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2009年6月

栗本薫さん お別れの会 申し込み締め切りは6月30日

グイン・サーガの作家、栗本薫(中島梓)さんのお別れの会の開催要項が、6月19日に発表されました。(遅くてすみません)

以下、早川書房のHPより引用です。

栗本薫さん、お別れの会

さる5月26日に亡くなられた栗本薫さんを偲び、読者の皆様、関係者の方々をお招きして「栗本薫さん、お別れの会」を開催いたします。参加を希望される方は下記の要領にしたがって、「栗本薫さん、お別れの会」事務局まで官製葉書にてお申し込みください。なお、参加ご希望のかた全員をお招きしたいところですが、スペースの都合上、900名の方に限らせていただきます。応募者多数の場合は抽選となりますので、ご了承ください。

日時:2009年7月20日(月曜日・海の日)
場所:九段会館大ホール(東京・千代田区九段下)
時間:12:00開場/13:00開会

[応募方法]官製葉書に住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、次の宛先までお送りください。お一人さま一通のみのご応募に限らせていただきます。

[宛先]〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 早川書房内「栗本薫さん、お別れの会」実行委員会事務局宛

[応募締切]2009年6月30日(当日消印有効)

[発表]参加者への通知は、入場券の発送をもって代えさせていただきます。

※応募葉書に栗本薫さんへのメッセージをお書きください。いただいた葉書はすべて式典に持参し、遺影に供えさせていただきます。
※ご応募いただいた個人情報は本企画以外の目的には使用いたしません。
※入場券をお持ちでない方のご来場は固くお断りいたします。
※ご供花、ご供物、ご香典については一切お断りいたします。何卒ご了承ください。

「栗本薫さん、お別れの会」実行委員会
角川書店 講談社 天狼プロダクション 早川書房
(社名アイウエオ順)

一般の葬儀でも、参列者の数がきちんと読めずにてんやわんやするのですから、無制限にできないというのはよくわかるのですが、葬儀関係に「応募」とか「抽選」があるのにもびっくりです。
さらに、会場を借りて大勢に入場券を発送したりするのでは、何かと物入りで多忙なときに逆に大変じゃないかなと心配します。
入場券が封書だったら、郵送料だけで72,000円、封筒やら印刷代やらはまた別で、発送までに何人がかりで作業しなくてはならないか。

山のように花やお供物をもらっても後の処理が大変そうですからお断りなのはわかりますが、費用全部が出版社なり遺族なりの持ち出しになるのも気の毒です。
「お別れの会」のようなファンのための葬儀に参列したことはないのですが、通常はどうなっているのでしょう。

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500色の色えんぴつ柄エコバッグ、ノベルティに登場☆ ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その12~

彩葉6863さんのブログ*lotus flower*の記事 7月分届きました によれば、フェリシモ500色の色えんぴつ柄のエコバッグがノベルティとして登場するようです。

500色色えんぴつ柄のエコバッグがもらえる条件は、「8,9月分と、4000円以上のお買い物をする」だそうです。

出ましたね、毎度おなじみの、フェリシモおまけ商法。
お買い物の金額維持や、金額アップを条件に頒布される限定グッズの数々。
きっとこれからも続々と登場することと思われます。
あなたはこの誘惑に耐えられますか?(*^^*)

この4000円に、色鉛筆の代金分が入るかは今のところ不明です。
(よく、「商品番号がCN、CSで始まるものに限る」などと限定されるので)
もしも、4000円の中に色鉛筆の代金が含まれる場合は、「しあわせ割り」で安く色鉛筆を購入している場合は、+3000円分の商品を選ばなくてはならないわけです。
色鉛筆の代金がそもそも含まれない場合は、新規の(または復活の)「色鉛筆だけ購入組」は、一気に4000円アップが条件ということになりますね。

そんなノベルティなんかいらないわ、と蹴っ飛ばせればいいんですけれど、大体これは欲しいようにできているものなんです。
そして、ずぶずぶずぶと泥沼に…

7月分が届いて、ノベルティの詳細がおわかりの方は教えてください。

【追記】

エコバッグの画像(チラシのもの)をのせてある記事は、
→ 記事 500色の色えんぴつ柄のフェリシモ箱登場&エコバッグのデザイン変更 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その16~ へ 

【関連サイト】

→ フェリシモコンテンツ

エコバッグの仕様と、もらえるための条件がのっています。
形はスーパーバッグ型みたいですね。(追記:デザイン変更され。トートバッグ型になる予定)
これに、一面に色鉛筆の画像が印刷してあります。
条件としては、7月8月分連続で、4000円以上の商品を申し込むことで、

◎お申し込み番号がCN・CS以外(TN・TSなど)で始まる商品、『W便』掲載商品、送料、保険、ラッピング料金などは特典の対象金額に含まれません。
◎予約商品の代金はお届け月のご注文金額に加算します。

とあります。
500色の色えんぴつは、「CN~」から始まる商品番号ですので、(4000円)-(色鉛筆の代金)分の商品を2カ月連続で買えばいいことになります。

【このブログのフェリシモ500色の色えんぴつの関連記事は】

→ カテゴリー シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ

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「便箋を作るおもちゃ」ってこれ? ~スプレーアートPROレターデザイナー~

久々にアクセス解析を見ていたら、「便箋を作るおもちゃ」「便箋作り 機械」などで検索をされている方がいました。

そういうものがあるのかなと私も探してみましたが、めぼしいものが見つからなかったので、「玩具 レター」「オリジナルレター おもちゃ」などで検索しなおして、これじゃないかな? というのを見つけました。

スプレーアート PRO レターデザイナー(セガトイズ)

箱の説明文に、「デザインボードとスプレーアートで便せんやカードがつくれちゃう!!」とあるので、これかもしれません。
レターデザイナーは発売が7月2日なので、まだセガトイズのHPにも出ていなかったのですが、スプレーアートはすでにいくつか製品が出ているようです。(スプレーアート Proスプレーアート Pro DXセットスプレーアート PRO コミックイラストレッスンセット などが発売済)

基本のしくみは、本体に専用ペンを差し込んでボタンを押すと、空気でペンの染料が霧状になり、エアブラシのような絵がかけるというものです。
以前、水性ペンを差し込んで、ふくらんだ部分を手で握ってエアーブラシ風にするペンを持ってましたが、スプレーアートはもっと簡単に連続噴射ができそうな形をしています。

これに、ステンシルをするときのようないろいろなテンプレートが付属していて、ディズニーやりラックマのようなキャラクターもの、年賀状、クリスマスカード、暑中見舞い、バースデーカードのような季節もの、文字などのオプションも充実しています。
(→詳しくは、セガトイズのHPのスプレーアートのページへ)
全部そろえたら、おもちゃの値段ではないような気もするのですが(^^;) 性能はどうなんでしょうね?
昔の「おえかきシャランラ」ではないですが、子ども用でもけっこう実用に向いてしまうものもありますから。

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「500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(3) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その11~

(この記事は「500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(2) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その10~ の続きです)

前回の調査では、国産・準国産の色鉛筆の紙ケースが、鉛筆が転がりにくい構造になっていることがわかりました。
では、外国産の紙箱入り色鉛筆はどうなっているでしょうか?

2

外国製で紙箱入りで手持ちのものは、2種しかありません。
LYRA社の「Super FERBY METALLIC」と、STAEDTLER社の「LUNA」(どちらもドイツ製)の紙ケースを調べてみました。

【リラ LYRA Super FERBY METALIC 12色】

Lyla1

メタリックな色ばかりを集めた極太軸で三角軸の色鉛筆です。
箱の外側に、少し切れ込みが入っていて、鉛筆の形状がわかるようになっています。
これは、外箱のみで引き出しがありません

Lyra2
トランプの紙箱のように、上部を開けて、箱を斜めにして鉛筆の先を出してつまみ出す、という感じでしょうか?
引っ張り出す「舌」みたいな部分がついていますが、蓋がだんだん傷んできそうです。
箱に色の順番は印刷してありますが、中に仕切りがないので使っている最中に鉛筆の順はどんどん変わり(というか、一々しまうのは面倒だから出しておくと思う)、最後にまとめて並べなおすことになると思います。
箱を立てても鉛筆は移動しません(かなり太いせいもある)が、ぶつかりあうので傷はつきます。

【ステッドラー STAEDTLER LUNA ルナ 24色】

Luna1

ステッドラー水彩色鉛筆の中でもっとも安価なもの。
外箱と中引き出しのタイプで、仕切りは一切ありません
画像の色鉛筆は使用しているものなので、順番はばらばらになっています。
色の順番も書いていないので、元通りにするのは無理(笑)
自分の好みで並び変えてしまえ、といっそ割りきれる色鉛筆です。

鉛筆は使っている最中は移動しますが、収納の時はそんなに転がりません(後述)。

このように、ドイツ2社の色鉛筆は、あまり紙箱に気をつかっていないようです。
同じステッドラー製品でも缶入り色鉛筆のケースには鉛筆の溝があるので、紙箱はそういうものという割り切りでしょうか。
日本製品は、鉛筆そのものの品質だけでなく、商品をデザインするときに、鉛筆が転がらないパッケージなどは基本として押さえられているのではないかと思いました。
傷がついていると嫌がる日本の消費者の見た目重視もありかもしれません。
どちらが正しいということではなく、それぞれの文化や慣習に基づいたものだと思います。

にもかかわらず、このステッドラー24色の箱は、フェリシモ25色が入った箱にくらべて色鉛筆が転がりにくいのです。
色数も同じくらい、どちらも仕切りなしの紙箱なのに、箱を立てても、そんなにばらばらにはならないようです。
Luna2

なぜかなあと思ったら、ステッドラーのものは引き出しの横端を鉛筆にかぶさるように折り曲げてあるのでした。(画像 上の赤箱がステッドラー、下の白箱がフェリシモ)
この壁が、外箱にしまうときに鉛筆のサイドを押さえて、転がりにくくなっているのです。
フェリシモのほうは底と垂直に紙を折っただけなので、楽に開いてしまうようです。

フェリシモ500色の色えんぴつ復刻版の紙箱デザインを誰がしたのかはわかりませんが、おそらく日本の鉛筆メーカーだったらこうはしなかったことでしょう。
まして、グラデーションの順番を楽しむのも大きい商品なのに、色鉛筆が動かない工夫が十分されなかったのは残念です。

フェリシモの箱は、鉛筆の先端部に仕切りをつけています。
国産の各社は、仕切りを中央に近い部分につけています。
鉛筆の中央を押さえたのと、端を押さえたのでは、どちらが鉛筆の振れ幅が広くなるか、ちょっとためしてみればわかることではないでしょうか。
先端を保護することと、鉛筆が動かない仕切りとは別物なのです。

さらに、フェリシモは「色鉛筆」の特性を忘れています。
それは「色鉛筆は削れば短くなる」ということ。
少しでも削った鉛筆は、フェリシモの作った溝からさらに外れやすくなり、使い続ければ半分を待たずに届かなくなります。
あまりに短くなることは想定しなくてもいいと思いますが、そういう意味でも、仕切りが真ん中にあるというのは理にかなっています。
色鉛筆を使うことより飾ることを想定した商品開発だということがわかります。

初代のケースを透明にしたいと言ったのはフェリシモかもしれませんが、その内部のデザインは三菱鉛筆がしていると思います。
そこには、鉛筆が動きにくい工夫がきちんと施されているからです。
その細やかさに、フェリシモは気づいていたでしょうか?

これもまた「この紙箱はそういうわけで仮のものだから、色鉛筆ラックを買ってね~♪」という戦略なのかもしれませんが(^^;)

フェリシモからは、色鉛筆を飾るための新型ラックがいろいろ提案されていましたが、壁も机の上もいっぱいだとどれも「使えない」と思います。
「色鉛筆を差し込める『ついたて』」みたいなものがあれば、壁を空けなくてもすむし、目隠しや間仕切りに使えていいのですが。(それでもけっこうかさばりそうですけれど)

【参考サイト】

フェリシモ 色えんぴつで楽しもう 収納ラック一覧

壁一面を彩るオーロラの会、500色のパレードCOLOR WAVEの会、500色の音色を奏でるオーケストラの会、テーブルを飾る500色のフラワーベースの会、の4種類の500色の色えんぴつ用ラックの紹介が出ています。

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「500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(2) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その10~

(この記事は、「500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(1) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その9~ の続きです。)

フェリシモの500色の色えんぴつの紙ケースとくらべるために、まず、日本製とそれに準ずる色鉛筆で、12本以上のセットの紙箱入りのものを出して比べてみました。

Photo_3

【三菱色鉛筆 No.850(12色)】(756円)

12 昔は完全に紙箱だったと思いますが、現在のものは、紙外箱の中に白くて薄いプラスチックの引き出し部がついています。
この引き出し部は上部に横の溝があって折り曲げられるようになっているようで(完全に折ってしまっていいのかわからなかったので、しならせただけですがそれでもうまくいきました)、鉛筆の先端が飛び出して取り出しやすい工夫かなと思います。
引き出しには端から端まで溝が彫ってあり、1本鉛筆を取り出しても他の鉛筆は動きません。
立てて収納しても、色鉛筆は移動しません。

【コーリン色鉛筆 770(12色) 復刻版】(タイ・コーリン製 1260円)

12_2

コーリン鉛筆は、元々は日本の鉛筆シェアの第3位を占める会社でしたが諸般の事情で1997年に倒産し、現在はタイで「コーリン タイランド」として生まれ変わり、復刻版を引っ提げて日本に再上陸中です♪

この復刻版No.770の色鉛筆の紙箱は、記憶にある方も多いのでは?

「紙外箱に紙引き出し」と、フェリシモと同じタイプですが、鉛筆の中央部に当たる部分に7.5cmの紙仕切りが2本おきについています。
仕切りにはさまれた2本は互いに転がりますが、そのほかの仕切りにまで移動することはありません。
立てて収納しても、色鉛筆は移動しません。

【コーリン色鉛筆 770(36色) 復刻版】(タイ・コーリン製 3780円)

36 12色タイプと同じ仕切りですが、こちらは仕切りが5本おき。
その分、転がる率が高くなっていて、色の順番は移動しやすいですが、その5本以外は動きません。

362 カバーの中央部に中引き出しを押しだせる切りこみと、引き出しを引っ張りやすい切りこみがついています。

なので、横長の箱でもスムーズに出し入れできます。
フェリシモ500色の色えんぴつより11本分も横長になりますが、立てて収納しても、鉛筆は移動しません。

【コーリン チーク色鉛筆 12色】 未使用状態

Photo_4 紙の蓋がブック型に開きます。

鉛筆サイズぴったりの枠の中に、一見2本おきのような仕切り(3cm)がありますが、これは上下互い違いになっていて、実は1本おきに仕切りが入っています。
きちっとガードされているので、鉛筆は移動しません。
(また、チーク材の木を生かした無塗装なので、ぶつかることで塗料がはげることは考慮に入れなくていい鉛筆とも言えます。)
蓋のテープはあまりくっつきがよくないのですが、四方を囲まれているため、それでもあまり色鉛筆は転がりません。

【トンボ No.150F 12色】(昔のものです。1960年代後半~1970年代前半のもの? 骨董市で購入)←価格400円の値段シールが後から貼ってあるので、オイルショックの時に店頭にあったものかも。

121  引き出し部中央よりやや下部に、7.3cmの仕切りが1本おきに入っています。
仕切りの紙が弱って寝てしまう場合もありますが(今回は手前6本分くらいの仕切りが寝てしまって、仕切りなし状態になっていました)、仕切りが立っていれば鉛筆のスペースは確保されます。
経年変化で紙が弱ったことを考えればいたしかたのないところだと思います。

122_2

引き出しには、しおりに使う紐(スピン)を短く切って輪にしたものがシール止めしてあり、引き出しやすい工夫がされています。
また、引き出し部の折り返す部分に色名が印刷してあり、これを頼りに色の順番を元通りにすることができます。

【トンボ 色辞典第1集 36色】(3150円)

              Photo_5

12色ずつ、3つの紙箱に収納されています。
しっかりした壁で鉛筆の四方をガードして、一見取り出しにくそうですが、溝に段差があるので、鉛筆下部を押し下げれば簡単に取り出せます。

Photo_2鉛筆の下には中央に11.5cm分の鉛筆の溝があり、ころがりにくい構造です。
蓋はのせるだけですが、それを平ゴムで押さえ、さらに3箱まとめて紙ケースに本のようにしまうことで、蓋が不用意に開かないようになっています。

このように、国産(コーリン鉛筆は元国産ですが)の紙箱色鉛筆は、廉価な紙箱タイプの色鉛筆であっても色鉛筆が動きにくい仕切りを工夫しているといえるでしょう。
また、取り出しやすさにも気配りがされているものが多いです。

しかし、外国製のものはそうとは限りません。
(続く)

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【参考サイト】

コーリン色鉛筆HP … 現在の製品情報のほか、旧コーリン鉛筆の歴史もわかる。
Photo_4 ウェブショップもあり、復刻版770番色鉛筆のほか、12本の鉛筆が立てられるチーク材の色鉛筆スタンド、コーリンステッカーなどもある。
今なら、愛すべき三角顔のコーリンマークの入った
コーリン色鉛筆Tシャツも再販売中☆(5色、それぞれ3サイズ展開。数に限りがあります) 

画像は色鉛筆スタンドに12色の色鉛筆を立てていますが、応用編は、Kero556さんのブログ コーリン鉛筆カタログ化計画 の記事チーク材 色鉛筆スタンド/コーリン色鉛筆(COLLEEN)をごらんください。

【このブログのフェリシモ500色の色鉛筆の関連記事は】

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「500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(1) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その9~

フェリシモ500色の色えんぴつ、今回のお題はケースについてです。

初代フェリシモ500色色鉛筆(フェリシモ カラーミュージアム)は、蓋も身も透明なプラスチックケースに25本ずつ入っていました。
さらにケース傷つき防止のため、それに紙のカバーがついていました。(英名版は白)
紙カバーを外してしまえば、目指す色はケースの外側から判別できます。
(それでも20箱もありますから、迷うこと限りなしなのですが)
単にケースごと床に並べただけでもきれいに見えます。
Photo

今回の復刻版は、紙箱に入っていて、それがクリスタルパックの袋に入っています。
コストダウンのためかなと思いますが、美しい中身に比べて素っ気ない箱です。
紙箱には窓もおおまかな色表示もなく、「ナンバーいくつ」というのも、直径5mmの「④」が外側に2個ついているのが唯一の手掛かりみたいです。
Photo_2 (蓋の文字の「25」を構成しているのが中身の色のつもりかもしれませんが、色味が違い、あまりいいデザインに思えないのは私だけ? 鉛筆を模した二重丸が好きじゃないのです。大体、色鉛筆なら芯の方に色がついているものじゃない?)

④は何色系だっけ? と、一々箱を出し、さらに中箱を引き、あら、これじゃなかった、なんてことをやっていると、めざす色にたどりつくのはかなり大変です。
たとえば、届く色鉛筆がオレンジ系ならオレンジ色の箱にすればよかったと思うのですが。
それなら箱ごと本箱に並べても20色展開できれいなのに。(←実は箱を立てないほうがいいのは後述)
商品が入ってくる段ボール箱でさえカラーグラデーション印刷している通販会社の色鉛筆とは思えない素っ気なさです。

もちろん、届いた状態にこだわらずに使っていく場合はいいのですが、箱のままで初期状態のグラデーションを保とうと思うとこれがまた厄介です。
なぜなら、このケースは、「鉛筆を順番に並べた状態を保てないケース」なのです。

フェアリーガーデン出張所(byみんみん さん)オレンジの雨から引用します。

今回の箱は上部に鉛筆を押さえる溝がついているのですが、下部は何も押さえになるような突起などはありません。そのせいでちょっと振ると、箱のなかでやたらかちゃかちゃと鉛筆同士がぶつかる音がします。輸送途中で何度も揺すられたせいでしょう、既に軸の塗装があちこち禿げています。
初版も金箔部分は経年のせいで剥げているところはあります。が、軸色の塗装は当時のまま綺麗になっています。初版はプラスティックケース入りなんですが、上部と下部にちゃんと鉛筆を押さえるための溝があり、不用意に鉛筆同士がぶつからないように配慮されています。

500_4 こちらは、昔のフェリシモミュージアム(英名版)。
2か所に鉛筆を支える突起があり、先端はウレタンで保護兼滑り止め。
ふたもきっちりしまるので、鉛筆が動くことはありません。

              

5005002

こちらの2つは今回の500色の色鉛筆の紙箱。
確かに、上部にだけ仕切りがあり、下部は支えがありません。
私も、箱を袋に入れようと思ってちょっと立てたら、色鉛筆が溝から外れてしまって、順番がめちゃくちゃに…(- -;)
これでは、輸送途中に乱暴に扱われたら、確かに鉛筆同士がぶつかることもあるだろうと思います。

でも、世の色鉛筆ってそうだったかしら?

私が普段使っているのは平たい缶入り色鉛筆が多く、鉛筆ぎりぎりの厚さの缶に、溝のあるプラスチックなどがはまっていて、まず、持ち運びや保管で転がるストレスはありません。
紙箱の場合、特に困った記憶もないけれど、それは私が単にアバウトなだけかもしれないし。

それで、手持ちの紙箱入り色鉛筆の紙ケースがどうなっているのか見てみることにしました。

→ 500色の色えんぴつ」考 紙ケースの構造(2) ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その10~ に続く

 
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【このブログのフェリシモ500色の色鉛筆の関連記事は】

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これも時代? 伊東屋のセールのお知らせ

メルシーカードを作ってメール配信を希望したため、伊東屋からメールマガジンが来ていますが、今日のメールマガジンにこんなことが書いてありました。

〔2〕☆青葉台店セールのお知らせ☆


青葉台店にて、「スクエアーバーゲンセール」を開催致します!!

期間:6/25(木)~7/8(水)

伊東屋オリジナル商品、及び直輸入品を20%OFFにて販売致します。
おまとめ買いの大チャンスです☆
他にも「その場で出来るスピード印鑑」や風雅印(住所ゴム印)、
実印・銀行印なども20%OFFでご提供致します。
是非、この機会を逃すことなくご利用下さいませ。
(尚、一部対象外商品もございます。またセール品に関しましては、
メルシーポイント対象外とさせて頂きますので、予めご了承下さいませ。)

2004年発行の『ステイショナリー・ワンダーランド―伊東屋の文房具たち』には、以下のように書いてありました。

伊東屋は、商品のセールや値下げは一切しません。それは、お客様ひとりひとりにいつでも同じ価格で購入してもらおう、という創業当初からの考え方。しかし、メルシー券をもらうことで、二回目のお買い物が嬉しくなる。

伊東屋に何度も行きたくなる理由は、ここにもありました。

(同書P.15 「伊東屋の魅力その3 やっぱりうれしいメルシー券」より引用)

なお、創業当時、どう書かれていたかは、明治43年発行の『伊東屋営業品目録』を見てみましょう。(旧漢字は新漢字に改めました)

各地より御注文の御案内(注:通信販売のページ)

(1)販売品定価の儀は総て廉価を旨と致し居り駆引等一切仕らず候。

「定価販売なのは、すべて安く提供しているからで、値引きなどは一切いたしません」ということでしょうか。

私は、伊東屋はそういうものだと思っていました。
ここの文具はすべて定価販売。
そのかわり、一度の買い物でもメルシー券をもらって顧客気分になり、それを使えば割引もしてもらえるのがうれしかったです。

しかし、メルシー券を廃止し、定価販売の堅持も止め。
(伊東屋には年に数回しか行かないので、セールがいつから行われていたかも知らないのですけど。)

同じく、メールマガジンでは、6/25(木)~7/12(日)の間、「Wポイントキャンペーン」(通常商品の3%のメルシーポイントが6%に。対象店舗は「銀座本店、玉川店、青葉台店、丸の内店、東京ミッドタウン店、パピエリウム ギンザ店、ITO-YA-e」)も行われる旨が書いてありました。

私だって、もちろん安く買えればうれしいし、文具のワゴンセールはチェックするし、近所の文具店のポイントを集めるのを楽しみにしている小市民です。
老舗デパートだって、クリアランス大バーゲンはまったく普通の光景です。

でも、伊東屋はそうじゃなかったのに。
まだ本の発行2004年から5年たっていないのに、この変わりようは何なのでしょう。
そのうち、銀座本店でもセールにかかるものがあったり?
「伊東屋ならでは」を次々にそぎ落として行って、一体何が残るのか。

伊東屋よ、Quo Vadis !

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【このブログ内の関連記事】

→ 伊東屋の営業精神 ~明治43年『伊東屋営業品目録』より~ その1

明治43年発行の伊東屋の通販カタログの表紙や序文を画像入りで載せてあります。(後編もあり)

→ ステーショナリー タニィの秘密8 小さな店にできること

それまで「文具のデパート」「置いてないものはない」という感じだった伊東屋の、取り扱い品目の変化について書いています。 

その他、銀座伊東屋の関連記事(新旧とりまぜ)は、

→ カテゴリー 伊東屋 へ 

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本は個人で保存する時代なのか ~公立図書館と「暮しの手帖」~

市立図書館に行ったついでに、以前から気になっていた「暮しの手帖」の索引について、レファレンス窓口で聞いてみました。

この図書館では、かつて「暮しの手帖」第1世紀(通巻1号~100号をこう称しています)を合本製本して保存していたことを私は知っていました。
創刊号は1948年発行。
そこから全号そろっていたかはわかりませんが、第2世紀の途中からしか読んだことのなかった私は、家にない「暮しの手帖」が読めて感激し、図書館ってすごいなあと思ったものです。
第2世紀(通巻101号~200号)は1969年発行からですから、第1世紀終了はそれより前。
私が図書館で合本を見つけたのはたぶん70年代後半~80年代ですから、10年以上前のものが保存されていたわけです。

そんな過去があったので、当然、この図書館には「暮しの手帖」は第1世紀からそろっているものと思っていました。
私の用件は「第2世紀の索引があるかどうか知りたい」でした。
「暮しの手帖」は、かつて、ずっとバックナンバーを販売していて、それぞれの号の後ろにそれまでの号の目次がついていた記憶があるのです。
なので、100号に総目次がついていたら、昔の文具の商品テスト(ボールペンとか消しゴムとか肥後守とか)のことなどを調べたい時、該当の号をすぐに見つけることができると思い、コピーさせてほしかったのです。
ただ、最後までバックナンバー目次がついていたかは覚えていなかったので、場合によっては第二世紀の実物を何冊も出してもらうつもりでした。

ところが、パソコンで困ったようにあれこれ調べていた係の人は、やがて、「『暮しの手帖』は3年分しか保存していない」というではありませんか。
何? 3年分って。
では、あの「第1世紀」のきちんと製本したものまで廃棄してしまったっていうんですか!?
あんな貴重な資料を!!

図書館が、本を買わずに読んで済ませたいという人対象なら、新しい話題の本がそろっている方がいいに決まっています。
でも、過去のことを調べたいときには、これではどうしたらいいのかわかりません。
古文書は収集するのに、昭和の歴史は収集しないのですか?
「昔の暮し事典」のような本はいろいろ出ていますけれど、そんなものより「暮しの手帖」がとりあげていることを見ていけば、時代がはっきりわかるのに。
収蔵スペースに限りがあることは知っていますが、これは捨ててはいけない雑誌ではないですか?
後世に戦後からの昭和の歴史を伝える資料として。
元からなかったのならしかたがありませんが、確かにあったのにと思うと残念でなりません。

私の家にもずっと「暮しの手帖」がとってあったのですが、家人が無断で処分してしまい、すごく悲しかったけれど、でも図書館にあるからと思っていたのです。
甘かった。
近隣の図書館を一応調べてくれたのですが、これまた「暮しの手帖」を保存している図書館は皆無に近い状態でしたから。

ちょっとのことを調べるために、国立国会図書館や大宅壮一文庫(どちらも日曜休館。オンラインのサービスなどはある)に行かなくては用が足りないのでは、時間の自由がきかない人にはお手上げです。
図書館は家の近くにあるのですが、平日は閉館が早くてまったく使い物にならないので、辞典や資料などは自分で買うようにして、あまり利用していません。
そして、本が本棚に入りきらずに大変なことに…
この上、暮しの手帖(とりあえず第2世紀、できれば第1世紀も)を入れるスペースはないのですが(ないから処分された)、こうなると世間に存在するうちに入手しておかなくてはいけないのかと焦ります。

図書館では廃棄している雑誌も、古書店やネットオークションではかなり古いものがまとまって売られていたりします。
それらは個人の保管していたもの。
資料は、「個人の保管 → 個人の保管」 となるばかりです。
その人が資料を譲り渡す個人(や古書店)が見つからなければ、その資料は捨てられてしまいます。
図書館に寄贈しても雑誌や古い本では廃棄される運命のようですから、何としても個人で「所有」しなくてはなりません。
それもなかなか辛いところです。

たまたま今回は「暮しの手帖」でしたが、たぶんいろいろな分野で同じことが起きているように思います。
そして、気がついたら、山ほどあった情報が、新聞の縮刷版くらいしか残っていないかも。
それでいいのかなと思います。

収納スペースに限りがあるのはわかっていますから、近隣の図書館同士で力を入れるジャンルを分担し、「○○に関する本や雑誌は××図書館が持っている」みたいに、どこかで用が足りるようにはできないものでしょうか。
いえ、そうしているところがあると思いたいです。
図書館は、楽しみの読書を推進するだけでなく、文化の足跡を蓄積していく場所でもあるはずですから。

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「500色の色えんぴつ」考 初めに… ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その8~

フェリシモの「500色の色えんぴつ」第1回分が届きました。
私のものは、緑系の箱に入って、「Kraso クラソ ダイジェスト版」「iedit イディット」他のカタログやリーフレットとともに宅配便で届きました。
中には、メール便で届いたという信じがたい発送方法もあったようです。(→ ブログ日々の記録 【500色の色えんぴつ】1回目 を参照。No.2の色名も掲載されています。)
みんみんさんもブログで書いていましたが、私の常識では、フェリシモは少量の商品でも、商品以上にどっさりカタログを入れて、箱詰めで送ってくる会社なので、これは意外なことでした。(→ みんみんさんのブログの記事は 色の花束 へ) 
新規拡大のチャンスなのに、どうしてこんなことになったのでしょうか。

今回の復刻版「500色の色えんぴつ」については、文具・画材としてよりは、一種のファンシーグッズとしてとらえるのが妥当だと思っていますが、まずは文具としてどうなのかを見ていきたいと思います。

初代との違いを大まかに整理すると、

1 ケースが透明プラスチック → 紙ケース(クリスタルパック包み) へ

2 色名が 和名のみ または英名のみ → 和名・英名併記 へ

3 鉛筆の冠部(後部)が 切りっぱなし → 山高加工 へ

4 1ケースの配色が ミックス → 同系色グラデーションへ

5 生産者が 三菱鉛筆 → 中国製(メーカー名不明)へ

6 価格が 5万円 → 2万円~3万6千円 へ

7 付属小冊子が 「色のささやき」 → 箱に封入の「色名の紙」へ

このあたりでしょうか。

7の「色のささやき」冊子については、私が持っている英名版には付属していなかったものなので考察できるかわかりませんが、明らかに違うものととらえている方がいらっしゃるので、相違点としてあげておきます。(詳細は後日)

もうあちこちでレポートが出ていますので、私が書くことがあるかわかりませんが^^; ぼちぼち書いていきたいと思います。

【参考ブログ】

どちらも、500色の色鉛筆の特設カテゴリーがあります。

→ フェアリーガーデン出張所:カラフルカラー 《みんみんさん》

初代の第一回配布色と比べる、同じ色を初代と今回で塗り比べるなどのレポートのほか、気になる他の記事などもよく探していらっしゃいます。(私が今回「7」を入れたのは、ここにレポートされていた記事を探して読んだからです。)

→ アナログロボ絵師の筆箱:フェリシモ500色の色えんぴつ(鉛筆) 《はいばら榊さん》

実際に絵を描ける方のレポートですので、描き味や硬さなど大いに参考になると思います。他社の色鉛筆との使用感の違いもおもしろいです。これによると、フェリシモ色鉛筆は学童用色鉛筆と同等の、硬めのようです。

【このブログの500色の色鉛筆に関する記事】

→ カテゴリー☆ シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ

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カミカラのスティッチ 「小学三年生」のふろくになる

中村開己さんのアクションペーパークラフト「カミカラ」(ドキ☆ペパ)ファンの方。
現在発売中の「小学三年生7月号」(小学館)のふろくに、飛び出すペーパークラフトのスティッチ「ポップアップスティッチ」がついています。

「パンダ爆弾」「ペンギン爆弾」などと同様の、ぺたんとつぶれて、指で押すとぽん! と、一瞬で立体が出現するタイプのカミカラです。

ふろくという性格上、期間限定のものになるので、ほしい方は今のうちに。
セロハンテープと輪ゴム(小さめのもの)が必要です。
(昔のふろくって、必要な輪ゴムとかもきちんとセットされていたと思うのだけど。割りピンなんか近所に売ってなくて、ふろくでしか見たことがなかったなあ。)

近所の書店で買おうと思っていたら、なぜか小学三年生だけが売り切れだったのは偶然でしょうか?(だからアマゾンで買いました)



ほかにも、「劇場版ポケットモンスターD・P ペンケースつきクリアファイル」「スティッチ アイスクリーム消しゴムぺんしる」と、文具の付録がついています。

私の子供のころは、もっと学年誌は厚かったような気がするのですが、今のは「子供の科学」より気持ち厚いかな~ くらいの厚さなんですね。
紙質のせいかもしれませんが、ずいぶんスリム化したものです。

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500色の色えんぴつ到着&uni240色色鉛筆カタログ配布中 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ 番外~

1 フェリシモ 500色の色えんぴつ、第1回分到着

私の分はNo.4(オレンジ系 076~100)が届きました。
開けてみた第一印象は、塗料のにおいがかなりきついなあ、です。

2 三菱鉛筆 ユニカラー240リミテッドエディション(uni COLOR 240 LIMITED EDITION)店頭ディスプレイ開始

三菱鉛筆から出る240色色鉛筆ですが、取り扱い店舗に、店頭ディスプレイ(パネルと、色鉛筆の箱の引き出しを開けたところを模したペーパークラフト)と、色見本&色名がすべてのったミニカタログ(たたんだ状態でB6サイズで、色は白)が置かれています。
(注文のキャンセル、返品不可)   

ただ今、私は体調不良と多忙で、細かいレポートが書けません。
週末も土日とも予定がいっぱいなので、画像や内容など、詳しくは来週になってから書いていく予定です。

【関連リンク】

フェアリーガーデン出張所 カラフルカラー
みんみんさんのブログのうち、500色の色えんぴつ関連の記事をまとめたカテゴリーです。
500色は、私と同じNo.4が届いています。
過去のフェリシモ歴から、手放しでほめないところが私と似ています。
三菱の240色色鉛筆についても触れています。

【このブログ内の 500色&240色色鉛筆 関連記事】

→ カテゴリー シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ

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内職商法 返金されるまでの道のり ~富士紙製工芸・ふじ工芸・だるま屋~

(この記事は、 このブログの、富士紙製工芸、ふじ工芸 などの内職商法の募集方法、電話の勧誘の言葉、返金交渉などのシリーズの続きです。それぞれの記事は カテゴリー:悪徳:問題商法 をごらんください。)

このブログでは、偶然目にした検索ワードから「富士紙製工芸」「ふじ工芸」の2つの会社の業者が、応募者に先に30万円前後のお金を前金で払わせるタイプの内職商法を行っていると判断して関連記事を書き、読んでくださった方からの体験談が寄せられています。

記事在宅ワーク『ふじ工芸』の追加情報にいただいた、けいさんのコメントでは、業者(「だるま屋」のようです…後述)が返金に応じるまでが容易ではなかった経験談が書かれています。
A: は、業者側の言い分です。

・4/17 入金してしまう

・4/21 解約しようと思い消費者センターへいく
    クーリングオフのはがきを書く

・(連休明け 5/6? まで待つも音沙汰なし)

消費者センターより連絡。

 A:簡易書留でなく口座振り込みなら返金できる
   5/22に返金する

・5/22 入金なし 消費者センターから電話

 A:22日は間違い。28日に。 

・5/28 入金なし 消費者センターから電話

 A:28日に入金したが口座番号が間違っていて銀行に問い合わせ中。6/2には記載される

・銀行に問い合わせたが、口座に関する問い合わせはないという返答。
 再度電話

 A:入金はしていない。入金しようと手続きしただけ。

口座番号がわからなかったら返金できないだろうと自分で電話

 A:口座番号はわかっているし、6/2に入金する

 訴訟も考えているしマスコミにいう準備もできていると電話で言う

・6/2 返金される

このケースは、クーリングオフの通知を出した後も、かなり何度も消費者センターを通じて連絡を繰り返し、それでも返金までおよそ1カ月半かかっています。
相手は返金したくないわけですから、理由にならない理由をつけて引き延ばし、応募者が根負けしてしまうか、あるいはそういうケースが増えてくれば事務所をたたんでフリーダイヤルを解約してしまう、ということになります。
なので、交渉は早めに、具体的な日付を出して行った方がいいと言えるでしょう。
業者が行方不明になる場合もあるからです。

また、けいさんから、「だるま屋と、富士紙製工芸(ふじ工芸)は、住所は異なるが教材送付先や入金先は同じ」という情報も書かれています。

だるま屋の口座は  明朋教育サービス(株) のようですが(内職商法業者名鑑 だるま屋より)富士紙製工芸やふじ工芸の口座は私は未確認なので、ご存じの方がいたら教えてください。

【2009年7月7日追記】

業者から返金をしてもらえたうさぎ③さんより、ふじ工芸の口座は、メイホウキョウイクサービス株式会社 だったという情報が寄せられました。
つまり、富士紙製工芸、ふじ工芸、だるま屋は同じ業者と言ってもよいと思います。
( コメントのついている記事は → 在宅ワーク「ふじ工芸」の追加情報 です。)
素直に返金に応じてもらえない場合は「とにかくしつこく電話してみること」だそうです。

【このブログの追加記事】

→ 内職商法の業者、詐欺容疑で逮捕

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「五線譜ノート 白 表紙 ホルン」と言えば…

先日、文具店で中学生2人が何かものを探していました。
お店の人が別のお客さんの相手をしていたので、「何を探しているの?」とお節介に口を出したら、顔を見合わせながら、「楽譜を貼る…ノート…」とかいう。
自分が吹奏楽の楽譜を貼っていたのはスケッチブックだったので、それかなと思ったけれど、どうも違う様子。
そのうち「白い表紙で、ホルンのついてる…」とか言うので、ああ、と思い当たった。

それは、楽譜を貼るというより、楽譜を書く五線の音楽ノート。
A4で、白い表紙に「MUSIC BOOK」と書いてあって、下の方にホルンの柄があります。
私は何度もここのお店で買っていたので、ある場所もわかる。
「これじゃない?」と差し出したら、「これ~」♪
こういうのって当たると気持ちがいいものです。

で、今日、アクセス解析を見始めたら、「五線譜ノート 白 表紙 ホルン」という検索ワードでうちにいらした方がいました。
これってたぶんその五線ノートだと思います。
無事に見つかったでしょうか?
メーカーはコクヨ、品名は 「音楽帳(ツインリングとじ)A4」オン-10、12段の五線譜が印刷してある音楽ノートです。
ネットではなかなかバラで売っているところがなかったのですが、品名がわかれば文具店で注文できるかも。(アマゾンでは5冊の値段で、配送料が別にかかります)

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アスクルでも買える こより

そろそろ七夕用品が店頭に出始めました。
近くのパッケージプラザでは、でんぐりはまだ入荷していなくて、きらきらするテープで作った飾りがまず売られていました。
商店街などではこちらのほうが需要がありそうですね。

七夕の短冊をつける「こより」は100円ショップで売っていることもありますが(詳しくは、百円ショップにあった七夕のこより へ)、見つからないときは、ぽちっとアスクルに事務用のこよりが売っています。
Photo

長門屋商店 紙こより 180M巻き

レース糸みたいな巻きかたでかなり大きいです。(画像右)
七夕でなく事務用だと使いでがありそう。798円

これを検索したら、ポータルアスクルに七夕用のこよりも売っていました。
たぶん、この季節にだけ入荷しているのでしょうね。

タカ印 耳つきこより 46-6102 1パック(10本入り)

ただ、耳つきのせいか、百円ショップのエヒメ紙工のこより(画像左)にくらべてかなり高いです。120円。

タカ印 短冊(こより付) 46-6182 1パック(30枚入り)

こちらに入っているこよりは耳つきではありません。

耳付きこよりでなくても、端のよりを手でほどけば耳付きにすることができます。
Photo_2
少々手間はかかりますが、このほうが経済的かなと思います。

アマゾンで販売しているこよりは、イマムラ 紙こより 100本入りなどがありますが、少々送料が高いです。
でんぐり飾りも売っています。
くす玉とかかぶらとかいろいろあって、メール便送料80円でいいらしい?(表示が違うものがあるので)


   

【七夕関連記事】

 でんぐりの七夕飾り
→ 七夕飾り ~切り紙の天の川と投網~
→ でんぐり紙がやってきた♪
→ 七夕の短冊のつけかた
→ 都会の七夕
→ 百円ショップにあった七夕のこより
→ タローの色紙で七夕の短冊を作る
 

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三菱鉛筆より240色色鉛筆「uni COLOR 240 LIMITED EDITION」限定販売 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ 番外~

このブログの記事、500色の色えんぴつ発送開始? ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その7~ に、いろいろなコメントをいただいたのですが、オクトバコさんより、本日、違う方面からのコメントをいただきました。

三菱鉛筆が 240色色鉛筆を 限定販売する

いう情報です。

これはまったく知りませんでしたので、教えていただいた三菱のページユニカラー240 リミテッドエディションへ行ってみました。

鉛筆「ユニ」 誕生50周年。

今、歴史に残る色鉛筆を作ります。

色の世界に魅力を感じる大人の色鉛筆ユーザーの皆様へ、

「240色の色鉛筆」をお届けします。

「ユニカラー240 リミテッドエディション」

標準小売価格 52,500円(税込)/5,000セット限定販売

…すごいですね。(いろんな意味で)

もともと、初代フェリシモ色鉛筆を作ったのは三菱鉛筆なので、多色の色鉛筆を作る技術ならこちらが本家。
しかし、フェリシモは、当時、広告には三菱鉛筆の名をのせたものの、製品にはフェリシモのロゴのみだったため、後々、これが三菱鉛筆製だということがわからなくなってしまったのです。
今回、三菱鉛筆製にならなかったのは、コストもですが、そのあたりも原因ではなかったかなと勝手に憶測しています。

今回は、フェリシモは500色の色えんぴつを三菱鉛筆から中国製と変更したため、それが理由で買うのをやめる人もあちこちで見られました。

フェリシモは、もともと500色の色鉛筆をファンシー商品として展開していると私は思います。
画材や文具としての品質より、それを並べて飾ったり、占いのようなことをしたりできて、さらに、絵や字もかける、そんなカラフルなアイテムです。
なので、メーカーや品質についての質問があっても、きちんと回答しなかったりします。

三菱鉛筆は、文具メーカーとしてそれに対抗しているような気がします。

たとえば、特長の「なめらかな描き味」では、

色鉛筆は、色をつくりだすための顔料や染料に、なめらかな描き味にするためのワックスとタルクを混ぜて作ります。その配合は極めて微妙で、描き味を維持しながら微細な色の差を表現するには、高度で熟練した職人技術が必要です。

と、どこでも簡単に作れるものではないのだという矜持を見せ、240色についてでは、

色の名前には、自然物から写し取ったものや顔料や染料など色材に由来したもの、あるいは文学的に表現されたものから商業的な目的でつけられたものまで実に多様です。色名は時代とともに自然と淘汰され、現在、私たちが目や耳にしているのは、今を生きている色名なのです。

『uni COLOR 240 LIMITED EDITION』では、慣用色名や、伝統的なもの、さらに近現代に名づけられ、次の時代にも引き継がれていくであろう色名を選び名づけました。
なかでも日本の伝統色の名前は、あえて英訳せず、音の響きを生かした表記としました。日本人の感覚でとらえた色と、命名に対する想いを感じていただきたいという、uniからのメッセージです。

と、色名も「気分」でつけたわけではないという意思がうかがわれます。

この色鉛筆なら、フェリシモのものより品質はよさそうだと誰もが感じるのではないかと思います。

☆  ☆  ☆

なのに、この勝負、戦略的にはフェリシモの勝ち、と私は思ってしまいます。

それは、「240~500色の色鉛筆を切実に必要としている人はほとんどいない」と思うからです。
「たくさんの色が集まっていたらきれいだな」という漠然とした希望、それを形にしたものが超多色色鉛筆だと思います。
だったら、「色が多くて、値段が手ごろなほう」に軍配が上がると思うのです。

初代500色色鉛筆は、バブルの時代の産物です。
それでも、5万円の色鉛筆は私には厳しい買い物でした。
まして、現在は先のわからぬ不況下です。
そこに、52,500円
待望の本家三菱鉛筆が出した色鉛筆、というだけでは、簡単にとびつけない昨今の事情です。

実際、240色色鉛筆の色の選択には、不思議なことがあります。
それは、「240色の中に、現在発売しているユニカラー100色のうち、67色(の芯色)しか入っていない」ということです。
どうしてその33色を外したのか。
240色にその33色を足した273色がユニカラーのすべての色なのに、それが1セットに収まっていない。
限定バージョンで既存よりはるかに色数が多いのに、コンプリートにもなっていないという中途半端さが気になります。
せめてHPに240の色名くらいのせてほしいものですが… 訂正:色名は、HPのユニカラー240 リミテッドエディションページ下部の、「色を味わう」の「[Ⅰ]赤~橙系」などと色の系統が書いてある部分をクリックすると見られます。240色の詳細についてはこちらからリンクではわかりません。)

また、画材として優秀であったとしても、こちらもばら売り対応はしないそうですから、使い切ってしまえば補充できないというのは500色色鉛筆と同様。
となると、こちらも使えない色鉛筆になりがちでしょう。
値段が値段ですから、2セット買ってがしがし使う、のも厳しい。

「500色の色えんぴつ」と描き味を比べるだけなら、今のユニカラーを買ってくればいいわけですから、積極的に240色色鉛筆を買う理由はないのですが、240色鉛筆の取り扱い店舗が行けるところにあるので、実物なりカタログなりを見る機会があるといいなと思います。(←危険)
実際、専用ケースにおさまっている色鉛筆の画像は近づきがたいほどきれいなのですが、何にしても高嶺の花です。(ケース込みだから、なお高値なんでしょうね。)

もちろん、三菱鉛筆製ならよかったのに、と思って、フェリシモ500色色鉛筆をやめた方には朗報でしょう。
「uni COLOR 240 LIMITED EDITION」は、本日、6月1日から先行予約注文受付開始、10月1日より、全国で5,000セットの限定販売(ケースにシリアルナンバーつき)です。
→ 予約受付店のご案内 へ 

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☆ 240色色鉛筆の対抗馬? フェリシモの500色の色えんぴつの関係の記事は

→ カテゴリー シリーズ:フェリシモ500色色鉛筆 へ

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