釣具屋は素材の宝庫☆ ~金魚袋のビニールひも 追記~
以前の「君の名は? ~金魚袋のビニールひも~」で、コメントをくださったありさかさんが、釣具として金魚紐と同様の紐をお探しだったので、釣り具屋さんも一度のぞいてみよう、と、先日そばを通りかかったので寄ってみました。けっこう大きな店なのですが、用がないので今まで一度も行ったことがなかったの。
しかし、ここ、大変な素材の宝庫なんですね☆
色とりどりの疑似餌は、イカみたいにびろびろと足がついているのやら魚めいたのやらと造形のおもしろいものがわんさか。蛍光ビーズだの、色とりどりのテグスだの糸だの、本来は何に使うのかわかりませんがアクセサリーとか衣装のパーツななんかにしたらおもしろそうなもの満載。
しかも、梅鉢皿だの、漆各種だの、クリスタルレジンだの、このあたりのホームセンターでもそんなに置いてないぞと思う材料もばっちり売っている。(魚拓とか標本のためでしょうか?) 小物整理用品も各種あり、すごいぞ、釣具店。
刃物コーナーの充実ぶりには思わずくらくらするほどでした。どうしてこんなにたくさんのはさみが売っているんだ! 携帯用のキャップがついたもの、折りたためるもの、他の工具と兼用のもの、眉毛とかも切れそうな繊細ものまで。珍しいなと思ったのは、爪切りのような形のはさみが何種類もあったことです。一般文具店ではあまりないですよね。
刃がしまえるタイプを購入してみました。
上は「ワーキング シザー」(TAITO)、下は「プチリガーNS46S」(Daiwa)。
どちらも、日本の糸切りばさみのような構造です。ワーキングシザーのほうは、ポケットなどにさせるクリップがついていますが、スライドで刃が飛び出た場合にはちょっと危ないかもしれません。プチリガーの方は、ひもや鎖などを通す穴がついています。刃がちょっとしか出ないので、むしろ糸など切る場合には使いやすいかも。
で、かんじんのビニールひもですが、手芸用には少々太いものの、ありさかさんがお探しのタイプかなあというものはありました。
「N.T.カラミ止めパイプ Vinyl Pipe」内径0.6mm Fishing TOHO 赤 111円(あれ、m表示がないや、これ)。 中空で、濃い目の赤ですが、一応下にものを置くと透けます。これでほぼ1mmだと思いますが、他に、内径 0.8mm 1.0mm 1.5mm 2.0mmがあり、カラーは赤の他に、透明と蛍光イエローがあります。全部は置いていなかったけれど、生産していれば手にいれる機会はありますよね。
しかし、ここにもピンクの金魚ひもはなかったのが少々残念。それに、もう少し細いのが私は欲しい。
でも、いい素材を売っている店が見つかったからうれしいです^^♪
【このブログの追加記事】
→ 昔のビニール手芸の材料 ~金魚袋のビニールひも 関連~ … 昔のビニール手芸の本から、ビニール紐の種類や名前についてわかったことを書いてあります。
→ GETした金魚ひもは外国生まれ ~金魚袋のビニールひも4~ … ヘアアレンジのビニールチューブで、ほぼ金魚ひもと同じタイプのものを入手したので、その紹介。チューブ状ではないカラフルなビニールひもも合わせて紹介しています。
→ ビニールひもの編み方の参考本 ~金魚袋のビニールひも5~ … ビニールひもの編み方の図解が出ている本の紹介です。ビニール手芸を扱っているレトロポップベビーのご店主のコメントもいただいています。
→ オルゴールメリーのエッセイ ~金魚袋のビニールひも 番外~ … レトロポップベビーさんのビニールひもキット作品のベッドメリーから思い出したエッセイの話です。
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コメント
このビニールの紐、知人が手まりを作りたいとの事でずっと捜していたのですが、手芸店にもなく、商品名も分からなく、諦めかけていたところ、こちらで知りました
こちらの記事を見つけなければ、永遠に分からず仕舞いでした。
釣り具だとは驚きです!!(゚ロ゚屮)屮
ありがとうございました
投稿: まなづる | 2009年2月27日 (金) 09時56分
まなづるさん 初めまして
おいでくださった上、コメントまでありがとうございます。
金魚ひもを探しておいでの方はこのごろ多くて、昔の手芸が「オカンアート」などと取り上げられたりしているせいかなと思っています。
かごや手提げ袋やマスコットやブレスレットなどはよく聞きますが、手まりに使われるというのは初めて聞きました。
まだまだ可能性がありそうな素材ですね。
ラッピングなどに使ってもきれいだと思います。
手まりのどの部分に使われるのかによりますが、芯の、通常しつけ糸などを巻いていく部分だと、釣具店のものでは割高になるかもしれません。
飾りの、通常刺しゅう糸などで刺していく部分ならいいのですが、その場合は釣具店のものでは色が限られるのが難点ですね。
金魚ひものことは調査中で、現在、昔のマスコットの現物、ビニール編み手芸の本(かご、バッグ、鶏などの作り方)はそろっています。
ひもが買えるところもわかっていて、ロットが大きいためまだふんぎりがつかないのですが、遠からず取り上げる予定です。
お急ぎの場合は、金魚ひもの製造元のハヤセ株式会社http://www.hayase-kk.com/catalog/tube/tube.htmlにお問い合わせください。
通常の金魚ひものほか、チューブの中に糸の通った「オパールヤーン」もあります。
卸売りはしていないそうで、直販のみ。個人にも販売してくれます。
1色が100メートル単位の販売になります。
詳しくは、会社のメールフォームから問い合わせることができます。
投稿: けふこ | 2009年2月27日 (金) 21時11分
ご丁寧に教えて下さって、ありがとうございます
紐は表面のデザインにのみ使うものと思われます。
ただネットで調べた限り、けふこさんの仰るとおり、
釣具屋さんにはカラーバリエーションがあまりないようですね
ハヤセさんの方にも一種類だけなのでしょうか…。
とりあえず、知人に教えてあげます
投稿: まなづる | 2009年3月 1日 (日) 20時11分
まなづるさん こんばんは
ハヤセ株式会社のものは8色くらいあったと思います(今、問い合わせたものがどこかに紛れてしまって正確にわからなくてすみません。赤、ピンク、黄、白、青、緑、透明、黒あたりだったかなと)
ロットを満たせば他の色も作ってもらえると思いますが、個人では大変かもしれません。
前の記事「君の名は? ~金魚袋のビニールひも~」で、ありさかさんから教えていただいた、「ルームエイチ」に現在注文を出しています。http://www.room-h.com/tube.html
こちらの方が色数が豊富だと思います。(手芸用品としておもしろそうなものもあり)
品物が来て、金魚ひもと同じタイプでしたらまた記事を書きますのでお待ちいただけたらと思います。
投稿: けふこ | 2009年3月 1日 (日) 20時29分
まなづるさん
金魚紐とほぼ同じタイプのビニールひもを入手しましたので、記事を書きました。
「GETした金魚ひもは外国生まれ ~金魚袋のビニールひも4~」
http://book-stationery.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/get-78f6.html
よろしかったらご覧ください。
投稿: けふこ | 2009年3月 8日 (日) 20時23分
けふこさん、初めまして。こんにちは。ブログ楽しく拝見しています。
先日、インターネットオークションで、昭和レトロ・ビニール編み買い物籠を買いました。商品が届いてみると、古いものなので、ビニール紐が劣化している部分があり(安かったので文句は言えない)、その部分を取り除き、自分で修理しようと思いついたのです。
「籠の修理には、直径2mmのビニール紐が2種類必要。探せばすぐ見つかるだろう」と、軽~い気持ちで、インターネットで紐探しを始めました。しかし、けふこさんがブログに書いておられる通り、欲しいと思う物に行きあたらないのです。ビニール紐、ビニールチューブ、ストロー、果ては、極細ホース、思いつく限り検索してみますが、どれもダメ。あれこれ見ているうちに、ビニールヤーンという呼び名があるらしいということが分かり、けふこさんのブログに行きつきました。
けふこさんのブログを拝見して、釣具屋が、ビニール素材の宝庫ということを知り、早速行ってみたところ、ホントにありました。TOHOさんというメーカーの、絡み止パイプ。「あ~、これこれ~。これが欲しかったのよ~」と、ピンクと透明、2種類購入して、そそくさと帰宅。
家に帰って、レトロ買い物籠の修理。劣化していたのは、赤と白のアベックパイプと呼ばれる物で、買い物籠中央部の3段分です。TOHOさんのピンクと透明の絡み止パイプで、編んで行きます。プチビニール手芸、楽しいですね。ホントどうして廃れてしまったんでしょう?ときどき、「あ~、編み目が飛んだ~」と、間違えたりしながらも、修理完了。可愛く再生すると、愛着も増します。
今回は、けふこさんのブログのお陰で、レトロ買い物籠の修理が出来、またそれが、より一層楽しくできました。ありがとうございました。これからも、手芸女子の心の寄り所となる楽しいブログをお続けになって下さい!
投稿: ヒサコ | 2014年8月17日 (日) 11時03分
ヒサコさん 初めまして
コメントをありがとうございます。
もう6年も前の記事ですが、お役に立てたようでうれしいです。
ピンクは私が見た時にはなかったのですが、私が見た時よりバリエーションがあるみたいですね。
未だに手に入りにくいというのもどうかと思うのですが…素材系や手芸の店で扱ってほしいものです。
ブログを全然更新していないので申し訳ありませんが、またいつかお目にとまればうれしいです。
投稿: けふこ | 2014年8月20日 (水) 17時29分