのかも。
中学生のときに、文房具のいろいろな雑誌や本でその商品が紹介されていた伊東屋のものは、ぴったり自分の嗜好に合うものだったという過去があるだけに。

たとえば、DUXの真鍮の鉛筆削り器、プラスチックの正方形に近いレターオープナー、ドイツのカラーゼムクリップ、ぶらさげタイプの金属を黒く塗ってあるレタースケール…みんな近所では手に入らず、紹介の写真や文章を読んで、憧れて伊東屋へ行って手にいれて、そのままずっとお気に入り。
ちょっとしゃれていて、でも機能をしっかり備えた小物文具たちに、はずれたと思ったことはなかったのに。

それと、これが選定されていることに、とてもひっかかりを感じています。

グラフフォンファーバーカステル パーフェクトペンシル スターリングシルバー
値段  57,750円。

これ、鉛筆です。
カタログにはきちんと説明がないのでわかりませんが、伊東屋のサイトで見ると鉛筆は3本ついているようです。(でも、胸ポケットにさすタイプなので、普通の鉛筆より短い)
正確には、高いのは鉛筆よりも、シャープナーつきのキャップみたいですが。
このタイプの替え鉛筆は5本で6000円のようです。1本1200円(それでも十分高いが)。
で、その他の部分が5万円以上するわけです。
鉛筆を胸ポケットにさして携帯するための機構が完全に備わっているということのようです。

でも、鉛筆って、万年筆と違って消耗品なわけで、基本的にメモや下書きを書くもの。
消せるのでサインや公文書には使えない。
それ1本で筆記がまかなえるような万能選手ではありません。
それに、57,750円も払って持ち歩きたいと思うのは、こだわりも極まったりというところです。
個人的に趣味を極めるのはかまわないと思うし、そういうこだわりの品を置いている伊東屋をアピールしてもいいと思いますけど、
このカタログは「選定商品」じゃないんですか?

「銀座・伊東屋がお客さまに使っていただきたいと考える
 たくさんの文房具の中から、特に自信を持っておすすめできるものを厳選し」

と、カタログに選定理由が書いてあります。
鉛筆では、伊東屋のイートン鉛筆、ファーバーカステル9000番鉛筆、ステッドラーマルス ルモグラフ製図用高級鉛筆、三菱鉛筆ハイユニ、トンボ鉛筆モノ100 がラインナップされています。
これらが「選定」されるのは納得しますが、世間一般が、5万円の鉛筆の価値を認められるかは大いに疑問です。
こういうものは、「伊東屋こだわりの逸品文具50選」とかで、別に紹介すべきものではないんでしょうか?

なのに、商品説明には、

「特に30代以上の男性の注目度が高く、大切な方へのプレゼントとしても人気の商品です」

…伊東屋って、庶民は相手にしていないところなのね~ って、いきなり突き放される感じです。
「価値がおわかりにならない方は対象外」みたいに。

パーフェクトペンシルの中ではこれはもっとも高いタイプで、もっと安いものもあるし(安いといっても通常よりは相当高いけど)、他の鉛筆を差し込んで使えるタイプもあるようです。(5万円タイプは鉛筆の硬さがBしかないので、他の硬さを使いたい人にはパーフェクトじゃないと思うし)

なのに、店頭で、「このタイプが大切な方へのプレゼントにおすすめですよ」と言われたら嫌だな、と思う。
「やっぱりスターリングシルバーじゃないとね」なんて人ともつきあいたくないと思う。
もらっても困る。使えない。

だって、私は5万円のフェリシモカラーミュージアム500色色鉛筆(当然ながら鉛筆は500本あります)が買えなかったくらいの庶民なんですもの。(買えたのは、後に英語バージョンが期間限定で半額で頒布されたからです。)

うまくいえないけど、
多くの文具はいとしい消耗品。
いくら良いものでも、大勢の人が納得する値段の目安は、やはりあると思います。
そこは無視しないで「選定」してほしいと思います。
(パーフェクトペンシル愛好者の方に喧嘩を売っているつもりではないので、お気に障ったらすみません)

↓パーフェクトペンシルをテストした方のテスト結果が出ています。
「パーフェクトペンシル」の謎を解け

↓選定についての関連記事はこちら
貸してもらって買う文具

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ソックタッチは死なず

金子功さんの最後の作品のサンプルを見にいったときに、秋物のボーダー和柄(赤×パープル)を着ていきました。
日本調には合わせる小物はそれなりに持っていて、このときは、靴は貝合わせの赤、ソックスは以前に出たの紅葉のモチーフつきのものにしました。このソックスは、モチーフがいっぱいついているためソックスと思えないようなべらぼうな値段でしたが、セールにかかったのをいいことに3色ゲットしたのです。

ところが、家を出て早速問題点が。
ここのバレーシューズはきつめなので、貝合わせの靴は一つ大きなサイズを買ったんですが、珍しくつま先がやや開いた木型だったために、私の足にはゆるい。
ソックスの方は、モチーフがついているためにすぐずり落ちて、くしゅっとなってるだけならいいけど、透かし編みで締め付ける力が弱い上、丈はハイソックスより短く(金子系の標準)、靴がゆるいためにかかとがすぐにずれて靴の中にたまってしまいます。
これでは歩くことができません。
(前にこの靴を履いたときにはそこまで感じなかったので、そのときは厚めの靴下だったのかも。)

で、お江戸について一番最初に、まず靴売り場で状況を説明して、中敷を選んでもらって買いました。
これでだいぶ緩和され歩けるようになりましたが、ソックスのほうはいかんともしがたい。
ソックス売り場も見てみましたが、ソックタッチは売っていなくて、文具売り場が近くにあったらアラビックヤマトで貼り付けようかと思ったんですが(←乱暴)、一応それは実行しないで不自由なまますごしました。

ソックタッチって、発売当時は私は見向きもしない商品でした。
当時は、ソックスとハイソックスの中間の丈のソックスがはやりで、「アイビー」と呼ばれていました。
もちろん、中途半端な丈なので、すぐにずり落ちる。
これをずり落ちないように、ロール式の糊のようなものでとめる商品でした。

でも、当時の私は、ソックスは断然三つ折が好きで、まったく流行を無視していたので、一度も使ったことがありません。
アイビーソックスは、校則で、ワンポイントまで、とか、ライン1本まで、とか細かい規制が入って、それでも衰えない人気に、「ソックタッチを使うと皮膚ガンになる」なんて根も葉もないことを大人が言ったりしていました。

先ごろ、ルーズソックスが流行したときに、ソックタッチも息を吹き返したと聞いたのですが、ブームが去ってしまうと靴下売り場にも見当たらない。
帰ってからネットで調べてみたら、こちらではいろいろ見つかりました。
私が購入したのは、ケンコーコム取り扱いの、スーパーソックタッチ
どうせなら、しっかりとまるほうがいいわよね、ということで、一番粘着力の強いタイプにしました。

で、その次のときは靴下をソックタッチでとめていったんですが、見事に、一日中靴下のことは気にならなかった!
これならモチーフつきでも全然気になりません。
さすが、ロングセラー、競争の中で生き残ってきた商品ってことだけはあります。
カネコ関係の靴下の引き出しに、ソックタッチもおさまることになりました。

今の靴下の流行の様子では、ソックタッチはあまり需要がなさそうですが、商品の感想の中にはニーソックスに使うという人もいたので、靴下丈によっては必要な人も出てくるかなと思います。
冬の時代もあるかもしれませんが、生き残ってほしい商品です。

ワンダフルワールドの最後のソックスは、透かし編みで、珍しくハイソックス丈でした。
最初にお店にあるだけ買って、その後も、たまたまの入荷などで見つけると買っています。
ロゴの入った薄葉紙で作ったソックスの大きさの袋に入れてくれたときにはびっくりして、
この薄い紙を貼って作ったんですか~! と言ったら、お店の人が、「暇で、暇で」とおっしゃってました。(そのときは商品が全然ない状態でしたので)
あの薄い紙、コサージュケースに入れるくらいしか使い道が思い浮かばないのですが、どなたかいい利用法をご存じないですか? (それ以前にすぐ破けてしまうのですが 泣)

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青山店で金子功さんのマリエ展示

現在、カネコイサオ&ワンダフルワールド青山店の2階で、金子功さんの過去のウェディングドレスを展示しています。
洋服が1階に集まってしまい、2階ががらんとして何もないような状態になってしまっていたので、これはとてもうれしいはからいです。

日曜日に展示されていたのは、

・カネコイサオ ‘98年春夏コレクション  花柄総レース、ジクザグ切り替えの細身のドレス

・カネコイサオ ’01~02年秋冬コレクション シルクの細身のマーメイド 綿帽子のようなフードつき(カタログの表紙になってました)

・ワンダフルワールド 民族調のどれかのときのの片袖脱ぎのファーつきキルティングコート(ジャケット?)のついた サテンリボンでできたサッシュリボンと裾にも結びリボンがたくさんついたピンタックの多いドレス

・ワンダフルワールド  総ピコフリル、頭の三角のストールも総ピコフリル、編み上げリボンがついたボリュームのあるドレス。

の4点でした。色は白~きなりです。(年代のわからないものはすみません)
販売もしていて、カネコの2点は既に売約済みとか。
また、展示品が入れ替わるかもしれないそうです。

コレクションに行っていても、ほんの少しの間しか見られないし、カタログの写真でも全体がよくわからなかったりするので、間近でぐるっと見られてとてもうれしい。
コレクションのしめくくりの、一番気合の入った1点もの。
職人技のものすごさを見ることができるめったにない機会だと思います。

ただ、おそらく、今までにも何人もほしいと言う人があっても譲らなかったドレスが、こうやって人のもとへと行くのを知ると、本当に終わりにするんだなあという事実がぐっと迫ってきて、切なくなるのも確かです。

よそのお店でディスプレイされていたという大量のカメリアのコサージュが棚を埋めていました。これも、以前のマリエにとめられていたものだそうです。
(そのドレスが出ているカタログは持っているんですが、年代が書いてありません。1995年の春夏? カネコとワンダフルで1冊になっていて、カネコが木の実ブーケ柄、アンティック小花柄など、ワンダフルがリボンとブーケ柄 綿勿忘草柄 などが出ているもの。ドレスは、上半身がカメリアのコサージュで埋められています)

また、過去のコレクションビデオを見ることができるようにもなっています(そのときは1本のみでした。)

それぞれの思いにゆっくり浸る…先を見ることができないので。

カネコイサオカードは使えなくなりました。
本社のHPは、簡潔に、HPも11月30日をもって終了、と今日告知していました。

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通販生活の金子功さんのワンピース、来ました

カタログを見て気に入ったのはグレーでしたが、寒い時期の改まった場面では黒の方が必要だな、と迷い、結局両方注文しました。
「通販生活」は定期購読しているけれど、普段なら絶対しない、こんな贅沢
だいたい、「通販生活」は、よいものが出ていても全般的に高いので、あんまりいろいろ買えないんですよね。ほしくても保留にしているものがけっこうあります。

ネットのオーダーフォームでは、サイズにかかわらず、黒もグレーも、入荷は「11月中旬」になっていましたが、黒の方が先に来て、グレーの予定は「11月中旬」になっていました。
(注文したのは、本来のカネコイサオの長さのトールサイズではなく、少し短いM~Lサイズです。)噂通り、グレーの方が品薄なのかもしれません。

でも、本誌でなく同封のチラシ(数が少ないものは本誌にのらずこうなる)で、「伊藤エミのファーコート」が、限定で「ブラック 6000着、ブラウン 4000着」となっているところを見ると、本誌にのっているものがそんなに希少生産になるとは思えないのですがどうでしょう?
(丸山敬太さんの「花刺繍カーディガン」は手刺繍だからそんなには作れないと思いますが)。
金子さんの服では、「この色柄のこの形の服は1着しか生産されなかった」「全国で10枚あるかないか」「サンプルのみで販売されなかった」なんてのも珍しくなかったので、既製服の標準生産数がさっぱり理解できない私なのでした。

