朝顔の葉の折り方
おりがみで、朝顔の花の折り方は、簡単なものなら伝統折りのアジサイの花を折って、まわりを切るなり折るなりして丸くすればできます。(→伝統的あじさいの折り方はこちらへ)
カードなど、平面的なものに使う時は、このほうがむいていそうです。
でも、最近の創作おりがみでは、かなり写実的で立体的なものが多いです。
二つ折りだけでなく三つ折りなどを使い、さらにそれを折り重ねたり広げたり折り直したりと、今、私はどこの部分を作っているんだろうというくらい。
でも、折りあがったときのうれしさはひとしおです。
せっかくできたので飾ろうと思ったときに、ネックになるのが葉です。
朝顔の葉っぱの折り方が出ている本もあるのですが、葉っぱのほうが枚数が多いので、もっと簡単で葉っぱに見える折り方はないものか、と考えたのがこれ。
【 かんたんな朝顔の葉の折り方】
1 裏向きに置いて、十字に谷に折る。
2 折りすじに合わせて、下の小さな正方形2つを三角に折り合わす。
3 中央の縦の折りすじに合わせて、両側から谷折りにする。
4 青線の位置に、ななめに折りすじを入れる。
5 上の紙を開いて、「にそうぶね」を作る時のように屋根型に開く。
6 きちんと折り重ねたら、葉全体を折る。たて中心の折りすじを谷折り、上部の赤い線を山折りにする。
7 できあがり。
これは半立体になっていますが、つぶせばそのまま平面になります。
半立体を保ちたい場合は、上中央の部分の紙を重ねてちょっと糊をつけるか、裏からホッチキスでとめるかすると安定します。
とても簡単ですが、花を真面目に折ってあれば、それらしく見えます。
花は、真ん中を白くしたかったら、ハーモニーおりがみ がぴったりで、斑入りにしたい場合は水彩おりがみ水玉などが向いています。
(→ ハーモニーおりがみの記事へ)
(→ 水彩おりがみ水玉 の記事へ)
つるは、リサイクル古紙などをしばる白の紙ひもを使いました。
【朝顔のつるの作り方】
1 紙ひもを適当な長さに切って外側をポスカのきみどり(私はエメラルドグリーンだと思っている)で色づけする。
2 紙ひもの先端を少しほどいて、そこから小さな葉が生えてるような形にひもの紙をちぎり(ひもを全部ちぎってしまわないように注意)、その葉を出して残りのひもをよりなおす。
3 葉っぱやつるの白すぎる部分をまたポスカで塗る。
4 ひもを指などに巻いて巻きぐせをつけてから、自分の好きな配置で透明テープなどで壁にとめる。
つるをしっかり巻きたい人は手芸用の針金などがいいと思いますが、紙ひもは適度にだらんとするのでなかなかいいと思います。
ポスカの色あいもぴったりですが、もちろん、大量のつるが必要な場合は、ポスカではなく絵の具系をおすすめします。
【写真の朝顔の折り方が出ている本】
・青と水色の縞と、水玉の斑入りの朝顔
素敵な実用折り紙―暮らし、はなやかに。 (実用BEST BOOKS)
もっと凝った葉の折り方も出ています。創作タイプの季節の折り紙のほか、折り手紙、ギフトケース、ぽち袋なども。この本のアジサイは1個ずつ花を折るタイプですが、見本通り、TANTタント12カラーペーパー 青系(トーヨー)で折ると素敵です。
・中心に星型の入った青と、紫の朝顔
贈る・飾る・楽しむ 実用折り紙 四季を彩る素敵な小物
季節の花のほか、パッケージやギフトボックス、ユニット折り紙、テーブル上の箸置きなど多種。花は最後にワイヤーを使って組み立てるものが多い。
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コメント
ありがとう!
投稿: Liz | 2009年5月22日 (金) 02時12分
Lizさん 初めまして
こちらこそ、記事を見てくださってありがとうございます。
お役に立てた部分があれば幸いです。
投稿: けふこ | 2009年5月22日 (金) 21時59分
けふこさん、初めまして。
この度、このページに載っているアサガオの葉の折り方を参考にさせていただきました。お蔭様で楽しみました(#^.^#)
拙ブログの記事内(上記URLに入れました)でこちらを勝手にリンクしてしまいましたが、OKでしょうか?
お世話になりましたm(__)m
投稿: takuetsu | 2014年8月16日 (土) 17時30分
takuetsuさん 初めまして
コメントとリンクをありがとうございます。
ブログを見せていただきました。
木の格子にディスプレイするアイディア、とても素敵ですね。
来年、飾るときに参考にしたいです。
葉っぱを裏表逆に使って、丸みを折るtakuetsuさんの方法もいいと思いました。
投稿: けふこ | 2014年8月20日 (水) 17時12分