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2008年7月

「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その4 ステーショナリー タニィによる調査

「『ノンボテ』ボールペンを調べてみたら…その3 本棚を探してみたら…」の続きです)

「ノンボテ」調査を始める少し前、検索で偶然見つけた文具店ステーショナリー タニィ TaniyのHPを、私は大変気に入っていました。

ステーショナリー タニィは、店舗を持つ文具店で、HPは、新製品の紹介や店舗情報を載せるためのもののようでしたが、そこに併設されていた「文具辞典」を作った動機に目を見張りました。

今般、文具の種類が増えたこともあり、お客さまのお問合せの度に、各メーカーのカタログ・HPで調べるのに時間が掛かってしまいます。
なるべく、お客さまをお待たせすることの無いように、商品の種類をメーカー別に整理しておこうと思い立ちました。少しずつ増やしていきますので、気長にお付き合い下さいませ。(但し、文具メーカーの取扱いの商品に限らせて頂きます。/おもちゃメーカーの商品や¥100-ショップの商品、ディズニー等のキャラクター商品は除かせて頂きます。)

いいなあ。こういうのって^^

店側が「客が無知だから啓蒙しなくては」という上から目線でなくて、「お客さまをお待たせすることの無いように」ですもの。

「文具辞典」は、他メーカーの同等品がわかる構成で、いろいろなメーカーの商品を扱うお店だからできるもので、これはメーカーにはのぞめません。
特に各社の学習帳の比較の項目は詳しくて、こういう普通で地味なところに力を注いでいるステーショナリー タニィが大好きになりました。

で、早々と左サイドバーにリンクを貼ってしまい、事後承諾でリンクの許可をいただくメールを書いて、快諾をいただきました。

そのお礼のメールを書いたときに、何気なく追伸で、

今、私の知人のブログで、
20年以上前くらいに「ノンボテ」という国産で加圧式の使い捨てボールペンがあったという話題が出ています。
ネットや持っている昔のムックなどを見ても見つからないのですが、
加圧式といえば、スペースペン、パワータンク、エアープレスくらいしか取り上げていないので、そんな製品があったのなら知りたいと思っています。
たぶん、すぐに消えてしまった商品ではないかと思っています。
(名前負けしてボテていたらしいので)
この製品にお心あたりはありませんか?

それだけ書いたのです。
もちろん、正式の依頼ではなく、文具に詳しい方に聞いたら手がかりがあるかもしれないな、という軽い気持ちでした。

しかし、翌日(10日)の返信で、「ノンボテ」の正体、翌々日(11日)の返信で当時のボールペン事情、さらに15日には商品の画像、後日、当時のカタログコピーまで、ステーショナリー タニィの調査力はものすごく、最初のメールでうなった私は、もう、うなりっぱなしの状態でした。(この調査力の秘密は次回に♪)

【ノンボテ】の正体(三菱鉛筆のカタログ 及び お客様相談室の回答より)

正式名称: 「エアペン」 ( 「NONボテ」 は愛称。軸に印刷してある)

発売元: 三菱鉛筆

発売年: AP-50(1971年)
      AP-106(1974年)

価格:  AP-50  60円 使い捨てタイプ
     AP-106 150円 ステンレスチップ カーボンインク採用

仕様: 0.7mm芯

いくつかあったようで、カタログでは「黒のみ」であったAP-106も、青や赤が後にできた(画像あり)。当初のカタログではどちらも尾栓を完全に溶着した使い捨てタイプのみだが、後のAP-106は芯交換ができた模様。

特長:

・曳糸性抜群のインク使用(余分なインクはインクの性質でまた軸内に引き戻されボテがなくなる)

・空気2気圧の加圧式(ボテ減少、上向き筆記可能、逆流なし)

・経済的(ボテ漏れ減少のため。筆記距離1500m 従来の1.5倍)

・無重力の宇宙空間や水の中でも書ける

画像は以下のものです。

まず、AP-50の「エアペン(NONボテ)」。使いきりタイプ60円のもの。

Airpen50_2 

軸に「NONボテ」と書いてあるのがわかるでしょうか?

Airpen50_3 みゃ~さんのご記憶にある通り「六角軸」で、ここにはありませんがカタログ写真では「先端部は真鍮色の固定」でした。
ボディの色はインク色のようですが、文字印刷部が白なので、そちらの記憶がまさったのだと思われます。

さらに、AP-106のほうは

Airpen150

Airpen150_2 こちらのほうは、文字の書いてあるところもインク色になっています。

【ステーショナリー タニィの「専務」さん 談】(「専務」さんについても次回)

1960~70年当時の油性ボールペンは、ペン先のボールのかみ合わせが大きかったため、ペン先を下に向けておくとインクのボタ落ちが当たり前で、書く前に、一度別の紙にペン先をすべらせて、ペン先のインクをぬぐってから書き始めていた。
フィッシャー社が圧力をかけて無重力でも使用できるボールペンを作ったことにヒントを得て、三菱でも圧力をかけてインクのボタ落ちを防ぐボールペンを作り、それが「ノンボテ」だった。
しかし、実際はそれでもインクはボタ落ちした。

さらに、三菱鉛筆から出た加圧式ボールペンは、ノンボテだけではありませんでした。

「その3」であげた「スペースラブ」(1982年発売 GL-100 100円) も、金銀のあの「メタボ」(GL-100 200円)も、実は加圧式だったのでした。(しかも、メタボは国産初の金・銀ボールペンだった)

【ステーショナリー タニィの店長さん 談】

「スペースラブ」はそんなに性能に問題もなく10年以上作られており、82年当時は「圧力式のボールペン」とか「インクがボタ落ちしないボールペン」とかいう機能の指名買いが多かった。(他に、ボールを2個入れてインクの逆流を防ぎ上向き筆記ができる ゼブラの「ツインボール」もあり、こちらの方がよく売れた)
当時の油性ボールペンは50円が主流で、スペースラブツインボールはけっこう高いボールペンだった。

とは言っても、スペースペンとは比べ物にならない安さですよね♪ (三菱鉛筆の加圧式ボールペンは、後で整理して書きたいと思います。)

こんな回答ができるステーショナリー タニィ …そこには文具を愛するプロの「人たち」がいたのです。(続く)

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→ 「ノンボテ」を調べてみたら その5 プロの記憶とレファレンス 

 関連記事は、 カテゴリー シリーズ:ノンボテ&ケルボ へ

→ カテゴリー シリーズ:ステーショナリー タニィ へ

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「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その3 本棚を探してみたら…

「『ノンボテ』ボールペンを調べてみたら… その2 引き出しを探してみたら…」 の続きです)

昔は、文房具が紹介されているムックや雑誌を眺めて、地方の私は「いつかこれを買いに伊東屋と丸善に行くんだ~」と憧れていたものです。
Photo

『文房具の研究』(中央公論社 別冊暮しの設計)が行方不明なのは残念ですが、他の手持ちの本の中にノンボテや加圧式ボールペンが出ていないか調べてみました。
(ついでに、おもしろそうなものを拾ったら話があちこちにいってしまいました。すみません。)

A 『文房具図鑑』 (ステレオサウンド別冊 1984)
B 『文房具の魅力』(中央公論社 1985)
C 『モノ・マガジン 4月号』(KKワールドフォトプレス 1985)
D 『文房具大図鑑』(ワールドフォトプレス 1998)

結論から言うと、これらの本の中には、ノンボテは出てきませんでした。(残念)
ただ、いくつか気になる商品がとりあげられていました。

A 『文房具図鑑』の中にあったもの
スペースラブ(三菱鉛筆)…画像 上から3本目
「スペース」という語感が気になるけれど、プラスチックの真っ黒なボディは商品名さえ読めず(泣) 100円池袋店 としかデータがない。(後に、ステーショナリー タニィから、このボールペンも今回重要な位置をしめることを教えていただきました。)Photo_2

ケルボ(ペーパーメイト)…画像 上から2本目の黄色のもの
おお~ありました♪ 消しゴムで消せるボールペン。ミディアム1mm。500円(西武池袋店) ペーパーメイトのロゴは、クリップの金属部分に刻印してあります。←けっこう高い。Photo_3