名前は「発熱フリルワンピース」なんですけど、衿はピコフリルではなくフランスレースが段々についているのでやわらかく、襟ぐりは大きめなので、首が埋まるような感じでもなく、すっきり見える気がしました。
Photo_2
サテンリボンは結ばない状態で包装されてきます。
脇ファスナーで、すっきりしたラインのせいか、うまく着られないときの着方も図解してあって、おもしろいなあと思いました。

首のところの「KANEKO ISAO」のタグはいつもどおりですが、品質表示タグにはいつもの型番はなく、「製造㈱カネコイサオ」でなく、「ロザース㈱」と書かれています。ライセンス商品みたいな扱いと考えればいいのでしょうか?

今まで、冬の黒は、ワンダフルワールドのポリで大きな白衿がついたAラインワンピースに長袖を重ねたりしていたんですけど、これでもう少しあたたかく過ごせそうです。

ゴージャス系が好きな人には物足りないかもしれませんが、私は気に入りました。このタイプ持っていないし。
後から来るグレーも楽しみです。

金子系に興味はあるけど、という人のとっかかりにもいいと思うのですが、気に入ってもらえても、ブランドがなくなってしまうんですから…かなしい。

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2万アクセス ありがとうございます

多忙が続いて放置気味になっていますが、過去に書いたものもいろいろ見ていただけてありがたく思っています。

最近4ヶ月のページ別アクセス数のランキングは以下の通りです。(その前のトータルが出ないので)

1 トップページ
2 折り紙(カテゴリー)
3 ファッション・アクセサリ(カテゴリー)
4 文具~書く・消す・描く~(カテゴリー)
5 バックナンバー 2007年5月
6 昔のファンシーびんせん その6 コクヨ
7 June系(カテゴリー)
8 文具~貼る・はがす~(カテゴリー)
9 金子功さんがデザイン活動を休止されるそうです
9 百円商品(カテゴリー)

意外なことに、記事よりカテゴリーが上位に来ています。6個ですから過半数。
何かの記事を検索で探してきて、ついでに、関連も見てくださっていったのならうれしいですね。
文具の「書く・消す・描く~」や「貼る・はがす~」の中身の記事は、特にどれがよく検索されたという覚えもないので、地道にポイントを重ねた結果といえるかも。

6の、コクヨのびんせんの記事は、紹介していただけたため。
3と9の金子功さん関係は、時事もので。(私も熱心に探して見ています、この関連)
最近、服の話ばかり書いている気もします。たぶんもうしばらくは…(←看板に偽り…)

しかし、特にとりあげられもしないし、時事ものでもなくて、2位にきている折り紙っていうのはなんかすごい。(紙そのものと、折り方の両方を含んだカテゴリーです)
単色折り紙は今でもよく検索されますから、探している人が多いのでしょうね。
なぜか、薬の包み方とウルトラマンの折り方もよく検索されます。

気になっているのが、「ジスマーク」で検索されることです。(検索ワードだとなんと4位です。カネコイサオ、折り紙、文具 の次ですからすごい★)
(ジスマークのついているものを探す、とかいうのに使われているのかな?)
コーリン鉛筆のデザインを説明するために、ジスマークがついていると書いているのですが、これで来る方がよくいらっしゃいます。
で、気がつくと、手持ちの鉛筆にはジスマークがなくて…いったいいつなくなったの~?
昔の鉛筆には確かについていましたよね。
ジスマークのデザインは、シンプルで邪魔にならず秀逸だと私は思うのですが。
(追記 ジスマークについては、コメント欄に早瀬かをるさんのコメントあり)

ここを書いている余裕がなくて、ときどき沈黙していたりしますが、またお気が向かれましたらおいでくださいね。

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