500色色鉛筆 1995年のセール(英名版他) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その2~
(このブログの記事「フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その1」の続きです)
フェリシモ500色色鉛筆の発売は1992年のこと。
この時は、国内では日本名バージョン、海外では英名バージョンが同時に発売されました。
この時には、英名バージョンは国内では販売されなかったと思います。
英名バージョンがセール価格で頒布されることになったのはその3年後の1995年のことです。
ここに、当時のリーフレットが残っています。
(一部は申し込みのため切り取ってしまってわからない部分もあります。)
本文にはこう書いてあります。
(引用部分の色文字は、けふこによるものです。)
FELISSIMO COLOR MUSEUM 500色の色えんぴつ
〈英名バージョン〉アンコール特別ご案内お子さまへのXmasプレゼントに、豊かな感性をはぐくむ
「500色の色えんぴつ」を贈りませんか?以前、全世界で同時発売された「500色の色えんぴつ」。今回、みなさまのアンコールの声にお応えして、「500色の色えんぴつ」〈英名バージョン〉を再びご案内させていただきます。
子どもの頃の体験がいつまでも心に残るように、幼い頃に磨いた感性は、きっと将来の大きな宝ものになります。
500の色を思うままに使って遊んでいるうちに、アーティスティックな感性が自然にはぐくまれる色えんぴつ。
お子さまの未来のために、ぜひXmasのプレゼントなどに贈られてはいかがですか。
今回ももちろん30周年記念価格でお届け。ただし、残りわずかですので、お申込みはお早めに。(多数応募の場合は抽選とさせていただきます)
※このカタログに掲載の商品はコレクションではありません。期間限定の特別販売商品です。
注文は、1995年12月31日締め切りです。
たぶんこれは11月分のものと同送されたチラシで、フェリシモらしく、時間に猶予がありません。
発売の時は、自分へのプレゼントのようなイメージで、インテリア用品のような提案がたくさんされていたのですが、その時にくらべて、「お子さま」へのプレゼントや、教育的効果が強調されている気がします。
(クリスマスシーズンを反映しているだけかもしれませんが。)
さらに、鉛筆の仕様などの説明が中にあります。
「フェリシモ カラーミュージアム 500色の色えんぴつ」
1本1本すべてに色の名前入りということで話題になった「フェリシモカラーミュージアム 500色の色えんぴつ」。
国内発売の日本名バージョンはすでに、みなさまにお届けしていますが、今回は、時を同じくして海外で発売された、幻の英名バージョンをご案内します。
英語ならではのシンプルで美しい文字デザインで、日本名バージョンとはまた違った印象の、素敵なえんぴつに仕上がっています。
しかも、2セットめとしてお買い求めいただきやすいように、特別価格25,000円にてお届けします。Xmas・お誕生日の贈り物などにぜひご利用ください。25色ずつオリジナルの透明ケースに入っているので、描きたい色が一目でわかります。
「フェリシモ カラーミュージアム 500色の色えんぴつ」は、鉛筆の名門「三菱鉛筆」とフェリシモが協力しあって、地球の色や夢のある色を集めて作った、世界一の色数の色えんぴつです。素材は、木の間伐材を利用した、自然を守るやさしい木材です。きっと手にする人の心にぬくもりを伝えてくれます。
ここでは、はっきりと「三菱鉛筆」が名前を出しています。
今なら「コラボ」とか「エコ」とかいう言葉が使われるところでしょうが、まだ当時はそういう用語はなじみがなかったようです。
画像にあるように、25色ごとのケースは、1セットにたとえば赤系統ばかりが集まっているわけではなく、それだけで大体の色が一通りはそろうような組み合わせになっていました。
この時の英名バージョンは、海外で売られたものの残りを、クリスマスシーズンに合わせてセール商品として売ったのではないかと思われます。
(日本名バージョンのセールはなかったと思います。)
リーダープレゼント(フェリシモの通販取りまとめをした人に金額に応じて贈られるノベルティ)として、500色色鉛筆の短いタイプの「ちび」がありましたが、こちらには英名バージョンはなさそうです。
ただ、たぶん在庫があったため、普通の500色色鉛筆を飾るラックだけでなく、「ちび」を飾るラックもこの回で販売されています。
(値段等は、記事「その1」に書いてあります。)
こちらには、「特別価格」等と書いていないので、本来の値段だったかもしれません。
しかし、5万円の色鉛筆に匹敵するラックの値段で、そんなものが売られていたあたり、景気のいい時代だったのでしょう。
発売されたときは、もっとラックの種類があったと思います。
このチラシは注文書の部分が切り取られています。
私がこの時に500色色鉛筆を注文したからです。
そう、「2セット目としてお求めいただきやすい」価格になって、やっと私にも手が届く値段になったのでした。(それでも十分に高かったですけれど。一括払いでしたから。)
でも、本当は、5万円の日本名バージョンの色鉛筆がほしかったのです。
日本語が好きな私は、言葉から想像が広がる和名でなくては思い入れることができませんでした。(英語苦手だし…)
いくつか持っていた「ちび」の長々しい日本語の名前のかわいかったこと。
時間ができたら、英名の500色全部にテプラで和名を打って貼ろうと思っています。
(それをしてからブログを書こうと思っていたら、2年近くもたってしまったという…。光陰矢のごとし →)
【このブログの関連記事】
→ フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その1
(2007年5月の記事。ノベルティとしての500色色鉛筆について、関連サイト、本を紹介)
→ フェリシモ500色色鉛筆復刻☆ ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ 番外~
(復刻版と以前のものとの仕様の違いなど、発売前に知ったデータ)
→ 英名500色色鉛筆の仕様 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その3~
→ 500色色鉛筆 更なる割引は勧誘が条件 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その4~
→ カテゴリー シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ
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コメント
こんばんは
オーディオ機器を収納する音質重視の無骨なラックも
けっこう高価で、たかだか機器を並べるだけなのに
何でこんな価格のものを・・・ とはよく言われるのですが、
それに勝るとも劣らない色鉛筆ラックの高価なこと・・・
趣味の世界は恐ろしい(笑)
投稿: 松本麗香 | 2009年2月 6日 (金) 19時22分
麗香さん こんばんは
色鉛筆を壁に並べて飾るラックは38000円だったんですが(1995年のセール時。)、アクリルと塩化ビニールでこの値段でしょ。
確か、発売当初は木製のスタンドとかもあって、それらは色鉛筆並みの値段だったような記憶があるんです。
たぶん、ラックを買った人は捨ててはいないと思うので、どこかにアップしてくれていたら見たいですね。
500色を並べる壁が空いていない私にはこれは無用のものでした。
投稿: けふこ | 2009年2月 6日 (金) 20時08分