・スペースペン(フィッシャー)…3種類紹介
☆真空でもペン先を上に向けた状態でも書けるボールペン。980円。(ソニープラザ) 画像 上から2本目の水色のもの☆宇宙空間で使えるように作られたボールペンだから、地球上の環境ならまずどんな所でも耐えうるヘビーデューティーさがうれしい。5000円と2500円(西武池袋店) 画像 上から3本目(5000円)と4本目(2500円)Photo_9

ラジボー(セーラー)…ボールペンについにラジオが付いてしまった! いつどこでもラジオ放送が楽しめちゃう。ラジオを聞きながらメモを取るなんてもうお手のもの。AM1バンドで、5000円。他にイヤホーンをグレードアップした6000円、8000円のものもある
Photo_5

…ええと(^^;)
「ケルボ」とか「ラジボー」とか、ボールペン製品は何でも「~ボ」とか「~ボー」が愛称なの?
(というか、ラジボーはすでにイロブンの領域ではないのか? と思うのですが、Cの『MONOマガジン』では、ラジボー3種類全部を写真つきで紹介している熱の入れようです。)

しかし「~ボ」族には、さらにその上をいくツワモノがいました。

それは、B 『文房具の魅力』、C『モノマガジン』に紹介されていた三菱のボールペン、
 「メタボ」 M・E・T・A・B・O
Photo_10 

…まだ、メタボリックシンドロームなどなかったころ、「メタボ」はボールペンだったんですね。(画像は「モノマガジン」のもの)
「メタリックインキの金と銀があり、紙だけではなく、革にも書ける/200円/伊東屋」
なかなか高級なイメージなのに、今となっては復活できないのでは。
プラチナスペースペンより相当安い! 私が見つけていたら買っていただろうに残念です。

さらに、セーラーからは「マルチボ」1000円 なるものも出ています。
「キャップを右に回して黒、左に回して赤の2色ボールペン。ラッカー仕上げの色違いが5種あり、すっきりしたデザインだ。」
(ついでに、セーラーからは「マルシャン」(右に回すとシャープペンシル 左に回すと黒ボールペン、「シャレーナ」(おそらく「おしゃれ~な」ではないかと…の華奢なボールペンも出ています。)

どうも、ボールペンが「~ボ」族なのは、メーカー問わずこの頃の流行だったようです。
その元祖は、現在も残るゼブラの「シャーボ」あたりでしょうか?(1977年発売)
(このあたり、全然詳しくないので、わかる方がいたら教えてください。)

B 『文房具の魅力』の中にあったその他のもの

ケルボⅡ(三菱鉛筆)…あれ? メーカー名が変わっています。先のケルボは「ペーパーメイト」だったのに。
解説は、「ボールペンなのに普通の字消しで消える不思議もの。しかし、一定の時間がたてば、インクが定着して消えにくくなる。/1200円 伊東屋」です。
Photo_7  画像右端がケルボⅡ 左から2本目がメタボ

D 『文房具大図鑑』の中にあったもの

スペースペン(フィッシャー)…「進化するスペースペン」という見出しで、400CM(500円) CR-TP(1万円) 400TP(6000円)の3種類。「未来的デザインが魅力」と解説。Photo_8

画像右から、500円、1万円、6千円のスペースペン

楽ボ/楽ノック(三菱鉛筆)…「~ボ」族。「疲れないボールペン」として紹介。100円。(現在もあります)

この本は先の3種の本よりかなり新しいのですが、加圧式ボールペンパワータンクすでに発売されている時期なのですが、定番商品化しているのか取り上げられていません。(訂正:パワータンクの発売は2001年なので、1998年発行のこの本に載るのは無理)
スペースペンがデザインを変えつつ、不動の地位を保っているのは、さすが元祖の貫禄を感じます。

本にはたくさんの文具が紹介されていましたが、今はなくなってしまった商品がたくさんありました。
今、こんなのあったらほしいなというものが当時出ていてすでに廃番になっていたり、一時もてはやされていたものが全く姿を見せなくなっていたり。
新しく生まれた文具が定番となるためには、厳しく困難な競争を勝ち抜かなくてはならないのですね。

