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単色おりがみっていっぱいあるのね その6「単色」の意味が違う和紙おりがみ

私は、通常「単色おりがみ」というのは、「同じ色のおりがみだけがたくさん入っているおりがみ」、つまり、赤なら赤だけ50枚入っているようなおりがみだと思っていました。

しかし、雑貨屋たんたんのページをみていたら、そうでない「単色おりがみ」があるのに気付きました。

単色30色和紙千代紙 (ショウワグリム←たんたんさん、ご協力ありがとうございました。)という製品です。(→ 画像は 雑貨屋たんたんの単色和紙千代紙のページへ)

仕様は「30色 各2枚 60枚入」とあるので、これは今までの単色おりがみとは違う、いろいろな色の入ったおりがみです。

たぶん、「柄が入っていない、色だけのものですよ」という意味が「単色千代紙」なのでしょうね。

でも、この名称は、
・同色だけの入っている「単色おりがみ」とまちがえやすい。
・「千代紙」に柄ものというイメージがあるので、「単色」だと、「一色刷りの柄もの」と紛らわしい。(例:矢絣 市松など)
など、どうだろうかと思いました。
「無地和紙30色おりがみ」とか、「色和紙30色おりがみ」とかなら、探す人にもわかりやすいと思うのですが。

しかし、調べてみたら、単色=柄なしの意味で使っているのは、この製品だけではありませんでした。
たとえば、因州和紙処 なごみ のネットショップでは、巻千代民芸 15枚入り(色無地の和紙の複数色セット)の説明に、「単色無地に染めた和紙千代紙セットです」と書いてあります。

洋紙のおりがみの「単色」の場合は「一色」と考えてもほぼ問題はないようですが、和紙の場合は「単色」の意味が「無地で色むらやぼかしのないもの」になっている場合があるのかもしれません。
基本の洋紙のおりがみ(無地)と和紙のおりがみ(柄やぼかしがある)が違うからでしょうか。
言葉の使い方は難しいですね。

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【このブログの単色おりがみの記事】

→ 単色おりがみって いっぱいあるのね その1 (トーヨー、クラサワ、アイアイカラー、中村紙工、ダイヨ、プリントカラー、オキナの製品)

→ 単色おりがみって いっぱいあるのね その2 (トーヨー製品の追加)

→ 単色おりがみって いっぱいあるのね その3 (ぺんてる)

→ 単色おりがみって いっぱいあるのね その4  (協和紙工)

→ 単色おりがみって いっぱいあるのね その5 (京の象)

これ以降の単色おりがみの記事は、

→ カテゴリー 折り紙(紙そのもの)単色・同色 へ

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