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似て非なるト音記号クリップ2種

音楽記号や音楽柄の文具やグッズは大好きで、必要以上に集まってしまいます。
その中で、最近購入したのがト音記号の形に針金を曲げたクリップです。

Photo_7 

この2つのト音記号クリップは、違うメーカーのものですが、大きさといい針金の太さといい、とてもよく似ています。
どちらが真似をしたということではないでしょう。
ト音記号の書き方どおりに針金を曲げたら似たような形になるのは無理もないところです。

2つが混じってしまったら、どちらのものか区別がつかなくなりそうです。

でも、これを一発で見分ける方法があります。

Photo_2

ただ、このクリップを普通に紙にはさんでみる、それだけで一目瞭然。

左のクリップはすっとはさまって全部が紙の中におさまりますが、右のクリップは先端の部分がどうやっても紙から飛び出してしまいます。
しかも、うずまきの、紙がはさまる部分に紙を通すのが大変で、最初、色画用紙をはさんでみたら、紙が折れたりつぶれたりしてぐちゃぐちゃになってしまいました。
何かの間違いじゃないかと何本もいろいろな向きから差し込んでみたけれど結果は同じ。
縦の直線を違う側から針金が押さえているためにこんなことになるわけです。

通常、一般的なゼムクリップや、ミドリの動物型のD-CLIPのような針金を曲げたタイプのクリップは、紙の中に納まるのが普通だと思っていましたが、紙からはみ出すタイプもあるとは知りませんでした。
でも、目印にするために使うにしても紙が傷みすぎるので、これはクリップでなく、チャームのように利用したりアクセサリー的に加工するなど、別の使い道を考えた方がよさそうです。

Photo_5 左の、紙にはさんで使えたト音記号クリップは、呉竹のCLips(クリップス)のCLIPS G CLEF(リンク先はメーカーHP) 
本来は、スクラップブッキングの飾りとして作られたもののようです。
色は、金、銀、銅の3色がセットになっています。
台湾製。525円。
ほかにも、飛行機、家、星、犬のくわえそうな骨型などがあります。
他のクリップにくらべ、ト音記号は、紙にはさむとト音記号に見えなくなってしまうのが残念。

Photo_4

右の、紙にはさめなかったト音記号クリップは、DYERというドイツの会社のもの。
金と銀の2種類があります。
今まで変形クリップを買って、「プラスチックなのでかわいいけどたくさんはさむのは無理」というのはありましたけど(例 「そろそろ梅雨入り」のかたつむりクリップなど)、この形で普通のクリップとして使えないとは予想しませんでした。
「ドイツ製ならデザインだけでなく実用面もばっちり」というイメージも、いつもあてはまるわけではないようですね。

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コメント

こんばんは

ドイツ製好きにはショックな事例ですよね(笑)
よりによって台湾製に負けちゃってるのですから ( ・ 3 ・ )


 

投稿: 松本麗香 | 2009年3月31日 (火) 23時28分

麗香さん
ドイツ製と言えば「質実剛健 品質本位」みたいなイメージがあるので、これには驚きました。
ひょっとして違う使い道のものがまちがってクリップとして売られているんじゃないかと思うくらい。
(100円商品ならまだしも、1箱945円もするのに。)
初めから紙を挟む用ではなくスクラップブッキングの飾り専用とか?
モビールとかクリスマスオーナメントにでもしましょうかねえ。

台湾製クリップ、デザインは日本のものだと思います。
針金を曲げたト音記号じゃ、誰がデザインしてもそうそう変わるものじゃないと思いましたが、違うんですね。
買うときに、何も似たようなものを2種類も買わなくてもと思ったんですが、使ってみるまで違いがわからなかったです。

探してみたら、紙をはさんでもト音記号に見えるタイプの針金クリップも何種類かあるみたいです。

投稿: けふこ | 2009年4月 1日 (水) 00時30分

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