みゃ~さんからのコメントの情報では、ノンボテは、

記憶では…

ボディは白の鉛筆型の六角形断面で、先端部が真鍮色の固定、メーカーは三菱かパイロットだったと思います…。
只、名前負けでボテは有ったような…

ああ、記録が見つからなくても、使っていた人の記憶はこんなにあるのですねえ。

ノンボテはきっと寿命の短い商品だったのだろうと思いましたが、もっと前の雑誌や広告が見つかれば出ていそうな気がしました。

そのうち資料を探そうと思っていたところへ、思いがけないところから回答をいただきました。
私のブログからのリンクをお願いにいった文具店ステーショナリー タニィです。(続く)

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 関連記事は、 カテゴリー シリーズ:ノンボテ&ケルボ へ 

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「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その2 引き出しを探してみたら…

「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その1 きっかけ」 の続きです。)

ネットでは加圧式ボールペン?「ノンボテ」に関する情報が出ていないので、当時の本か現物を探してみることにしました。

ノンボテは記憶にないのですが、ケルボが残っているといいなあと、古いボールペンの入っている引き出しをひっかきまわしてみました。

私はあまりものを捨てないので、高校入学祝いで買ってもらった万年筆(わっしーさんのブログ「つれづれなるままに… 文房具話」で紹介されているのと全く同じ蝶柄のもの)もペンの引き出しの中に入っていたりしますが、ボールペンや油性ペンはどうにも使えなくなることが多いので、古いものは処分率が高く、ケルボは残念ながら見つかりませんでした。

しかし、未開封のもので、え? というボールペンがその中にまじっていました。

プラチナ 加圧式ボールペン スペースペン 「金さん」「銀さん」
1

2

????
「スペースペン」って、フィッシャー社のものじゃないの? なぜにプラチナ?


説明書には、以下のような説明がありました。

ボールペン SPACEPEN
「加圧式→上向きでもスラスラ書ける!」「極寒、極暑の下でも書けます。」「水中の紙にも書けます。」

特長
●加圧インク替芯は、宇宙の凍るような寒さ、沸騰するような熱、真空の無重力の下でも書ける唯一のペンです。米、ロ両国の宇宙有人飛行の際に使われています。
●傾斜したボールソケット縁付きの新特許のボールは、より強く、ダメージにより強く低い筆記角度で滑らかに書けます。
●超高度タングステンカーバイドボール精密機械で作られたステンレスのソケットは、インクの漏れ滲みを防止し、かつ即時に適量のインクの流れをもたらします。
●替芯は、50psiの窒素ガスで加圧して封印しました。(USパテントNo.3,425,779)

替芯の交換
●替芯の交換は、テーパーを回してはずし、胴の中の替芯の交換を行ってください。
●替芯のお買い求めは、プラチナBSP-600(1本600円)とご指定ください。

※ご注意
◎水中で書く用紙は、水に強いウォータープルーフペーパーが最適です。
◎水中の紙に書く場合紙質により書けない場合があります。

フィッシャー社でも、三菱鉛筆でもない日本のメーカーの加圧式ボールペンが出てきてしまった。(金さんは金文字、銀さんは銀文字用です。値段は1本1000円と思われます。)

「USパテント」という言葉がありますから、フィッシャー社へ加圧式の技術の使用許可を得ての国産品だったのでしょうか。
本人、いつ買ったのだか忘れていますが(なぜ買ったのかもです 汗)、年賀状用品のコーナーで限定で売られたもののように思います。(「金筆」なんて筆ペンも未開封で残っていましたので。)

「金さん」「銀さん」の文字は台紙に印刷してあるのではなく、黒地のシールで貼られていたので、たぶん、普通の黒インクなどで売られていたプラチナの「スペースペン」があり、金銀のインクを入れたものが特別に作られたのだと思います。

「きんさん ぎんさん」がブームになったのは、1991年~からのようですから、この製品もそのころのものでしょう。(→Wikipedia「きんさんぎんさん」へ)


プラチナ萬年筆の現在のHPを見ると、加圧式ボールペンは「プレシャライズド PRESSURRIZED」(本体価格5000円)という高級タイプが出ていますが、日常使いの価格帯のものは出ていないようです。
ここにはUSパテントという言葉がないので、加圧式は自社開発のものなのでしょうか?

ノンボテもケルボも見つかりませんでしたが、少なくともこれで、三菱鉛筆だけが加圧式ボールペンを作っていたわけではないことと、フィッシャー社のスペースペンとパワータンクの間に加圧式ボールペンの製品が出ていないわけでもないことがわかりました。

次に、本棚で、昔の文具関係の本を調べてみました。(続く)

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→ 「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その3 本棚を探してみたら… へ

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「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら… その1 きっかけ

少し前のことになりますが、松本麗香さんのブログLeica a la cartaで、加圧式ボールペンのパワータンクが話題になったことがありました。
(詳細は 記事ここで発見!? 三菱鉛筆POWER TANKへ)

文具話なので見にいったら、そこに寄せられていたみゃ~さんのコメントに、

確か…、

私が学生時代?に『ノンボテ?』とかいう、圧入ガスの力で上向きでも書ける使い捨てボールペンが有りましたけど…
今、無いという事は…

というのがあったのです。

「ノンボテ」!????

私は聞いたことがない製品です。
でも、その性能の説明から、明らかに加圧式ボールペンの一種にまちがいはなく、ネーミングからしても国産のように思われます。

現在、いろいろな文房具サイトや本で語られる加圧式ボールペンの話題で出てくる製品といえば、

A スペースペン(宇宙ペン Space Pen)【フィッシャー社】
B パワータンク(POWER TANK) 【三菱鉛筆】
C エアープレス(AirPress)【トンボ鉛筆】

大体この3種類です。

A 1965年、窒素ガスを封入した加圧式ボールペン「スペースペン」をアメリカのフィッシャー社が開発し、NASAにも採用され、上向き筆記ができ、過酷な環境でも書ける画期的なボールペンとして話題になった。

B 2001年、三菱鉛筆から発売された「パワータンク」は、プラスチックレフィルに3気圧の窒素ガスを封入した加圧式ボールペンで、200円前後と安価だが上向き筆記や低温や水濡れにも強く、性能が高い。

C 2008年、トンボ鉛筆が発売した「エアープレス」は、通常のレフィルを用いて、ノックする時にインクを加圧する「ノック加圧機構」を搭載し、速記や上向き筆記ができるボールペンである。

この基本事項に、価格がとか、基本性能がとか、レフィルの長さがとか、そういう論評をされているのがほとんどなので、1965年~2001年までの間に、その他の加圧式ボールペンは発売されていないものだと思っていました。

でも、そうではないらしい。

今、消せるボールペンとしてパイロットの「フリクションボール」が人気ですが、消せるボールペンとして私が真っ先に思い浮べるのは「ケルボ」という製品です。
これは、書いてしばらくは消しゴムで消すことができて、時間がたつと紙に定着して消せなくなるボールペンで、ボールペンが消しゴムで消せるということで当時画期的な商品でしたが、今はこの製品はありません。(ケルボについては、後に出てくる予定)
ケルボは自分が持っていたので確かに存在した商品だと言えますが、これをネットで検索しても、まとまった情報がなかなか出てこないのです。

インターネットでは、現在の情報はたくさん流れていますが、ネット普及以前の定番にならずに消えてしまった製品などの情報はぽっかりと抜けてしまい、その社のHPにものっていないことはよくあります。
まして、日頃、ボールペンが苦手な私では、見過ごしてしまった商品もたくさんあるに違いありません。

とりあえずネットで検索してみたら、「通販生活と一緒」というブログの「uni POWER TANK」という記事の中に、

かつて、ノンボテという言葉もCMに使われてたと思いますが、(昔の人間ですから)インクがボテッと漏れてしまったり、書き出しにインクが出ない、なんてことは今だってよくあること。

という文が見つかりました。
たぶん、インクのボテがない「ノンボテ」という機能をうたうCM、おそらくこれがボールペン「ノンボテ」のCMだったと思われます。

埋もれた加圧式ボールペン?「ノンボテ」はどんなものだったか、みゃ~さんにお尋ねするとともに、私も調べてみました。(続く)

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→ 『ノンボテ』ボールペンを調べてみたら… その2 引き出しを探してみたら…」 

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片付くどころか…

6月~7月にかけて仏事(含 お盆…ここのお盆は新暦の盆の10日遅れという変則です)が続き、人を寄せる都合上、散らかっていた「必需品」をあっちこっちにつっこまれてしまったため、日常生活に困っています。

極端な話、いつもこたつの上のペン立てやら床の文具のかごやらにたくさん入っていたボールペンやらはさみやらが姿を消したわけで。(ええ、日頃片付けていない私が悪いんだってことは重々承知していますけど、でもね、仏事だけでなく勤務だってしているんですよ~。)
探したくてもものを広げられないので、在庫があるとわかってるものでも買ってきたりと、大変不経済です。

私は見えない収納をしてしまうと出せなくなるか、元に戻すのが面倒で結局収納スペースががらがらになってしまうかどちらかなのでやりたくないのだけど、見苦しいから何でもしまえと思う人もいて…いろいろ迷惑しています。(迷惑しているのは周りですか? 汗)

6月に有楽町銀座界隈でたくさんの楽しい話を拾ってきたのですが、それも書かないうちにどこにしまったのかわからないものが出てきてしまっているし 汗。

今まで読んだこともない諸手続きの本やらHPやらを見まくって、仏壇用語だのお盆用語だのに詳しくなり、気がつくと通販チラシの文具でなく、「お盆用品 線香の灰ふるい」だの「線香立ての灰の替わりに洗えるガラスビーズ」なんての熱心に読んでいるし…このままでは「文具ブログ」でなく「仏具ブログ」になりかねない(--;)

新盆と法事関係が終わるまでは、しばらくこんなでしょうね。

☆ おまけ 【不幸があったときの文具】 ☆

基本的なものばかりですが、こんなものが出せなくなるとは…で困ったものもありました。

・テジグ … 現在の愛用品ですが、早速活用しました。仮になんでもはさんでおいて、閲覧するのも簡単。

・レバーファイル … 1個に2つ金具がついているタイプが便利でした(「未」と「済」に分けられるので)。 2個くらいあるほうがいい。

・クリヤーホルダー … 業者別などにものを仕分けたり、大事な書類が紛れたりしないようにするので数があるほうがいい。インデックスがついた10枚組のものを持っていたのでボックスに立てておきました。

・クリヤーブック … 領収書を順番に入れていくのに便利。

・ホッチキス … 細かな書類をまとめるのにクリップより便利でした。

・筆記用具 … 筆ペン(自分が施主側だと薄墨より普通のタイプが必要)
          ボールペン(メモなどに。色分けできるので多色タイプがよかった)
          マーカーペン(単なる赤 がほしいときもあった)
          細めのサインペン・ミリペン(筆ペンではつぶれそうな小さな字を書くとき)

・電卓 … 費用の見積もりやら支払いやら人数やら、数字を扱うのに必需品。

・のし袋 … お布施用には黄白の水引をかけたものを使いました(地方によりいろいろ)。葬儀社や引き物の業者が持っていることもあります。

・ファスナーつき(半)透明袋 … 100円商品など。パンフレットなどかさばるものをまとめておくのに便利。

・レポート用紙 … お客さんの一覧とか、時間を書くとか、罫線があるタイプの紙のほうが便利でした。切り離してそれぞれの場所に入れておけるのが利点ですが、葬儀専用に1冊ノートを用意しておいてもよかったかもしれません。

・ポストイット … パンフレットの目印つけ、書類のインデックスなどに。

・封筒 … 長4~長3くらいのもの。支払うお金を仕分けて入れておく。返礼品をメール便で送るのにも使ったのは、白の長3封筒でした。

・はさみ … 何となく出番があった。

・メモ用紙 … 電話、買い物のメモなどに。ポストイットタイプも併用。

・ペントレー … これにのせてテーブルの上に文具を置いておく。

・印鑑 朱肉 … 役所関係の手続きで必要

…ものすごく普通のものばかりな気がする(^^;)
普段なら、手回り文具かごに入っているのに、そんなものまでしまわないでほしかった。

100円商品の袋やファイルなどは、家にいろいろ在庫があり、出しやすくなっていたので重宝しました。

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爽快バブシャワーで耐える夏

暑いです…(; ̄- ̄;)
私は一応「涼しい」地方に住んでることになっているんですけど、

You  migft  think  today's hot fish.
(言ふまいと 思へど 今日の 暑 さかな)

そんなエセ英語を学生時代に教わりましたが(←これもいろいろバリエーションがあるようですね)、このごろの暑さはちょっと異常なほど。
今日は職場の親睦の旅行があったんですけど(私は仏事多忙のため欠席)、行き先の気温は36度とかだし(私の体温)…「自由行動」時間があっても、行動したくないんじゃないかとか、いや、行動しないほうが安全なんじゃないかとか、心配になってしまいます。

こんな時期は、お風呂に入ってさっぱりしても、出てくると汗だくでまたべたべたになってしまいますが、そんな不快感をなくしてくれる夏のお役立ちグッズが「爽快バブシャワー」(花王)です。

これを、お風呂上りやシャワーの後の濡れた体に塗りつけ、その後シャワーで洗い流すと、「あら、どうしたの」と思うほどキンキンに冷えて、肌はほんのりとパウダーをはたいたようにさらさらになるというすぐれもの。
(メントールの刺激が強いので、肌の弱い人や日焼けの後は注意が必要です。)
類似商品がなく、売っているのは入浴剤のコーナーか季節商品のコーナーあたりです。

これ、4年ほど前に一度製造中止になっています。
その年の梅雨がもう蒸し暑くてべたべたに気持ち悪くて、愛用のバブシャワーを探し回ったのですが見つからず、ネットで調べたら製造中止になっていました。
しかし、バブシャワーをほしかった人は私ばかりではなかったらしく、ヤフーオークションでは、定価の倍~3倍くらいで出品&落札されている始末。
なので、類似商品がないことや、ヤフーオークションでの実情を含めて花王にメールで販売再開をお願いしましたが、その予定はないという返事がきました。

しかし、そういう要望があまりにも多かったせいか、次の年には再販となり、花王は再販のお知らせを送ってくれました♪
このバブシャワーのほか、シーブリーズのボディーシャンプー、クールバスクリン、と、冷たい系バスグッズがないと夏は生きていけない…
昼は「ギャツビー アイスデオドラント ボディペーパー アイスシトラス」というので体をふいています。(これも傷があったりするとしみますが、すっとします。)

でも、暑さ対策でほんとうに効果的なのは、さっさと極限の暑さを経験してしまうことなんですよね。
真夏のビッグサイトのコミックマーケットとか…そうすると、逆にその後の大抵の暑さは感じなくなるんです(←経験あり)
でも、最近はその極限を乗り切る前に倒れてしまいそうですから、あまり無茶はできません。

うちの猫は長毛なんですが、今日は羊のようにおとなしくバリカンで毛を刈られていました。
猫だって暑いですものね。
とても、通常の換毛では間に合いませんから。

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DVDの怪

職場にあるDVDソフトの1枚の具合が変です。
先日、よそに貸したせいか傷が入っていて、DVDデッキに入れると「no disc」の表示。
何度入れなおしても駄目で、このソフトはもう使用不可能かと思いました。
(他のDVDソフトは普通に読み込まれるので、悪いのはデッキではなくそのソフトの方だと思います。)

ところが、他の人が何度もやってみた結果、画面が出たというのです。
しかし、作業開始後40分ほど経過してからで、それまでは、そのDVDソフトや他のCDを入れ替え入れ替えしていたそうで。

どうもウォーミングアップ?に時間がかかるらしい、と、私も使用する時間より前から電源を入れておきましたが、やはり同じくらい読み込まれるまでに時間がかかっています。
(なので、よく言われる「機械が人を見る」というわけではなさそう。)
で、一度読み込まれてしまえば、その後は特に異常はなく使えます。

このことで腑に落ちないのは、

・そのDVDソフトを入れっぱなしにしているわけではないので、ディスク自体があたたまるとかいうわけではない。

・デッキに電源を入れた早い時間帯では、何度入れなおしても向きを変えてもとにかく読み込まない。誰がやっても同じ。

もう必要ない時間帯になってからふっと読み込んだりするので、見られたくなくて「はにかんでいる」とでも? (え? いけないDVDではありませんよ、もちろん)

理由がわからなくて困っています。
やっぱり、ディスクを入れたらぱっと見たいじゃないですか。

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