消えていく製造元・商品 ~色画用紙の場合~
市内の文具店Bに寄った折、 中村紙工の話をしていたら、今度は「ヒサゴが色画用紙を作るのをやめる」という話を聞きました。
ヒサゴは、伝票などの事務用品を扱っている会社で、そちらは続けるそうですが、色画用紙の製造はやめるとのこと。
で、このお店はヒサゴの色画用紙を扱っていたので、中村紙工のおりがみ同様、よく出る色は多めにとっておくことにしたそうですが、扱っていたものがなくなって困ると言っていました。
かわりのものをさがさなくてはならないけど、 会社が変わればまるきり同じものではないから補充が簡単にいくばかりではないし、お客さんが元の商品を気に入って買っている場合もあるしというわけで。
ただ、時には、会社は廃業するけれど、人気製品のライセンスだけ他社に譲って、そのまま製造してもらう場合もあるのだそうです。
(製造会社だけがかわるわけ)
ただ、これもまるきり同じ品質のものになる場合と、値段とのからみで、たとえば、手帳の中身は同じでもカバーの素材がかわるとかいう場合もあるのだそうです。
大きなメーカーばかりではありませんから、廃業したり規模縮小したりして、知らないうちに製品がなくなったり、製造元が変わったりしていることもあるわけですね。
新製品が売れ行きの具合で製造をやめるのと違い、長年にわたって定番化していた商品がなくなっていくのはさびしいものです。
【関連記事】
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント