「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら…その11 ケルボⅡの広告より
(「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら…その10 三菱鉛筆の社史より の続きです。)
ザッツユーロビートさんが、ケルボ関係の新たな広告をブログ「昭和の雑誌広告・懐かしモノ」に掲載してくださいました。(貴重な資料がさりげなく出ているブログなので見逃せません)
1981年、少年マガジンに掲載されたものだそうです。
以下、その広告の文章です。
消せるボールペン ケルボで当てよう! レコード券
お好きなレコードが買える レコードギフト券3,000円分を500名さまにプレゼント。4
応募方法
ケルボまたはケルボⅡのパッケージ裏面にあるペーパーメイトのダブルハートの部分を2cm四方以内に切り取って薄くはがし、応募ハガキまたは官製ハガキに貼って、住所、氏名、年齢、職業、性別、郵便番号をお下記のうえ、右記あて先までお送りください。
消せるボールペン ペーパーメイト
ケルボ&ケルボⅡ
総発売元 三菱鉛筆株式会社 ジレット・ジャパンinc.(ペーパー メイトは、ザ・ジレットカンパニーの筆記具部門です。)ペーパー メイト ケルボ 500円/米国製
ペーパー メイト ケルボⅡ 1,200円/米国製
この広告から、私がノンボテシリーズその8で書いた、「ペーパーメイト開発の消せるボールペン」の年表は、さらに修正できることになります。
【修正版2 ペーパーメイト開発の消せるボールペン】
1979年 ペーパーメイト 「イレーサーメイト」を発表
1980年 日本で「ケルボ」の愛称で「イレーサーメイト」が販売される。
(ペーパーメイト製品として、三菱鉛筆?が販売)
1982年までに1981年までに 「ケルボⅡ」 日本で販売。1985年頃まで 「ケルボ」「ケルボⅡ」並行で日本の文具店で売られる。
1986年 「ケルボ(イレーサーメイト)」一般文具店から姿を消す。
2000年頃まで? ペーパーメイトの「イレーサーメイト」 輸入品店などで細々と売られ、その間に改良が進む。
2001年までに ペーパーメイトの「イレーサードットマックス」発売される。
また、ケルボだけでなくケルボⅡも「米国製」でペーパーメイトの製品であること、三菱鉛筆が「総発売元」であることもはっきりしました。
また、両者が並行で売られていたことも確かだとわかりました。
(このシリーズは、新しい事実がわかったときに追加記事を書きます。)
【このブログの関連記事】
シリーズの続きは、
→ 番外編 ステーショナリー タニィの「ノンボテ」記事 へ
→ 「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら…その12 ブログ「ものぐさ博物館」のケルボ画像 へ
ケルボの記事は、
→ 「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら…その1 きっかけ へ
→ 「ノンボテ」ボールペンを調べてみたら…その8 ケルボの子孫 へ
その他の関連記事は、
→ カテゴリー シリーズ:ノンボテ&ケルボ へ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント