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2009年7月

栗本薫さん グイン・サーガ関係の出版 続々

「栗本薫さん、お別れの会」でも飾ってあった豪華限定版2冊組『GUIN SAGA』が発売になっているようです。
(まだ私のところには届いていません。)
5月31日締め切りの予約制でしたが、オンライン書店ビーケーワンでは在庫があって、予約をしなかった人でも買うことができます
(→ 豪華限定版『GUIN SAGA』グイン・サーガ誕生30周年記念出版 のページへ)
(過去記事は、 → 豪華限定版 GUIN SAGA(グイン・サーガ)7月発売☆ へ)

【追記】 7月28日現在、アマゾンにも入荷しました。予約していない人でも買えます。

このほかに、

「S-Fマガジン 2009年 09月号」栗本薫追悼

表紙の黙祷するグインは、加藤直之さんならでは。

・栗本薫さんの作品「氷惑星の戦士」「遥かな草原に……」「語り終えざる物語〈ヒロイック・ファンタジー論序説〉」
・交代していったイラストレーターの方々のイラストギャラリーとコメント
・追悼エッセイ(新井素子、鏡明、笠井潔、川又千秋、久美沙織、図子彗、高千穂遥、田中勝義、難波弘之、ひかわ玲子、三浦建太郎、若林厚史)
・栗本薫作家論(小谷真理、風野春樹、柏崎玲央奈、笹川吉晴、巽孝之)
・グイン・サーガ 全ストーリイ
・栗本薫 略歴と作品
・栗本薫/中島梓全仕事一覧

と、大変充実した内容になっています。
「栗本薫/中島梓全仕事一覧」は、「栗本薫さん、お別れの会」で配布された冊子と同じデータがのっています

『グイン・サーガの鉄人』

グイン・サーガのクイズ、同じ場面で初級、中級、上級、それぞれ90問のクイズ+難問スペシャル10問で構成されています。
ストーリーを復習するのにもいいかもしれません。

私事ですが、しばらくアクセスしていなかったところに行ったら、パスワードを控えていなくてログインできずに難儀しました。
「秘密の質問の答え」が、「好きな架空の人物」
う~ん…なんでまたこんなものにしてしまったんだろう?^^;
おそるおそる「アルド・ナリス」と打ってみたら…無事、入れました。
それ以降、もっと好きな「架空の人物」が現れていなくて幸いでした。

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「栗本薫さん、お別れの会」に参加しました2 会の様子

(この記事は 「栗本薫さん、お別れの会」に参加しました1 開会前の様子 の続きです。)

昨日より、サイト アニメワン にて、「栗本薫さん、お別れの会」の様子が配信されていますので、詳しい様子はそれでごらんいただけます。(誰でも見ることができます)
(献花の最中もライブを行っていたので、後半の映像がかなり長いです。)

なので、特に印象に残ったことなど。

【送る言葉】

早川浩さん(「お別れの会」実行委員長)…早川書房社長

グイン・サーガ100巻記念の「百の大典」が同じ九段会館で行われたことに始まるお話でした。
栗本さんは、一度も締め切りを破ったことがなかったそうです。
「住まわれる国で、ちょっと一休みしたら、通信の発達している世の中ですから」
いろいろな作品を今まで通り送ってください。私たち、楽しみに待っていますから。という言葉に、涙を誘われました。
グイン・サーガを出していた出版社だけに、読者同様、未完を惜しむ気持が強いのでしょう。

田中芳樹さん(作家)…後輩作家として

弔辞原稿はなく、栗本さんにインタビューされたときの思い出や、作家パーティで会ったときのエピソード(もっと書かなきゃと言われたことや、パーティの他作家さんへの関心など…会場の笑いを誘いました)を語っていらっしゃいました。
栗本さんのことを「才女」と評されていました。

内藤裕之さん(講談社文芸局長)…担当編集者

栗本さんと同年齢のようで、新入社員のときに「文学の輪郭」が群像新人賞を取ったところから、乱歩賞、伊集院大介シリーズと、ずっと栗本さんの仕事につきあってきたことがよくわかるお話でした。
当時の批評などで、中島梓さん&栗本薫さんの業績をわかりやすく説明してくれていました。
単行本未収録の「弥勒」、まだ発表されていない原稿「スペードの女王」があることもわかりました。

後藤秀樹さん(アニメ「グイン・サーガ」プロデューサー)…アニプレックス

アニメ「グイン・サーガ」が大変難産だったにもかかわらず、多くの人が「グインだから」と手を差し伸べ、困難を乗り越えて作品を作り上げることができたことを語っていらっしゃいました。
試写会での栗本さんと御主人の今岡さんとの睦まじい様子に、「楽屋でツーショットの写真を撮りませんか?」と提案したほどだったとか。
栗本さんが体調の悪い中DVDのための書き下ろし作品「前夜」を書いてくれたことなど、ごく最近の創作活動にかかわっていらしたからか、嗚咽で弔辞が途切れることもしばしばでした。

嶋津健一さん(ピアニスト)…栗本さんのピアノの先生

「梓先生」という呼び方で、栗本さんのピアノの音の変化する様子や、熱心な練習のこと、ライブや打ち上げなどの楽しさを語り、文字作品とは違った面からの栗本さんの音楽活動についてのお話でした。(弔辞原稿なし)
栗本さんが亡くなられた翌日、「梓先生からの贈り物」として嶋津さんの元に来た曲として「Tender Road To Heaven」がピアノ演奏されました。

栗本さんが活動していたジャンルや作品が多かったために、「八面六臂」という表現が何度か聞かれました。
(自分としては、阿修羅像イメージの「三面六臂」の方が好きなんですけど。顔が8個で手が6本では収まりが悪いから)

また、手料理をたくさんごちそうになったというお話や感謝の言葉も複数の方から聞きました。
栗本さんのお得意の料理は何だったのでしょう?

業績として出版関係が多いのは納得ですが、演劇関係やJUNE関係の弔辞がないのが少しさびしかったです。
Photo_2 後者は苦手な方もあるでしょうし(司会のアナウンサーさんが、業績の中の「耽美小説」や「ボーイズラブ小説」という言葉を言いにくそうでした)、表舞台は遠慮してもいいと思うのですが、演劇は、脚本・演出のほか、「天狼プロダクション」まで作って力を入れていた分野なのにです。
演劇関係は、思い入れと評価が結び付かない世界だったのでしょうか?
このあたりが、個人の創作活動である文章と、大勢が分担・協力して作り上げる表現との違いなのかもしれません。
一人で何でもできても(それこそ、脚本、演出、作詞、作曲、演奏、打ち込みなんて!)、思い切って他人に手渡すほうが、違う切り取り方や見せ方をされてよかったのかも。
個人的には栗本さんのミュージカルは好きだったので、あまり言及されないのが残念でした。

今岡清さんのご挨拶

栗本さんの人生は決して長くはなかったが、幸せな人生だったと思う、と「幸せ」を繰り返していらっしゃいました。
昨年秋から、デスクに向かっていられるのが30分ほどだったという中、なお文章を書き続け、ライブを続けたのは、「表現することが生きることそのままだった」ということでしたが、恐るべきパワーだと思いました。
中でも、闘病記の最後が、日付を書きかけたまま指がすべってエンターキーにのったままになり、改行マークがずっと続いていたというくだり、最期まで表現し続けようとした鬼気迫るものがありました。

このあと、栗本さんと一緒にライブ活動をしていた方々の演奏がありました。
ただ、ぴんと来なかったのは、まず最初の歌が「アメージング グレース」であったことです。
栗本さんのお家の宗教は知りませんが、やはり「彼の地」は、栗本さんが作った世界のヤヌス12神がおわす場所、どこへ赴くにしても「ヤーンの導きのもとに」ではないかと私は勝手に思っていました。
そこへ、何の前置きも後の説明もなく、キリスト教の神を讃える歌を延々と聞かされる気分で、せめて、最後の曲の時のように「遺言により」とか、「栗本さんのお好きだった」とかの一言でもあればなあと思いました。

献花が始まった時の曲も、ライブで演奏されていた曲ですから、夜のムードに似合いそうなジャスっぽい雰囲気の曲が多く、のりのよいリズムにずいぶん違和感がありました。
ミュージカルの「グイン・サーガ 炎の群像」や「いとしのリリー」などに、もっとしっとりと穏やかなナンバーがあるのになあと思いましたが、採用されなくて残念でした。
(よくライブを聞いていらした方には懐かしいものだったかと思いますが。)
時々、音楽は生演奏でなくなり、栗本さんのピアノ演奏の録音が流れたりしていました。

中央の関係者席の方々は、献花を終えるとそのまま退場されていきました。
(初めに、献花を終えたら退席をうながすようなアナウンスもあったような気がします。)
中央の空間はだんだん広がっていきましたが、今岡さんに挨拶する人なども多く、時間がかかりました。

一般席に順番が回ってきたころ、退場しないで自分の席に戻る人が出始めました。
きれいに空いてしまった中央席はそのままに、元いた自分の席へ。
名残を惜しむ人も多いのでしょう、献花の列はばらばらと、さほど列も詰まることがなく、数人ずつ、ゆっくりと進んで行きました。

私の献花の番が回ってきたのは、3時近くなってからでした。
「何列でお並びください」などの誘導がないので、栗本さんの遺影の正面に行く人が多く、白いカーネーションが真ん中ほど盛り上がっています。
花を置いて手を合わせましたが、どうもまだこれが「お別れ」という気がしなくて、大がかりなお芝居でもみているような気分でした。
舞台袖からご本人が今にも登場して何か言いそうな錯覚を覚えました。

そして自分の席に戻りました。
私が見ていた限り、2階3階から下りてきた方が1階の空いている一般席に座ることはありましたが、空いた関係者席は、腕章をつけているカメラマン? が座ったくらいです。

2階、3階から献花に来る方は、ずいぶん待ったはずなのに、それでもせわしなくやってくるでもなく、ゆっくりと進み、じっくり献花をされている方ばかりでした。

それでも、その献花も途切れがちで終わりそうかと思ったとき、ふいに空気が変わりました。
それまでも、黒っぽい服装の参列者が多かったのですが、それは喪服だったり、おとなし目の色だったり、ミニドレス風であったり、ポロシャツだったりと、ばらつきを感じるものでした。

ところが、この人たちは、同じ黒っぽい服でも、雰囲気がリクルートスーツできちんとそろい、歩くスピードもなんだか速いのです。
そして、最初の関係者の献花のように横一列に並んで大勢が一度に花を捧げて、そうよね、献花はこういう感じでないと時間がかかりすぎるもの、と思いました。
でも、なぜこの集団は今までと違うのかなと思ってよく見たら、それは「お別れの会」のスタッフをしていた方々でした。
会社関係の方だったのでしょうか、ずいぶん多くの方がスタッフとして働いていらしたようです。

献花が済んで、最後の曲は、栗本さんが遺言で絶対にこれをと指定した曲、ミュージカル「キャバレー」の「MORNING LIGHT」でした。
繰り返される言葉「Give me a chance!」とは、栗本さんの願いでもあったでしょうか。
人の子として生まれたからには、やがて死ぬことは避けられないけれど、机3つ分の本や音楽を残されても、それでも中途で逝くことは無念でしょう。

がらんと空いた中央の関係者席と、まばらになったとは言えふさがっている一般席。
開場後と同じような雰囲気になりました。
そこに最後まで残った人からの拍手が、最後の歌に送られました。

Photo 演奏と音響をしてくださった方の献花が終わって、本当に散会となりました。
4時少し前。
開場より4時間がたっていました。

ホールのドアを出ると、ロビーや外では、まだ多くの人が残って、名残りを惜しんで話をしていました。

【このブログの栗本薫さん関係の記事】

(訃報関係)

→ 栗本薫(中島梓)さんの突然の訃報

→ 栗本薫さん お別れの会 申し込み締め切りは6月30日

→ 栗本薫さん お別れの会 入場券発送中

→ 「栗本薫さん、お別れの会」に参加しました1 開会前の様子

(作品関係)

→ 豪華限定版 GUIN SAGA(グイン・サーガ)7月発売☆

→ 今日から『グイン・サーガ』のアニメが始まりますね

→ June全集の内容 第8巻 江森備/紫音と綺羅

→ June全集の内容 第1巻 栗本薫/中島梓

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「栗本薫さん、お別れの会」に参加しました1 開会前の様子

「栗本薫さん、お別れの会」の会場、九段会館に到着したのは、開場12時より10分ほど前だったでしょうか。
列の先頭は建物の中でしたが、建物の屋根からはみ出して少しずつ延びていました。
Photo 大勢のスタッフさんに気後れして、会場の外の撮影もままならない雰囲気ですが、イベントの性格上、写真を撮りまくるようなものでもないのは確かです。
ミンミンゼミの声も、まだ本格的な夏には遠いおとなしいものでした。

会場の中から、ミュージカル「グイン・サーガ 炎の群像」のナンバー、「グイン・サーガのテーマ〈GUIN with Panther Head〉」の歌声が流れてきました。
ああ、あのCDをかけていると懐かしく思ったのですが、その他のナンバーがかかりませんでしたから、これは後で考えると式で行う演奏のリハーサルであったようです。

Photo_2 12時を少し過ぎたところで開場になり、出したはがきと引き換えに封筒に入ったパンフレットと、献花のための白いカーネーションを1本受け取って、席へ向かいました。

九段会館の座席図は、九段会館-大ホール-座席表に出ていますが、1階中央部「7~26」の「は~か」列あたりまでが、すべて関係者席のようで座れませんでした。
両翼の前列の方はどうなっていたのか確認できませんでしたが、中央だけとしても、関係者席が240席くらいになるのでしょうか。
中央の「よ」「た」あたりが録画席でしたので、一般参列者(?)は、両翼か後部、または、2、3階席にいたことになります。
私は1階にいたので上の階はわかりませんが、会場12時過ぎには、両翼と後ろの席がいっぱい、真ん中ががらんと空いている光景になりました。

ステージ上の画像は、時事ドットコム:栗本薫さん、お別れ会、しめやかに掲載されています。した。(現在は削除)
上部中央に「栗本薫さん、お別れの会」の吊り看板。
それをはさんで右側に2枚、左側に2枚、本の表紙を拡大した吊り看板があって、右から、『ぼくらの時代』『文学の輪郭』『グイン・サーガ1 豹頭の仮面』『終わりのないラブソング』でした。
ステージ中央に、栗本薫(中島梓)さんの遺影、それをとりまく生花、下の方は淡い緑や黄色の布でぼかしたように包まれていました。
遺影の右手前方に、白布をかけた長机が3個あって、そこにいままでのすべての著作が平積みにしておいてあったようです。
もうじき刊行されるグイン・サーガの豪華限定版の2冊だけが立ててあって、判型も大きいため、表紙のイラストが客席からも見えて目立っていました。
栗本薫(中島梓)さんに供えるという性格はあると思いますが、表紙が見えるように本がもっと立ててあったら、ああ、こんなものもあったと一層懐かしかったと思います。

遺影の前方やや左寄りの小さな机に賞状盆がのせてあって、そこに、会で読まれた弔辞だけ置いていたのか、応募者からのはがきが供えてあったのか、遠目にはわかりませんでした。
(はがきなら分量が少ないと思ったのですが、ほかにはそれらしいものが見当たりませんでした。)

左側には、譜面台、椅子、マイク、寝かしたウッドベース、ピアノなど。
これは音楽を生演奏するためと予想がつきました。

そのほか、報道関係のカメラなどが両サイドにいて、横のドアはしめきり状態で通行できなくなっていました。

Photo_3 パンフレットは、B5判、16ページのもので、「式次第」「ご挨拶(ご主人の今岡清さんによる)」「栗本薫/中島梓 全仕事一覧」から構成されていて、書籍、レコード・CD、舞台・イベント、ライヴ と、改めてまとめられてみると、こんなにいろいろなことを栗本さんはされていたんだなあと驚きました。

「平服で」という指定があったせいか、完全な黒1色の喪服姿は少なく、無彩色を基本にしたおとなしい服装が多かったと思います。
開会までの待ち時間、並んでいる間も含めて、読書をしている方をたくさん見ました。
これも作家さんのお別れ会ならではでしょうか。

→ 「栗本薫さん、お別れの会」に参加しました2 会の様子 に続く

【参考サイト】

アニメ!アニメ! アニメのニュースと情報 2009年07月20日

ステージ上の画像ほか、印象的な弔辞などがまとめられています。

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「栗本薫さん、お別れの会」は、ネット配信予定

5月26日に膵臓がんで死去された、栗本薫(中島梓)さんのお別れ会が、明日、7月20日、九段会館大ホールで行われます。

この「お別れ会」は、事前申し込みの抽選制で、入場券を持っていない人の当日参加はできないのですが、早川書房のHPによれば、お別れ会の様子はネット配信される模様です。

『栗本薫さん、お別れの会』インターネット配信の概要

配信サイト:アニメワン ※BIGLOBEが運営するアニメ総合ポータルサイト
      グインサーガ特設ページ内 ( http://anime.biglobe.ne.jp/guin/ )
配信期間:2009年7月24日(金) AM10時~2009年8月3日(月)AM10時
ファイル形式:WindowsMediaVideo形式、ストリーミング配信
帯域:500Kbps、1Mbps、2Mbps
価格:無料(BIGLOBE会員以外でも視聴可能)
※配信上の理由でその模様を編集させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

BIGLOBE(アニメワン)では、4月よりNHK BS2にて放送中のアニメ『グイン・サーガ』をインターネット配信にてご提供しております。
今回お別れの会の配信とあわせて、皆様にアニメ版『グイン・サーガ』をお楽しみいただくために本編の第1話~第5話を期間中無料で公開いたします。
配信について詳しくは上述のグインサーガ特設ページ(アニメワン) http://anime.biglobe.ne.jp/guin/ をご確認ください。

なお、アニメワンの告知は以下の通りです。

特別企画

『栗本薫さん、お別れの会』の模様をインターネット配信について

7月20日(月)に開催される「栗本薫さん、お別れの会」を、この度当日会場においでになれない方々のために、当日のお別れ会の模様を本サイトにてインターネット配信させていただくことになりました。

配信期間: 2009年7月24日(金) AM10時~2009年8月3日(月)AM10時
配信サイト: 本サイト(アニメワン グインサーガ特設ページ)

※配信上の理由でその模様を編集させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

私はなんとかBS2でアニメ「グイン・サーガ」が見られるため、BIGLOBE(アニメワン)の配信の方は見たことがないのですが、こういうことにも使えるとは。
いろいろな事情でお別れ会の申し込みができなかった人や、どんな雰囲気だったのか知りたい人には朗報ですね。
配信をするということは、しめやかな葬儀というより、もっと凝ったイベントになるのでしょうか?

【このブログの栗本薫さん関係の記事】

(訃報関係)

→ 栗本薫(中島梓)さんの突然の訃報

→ 栗本薫さん お別れの会 申し込み締め切りは6月30日

→ 栗本薫さん お別れの会 入場券発送中

(作品関係)

→ 豪華限定版 GUIN SAGA(グイン・サーガ)7月発売☆

→ 今日から『グイン・サーガ』のアニメが始まりますね

→ June全集の内容 第8巻 江森備/紫音と綺羅

→ June全集の内容 第1巻 栗本薫/中島梓

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500色の色えんぴつカード化計画 ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その14~

復刻版フェリシモ500色の色えんぴつを、初版フェリシモミュージアムと比較するために、カード化することにしました。

【使ったもの】

・再版色えんぴつのケースに入っている紙を片面コピーしたもの …2枚ずつ
・単語カード
Photo_2 表紙の色が2種類あると都合がいい。
全部で20束(各色10束)ほど。
〔左の赤青は、クツワの2個パック単語カード(単語・熟語・文章用) 文具店か百円ショップで。1束50枚〕
〔右のピンク黄緑は、協和紙工の暗記用単語カード2コパック大サイズ 百円ショップで 1束64枚 長さとしてはこれがぎりぎり(9cm)〕
・小丸シール  手持ちのエーワン透明ラベルの3mm赤を使いました。

【作り方】

1、コピーした色見本の紙に、再版色鉛筆で色を塗る。
Photo_3

初め、ずいぶんぬりにくいなと思ったのですが、色によってぬり具合が違うことがわかり、塗りにくかったものにシールでしるしをつけました。
コピー紙が相手だからで画用紙では違うかなと思いましたが、あまり変わりませんでした。

2、点線に沿ってばらばらに切り離す。
Photo_4

そのために印刷してあったとしか思えない点線です。
この形は、色見本の細長い短冊に使えるなと思って、単語カード化を考えました。

3、単語カード1枚に1色の短冊を貼りつけていく。
Photo_5

私が使った単語カードはクツワのもので(協和紙工は今日10個そろわなかったので)、長めだったため、右端を使うつもりで左上に寄せて貼りつけました。
(まだデータが入るかもしれないので、下を空けておくことにしました)

4、貼りつけたカードの右端を、さらに色鉛筆で塗る。
Photo_6

単語カードは薄い画用紙でできていると思うので、コピー用紙(上質紙)と違いが出るかなと思って端を塗ってみました。
(何かに当てて調べるときも端に色があったほうが便利そうですし)

このあと、

5、もう1枚のコピーに、初版色鉛筆で同じ色を探して塗る。
6、違う表紙の単語カードに、同じようにカード化する。

という形で比較しようかなと思います。

まだ検討中なのが、

☆ 英名をカードの表に入れるか裏に入れるか
☆ マンセル値、フェリシモ独自の記号などをどう処理するか

などです。
たぶん、入れる場合はテプラで打って貼ると思います。 

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蝶だって、暑い

買い物帰りの裏道、たぶん水をまいてできた水たまりに、クロアゲハがおりて水を飲んでいました。
Photo

私が写真を撮っていて、だんだんそばに寄っていっても、かなり近くを自転車が通っても、その場を動こうとせずに必死に。

やっと見つけた水場だったのでしょうか。

今日は暑かったですね。

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栗本薫さん お別れの会 入場券発送中

早川書房より、はがきに印刷された「栗本薫さん、お別れの会」の入場券が発送されています。

入場券
【本券でお一人の方が入場可能です。受付にご提示ください】

栗本薫さん、お別れの会

-日時-
7月20日(月)
12時開場/13時開会

-会場-
九段会館大ホール
東京都千代田区九段南1-6-5
(地下鉄/東西線・新宿線・半蔵門線 九段下駅4番出口徒歩1分)
※当日は平服でお越しくださるようお願いいたします。

【ご注意】
●駐車場の用意はございません。お車でのご来場はご遠慮ください。
●ご供花、ご供物、ご香典の類は固くご辞退申し上げます。
●プレス関係者以外の写真撮影、録音は固くお断りいたします。
●満員の際は法令上、定刻前でも入場をお断りする場合がございます。
●入場には本券が必要です。入場券をお持ちでない方のご来場はお断りいたしますので、あらかじめご了承ください。

主催
「栗本薫さん、お別れの会」実行委員会

入場者に制限をかけてあるのに、「満員の際は法令上、定刻前でも入場をお断りする場合がございます。」というのが解せない気がします。
遠くからかけつけるとか、仕事の都合で遅れる場合もあると思うのですが、入場券があるのにお断りでは、何のための入場券なのだか。

準備の都合や会場からの要請などもあるのだとは思いますが、文面が禁止事項だらけなのも会の趣旨とは合わないような?
厳戒態勢の雰囲気が、奇妙な感じを受けます。
会の様子が読めなくてこうなっているのだと思いますが、当日は構えずに栗本薫(中島梓)さんをしのぶことができる会であってほしいと思います。

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復刻版500色の色えんぴつの英名は初版と異なる ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その13~  

先に謝っておきますと、私はまだ初版500色色鉛筆英名バージョンの入ったケースを全部出しておりません^^;
あまりにも多いので、全部でなく半分くらいを出して使ったので、しまう場所が分かれてしまったのです。(で、残りはどこかに堆積しているという…汗)

で、前回、復刻版フェリシモ500色の色えんぴつのオレンジ系No.4が来たときに、比較できる色のケースが出ていなかったので、同じ色の描き比べはできなかったわけです。
(いろいろな方が使用レポートを書かれていて、することがなくなってしまったこともありますが。)

今回2回目の色鉛筆が頒布され、緑系のNo.12が来たもので、今回は描き比べができる^^ と思いました。
(私は初版500色は買った時のままでなく、自己流でグラデーションに並び変えていましたので、同系色の色鉛筆が同じケースに入っています。緑系は一応2ケース出ていますので。)

ところが、この色合わせが容易ではない。

1 初版には1~500の色番号がついていない

今回は276~300の色が来ましたが、初版にはこの番号がありません(これは元々の仕様なのでしかたないのですが)。
S00302 のような記号はどちらもついていますから、これを頼りに一致させるしかありません。
(これも完全一致しているとは限らないのですが…同じような色なのに記号が違うものがたくさん。)

2 初版の和英名対照表がない

初版の和名と記号と色味を併記してある労作サイト micmacのHomePage 色々な色にも英名表記はなく、探してみましたが、旧英名一覧はまだネット上にないようです。
なので、記号を頼りに初版の名前合わせを行う必要が。(が~ん。横文字苦手なのに) 

3 初版と復刻版では軸の色が異なる

通常ならそんなに気にならないと思いますが、何しろ微妙すぎる色ばかりなので、同じ軸の色を見つけたつもりが名前や記号が全然違う、が続出!(初版はあまり表に出していないので、退色はそんなにないと思うのですが)
Photo

画像は、それぞれくっついている2本が同じ色のはずです。
それぞれ、上が初版、下が復刻版のもの。
経年変化か、木の種類の違いかはわかりませんが、だいぶ木の色も違いますね。

金子功さんの服を購入していた折、カタログや雑誌の印刷物で「ハッカ」という色は実物とかなり違うことが多い色でしたから、緑系は再現が難しい色なんでしょうか?
しかも、作っている会社が以前と違うから、なお合わないのだと思います。
あまり合わないと、ひょっとして、色記号が共通でないのかもという疑念も。
この分では芯の色も?

4 初版と復刻版では色の英名が異なる

で、ようやく見つけた S00302 同士。(「276 古代の翡翠の曲玉」だいぶ色が違う)
しかし、軸に書いてある英名が違うことが判明!
Photo_2
初版「Ancient Jade Bead」 → 復刻版「JADE BEAD」
「古代の」の「Ancient」が、復刻版ではなくなり、大文字表記に変わっています。
(余談ですが、この画像では両者の箔押しがどう違うかもわかります。上が三菱鉛筆製造、下が中国製になります。)

次、C00502 「274 おばあちゃんの草餅」
Photo_3

初版「Grandma's Rice-Flour Dumpling」 → 復刻版「SUMMER SOJOURN」

全然違いますね^^;
どうも、ざっと見たところ、傾向として、初版はファンシーな和名の直訳に近いものがけっこう見受けられますが、復刻版はそうでもなさそう。
E Flat B倉庫 Blogさんの記事今月の500色の色えんぴつ 【1回目】で、英名と和名がかけはなれているので、もうちょっと歩み寄れなかったかとコメントしている方がいらっしゃいましたが、実は、初版は「歩み寄っていた」らしいのです。
(英名として不自然っていえばそうなんですけど。)

う~ん。

これを対応させるのは思っていたよりも大変なようです。
復刻になって、英名和名併記は喜ばしいと思っていたら、こんな落とし穴が。
そうなると、つい違いを明らかにしたくなっちゃうじゃないですか。(←性)

以前、みんみんさんから「初版の英語版と今回の復刻版の英語が同一なのか」知りたいというコメントをいただいたのですが、(参照:500色の色えんぴつ」考 初めに… ~フェリシモ500色色鉛筆のあれこれ その8~)、鋭い視点でしたね。
私は同じに決まってると思っていましたが、実は同じじゃないようです^^;
(何か最近多くない? 予想に反する展開)

5 初版と復刻版版では、軸の太さが少し異なる?

たまたまなんですが、先に出てきたコーリンのチーク材色鉛筆スタンドに初版の500色色鉛筆を挿してみたら、相当無理に入れないと入りませんでした(少し端の塗装がはげてしまいました)。
でも、復刻版のものはきちきちにぴったりで少し擦れるかなあという感じ。
初版のほうが微妙に太いです。
(この鉛筆立てには、コーリン色鉛筆は問題なくすっと入るのでご心配なく)

英名バージョンの初版を持っている私には、この中の色名の違いが一番大きな問題で、細かな描き具合はよそのサイトさんに当分おまかせで、私は色の対応をしようと思います。
残りの初版500色色鉛筆の発掘(…)もしないといけませんね。
しかし、500色か…(遠い目)

【このブログのフェリシモ500色の色えんぴつ関係の記事は】

→ カテゴリー シリーズ:500色色鉛筆 へ

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三菱ユニカラー240リミテッドエディションの日本の伝統色の謎 その2

(この記事は、三菱ユニカラー240リミテッドエディションの日本の伝統色の謎 その1の続きです。)

日本の伝統色を含んでいるのがセールスポイントの一つである三菱の240色色鉛筆uni COLOR 240 LIMITED EDITIONですが、選色に不思議なものを感じます。
それは、基本色でなく派生色のほうが積極的に採用になっていることです。

例をあげます。

106 HANAASAGI (花浅葱 はなあさぎ)
184 SABIASAGI(錆浅葱 さびあさぎ)

この2色の名前は、「浅葱色(あさぎいろ)」を元にしています。

『日本の傳統色―その色名と色調』(長崎盛輝 京都書院アーツコレクション)によれば、

・浅葱色
「浅葱」は嫩い(わかい)葱(ねぎ)に因んだ色であるが、その染色は実物の葱より青みがちの浅い緑青色である。(p.230)

・花浅葱
花色がかった浅葱色の意で、色票(注:この本は巻頭に色見本がついている)のような鮮やかな青色をいう。(p.235)

・錆浅葱
名称に冠せられた「錆」は、前出の「錆御納戸」と同じように破調を示す語で、浅葱色のややくすんだ浅い緑青色をいう。(p.164)

つまり、「花浅葱」「錆浅葱」は、「浅葱色」を基準にさらに色味を加えた名前です。
色をイメージするときに、まず基本の色を思い浮かべ、そこに色を足していくようなもの。
「水浅葱(みずあさぎ)」なら、浅葱色にさらに水色が加わった薄い感じの色かな、と想像できるわけです。

しかし、この色鉛筆には「浅葱色」が入っていません。
伝統色をイメージしやすくするためには、基本色を採用し、ゆとりがあれば派生色を加えるほうが、理解しやすいと思うのです。

でも、240色色鉛筆の色選定には、基本色を避けたような色が目立つ気がするのです。
「195 OMESHITYA(御召茶)」「196 RIKYUNEZUMI(利休鼠)」「212 KESHIMURASAKI(滅紫)」などは、基本の茶色や鼠色や紫は色鉛筆に入っていなくてもわかるので、それにニュアンスが加わったものと見当がつきますが、

○…入っている色、×…入っていない色

○108 NAKAHANADA(中縹 なかはなだ)
× 縹色(はなだいろ)

○178 AOSIROTURUBAMI(青白橡 あおしろつるばみ)
○214 KUROTURUBAMI(黒橡 くろつるばみ)
× 橡色(つるばみいろ)

○208 AONIBI(青鈍 あおにび)
× 鈍色(にびいろ)

となってくると、元になっている「縹色」「橡色」「鈍色」を入れたほうがよいのではと思います。

色を足し算でイメージするのは大体できる気がしますが、「青鈍」から青を引いた「鈍色」をイメージするのは難しいと思いませんか?

橡(つるばみ)色は、ドングリの実で染める色で、
・媒染で色味が「紺黒」や「黄褐色」になったりする
・「橡」単独で使われると、時代によってどちらを指すかが異なる
(黄褐色が「つるばみ色」の時代なら、区別するために「黒橡」と呼んだり。
など、簡単に言い切れない面があるようです。

でも、青白橡は「青い白橡」色らしいので、だったら「白橡」の方を採用したほうがいいのではないかと。
「つるばみ色」は黒っぽいと思っていて、「青白つるばみ」が緑がかったグレー(あるいはグレーがかった黄緑 けっこうものによって差が出る色)では、色の系統がさっぱりわかりません。
天子の色だから採用したのかもしれませんが、わかりにくいと思います。

ついでに、ユニカラー240では、「青白橡」と「麹塵」を2色に分けていますが、『日本の傳統色』ではこの両者を同じものとしています。
どちらも文献等に当たってのことでしょうから、そのくらい和の色名というのは難しいのだと思うし、そんなに厳密に分かれてはいないように思います。

こうやって見てくると、この240色色鉛筆は、グラデーションになる色選定を先に行い、その中の中間色に、たまたま当てはまる和名をつけたにすぎない気がします。
選定されている色名からは、「知ってる? これって○○色っていうんだよ」という単発の知識が得られるにすぎず、たとえば、「中縹」のまわりに、「縹」「深縹」「次縹」「浅縹」「白縹」と豊かに広がる色名の世界には行きつけません。

まず、「縹色」がどんな色か知ることが、すなわち伝統を知ることではないでしょうか。
本来、植物染料で人の手で染められた微妙な色はきっちり同じ規格におさまるものではないのですから、「基本の色をこれとして」があって初めて、「浅い」「深い」「薄い」「濃い」などが比べられるのではないかと。
「縹色」の色鉛筆があり、その横に「中縹」「深縹」の色鉛筆があれば、ああ、日本の色名ってこういう展開をしているんだなとよくわかることでしょう。

しかし、こういう微妙な色を和名で展開してしまうと、それだけでどうかすると200色超えてしまいます。
『日本の傳統色』に色見本がある色だけでも225色あるのですから。

「日本の伝統色色鉛筆」を作ってくれたら、私はうれしくてすぐに予約してしまいますが^^(ぺんてるのアクアッシュ12色は「日本の伝統色」タイプを持ってます)、一般的な需要を考えたら、中途半端な和名を使わず、全部外国名にして、「世界に通じる」で通してしまったほうがよかったように思います。
先の『日本の傳統色―その色名と色調』の中には、これらの和名もすべて英名が書いてありますから、できないわけではないのです。

せっかくuni50周年の記念に豪華な限定バージョンを作ったのに、どこか中途半端な気がしてしまうのは、こういうところにもあるのです。

個人的には、どうしてこの中に「桜色」がないのかなあと思います。
ほしかった色名はほかにもありますが、日本の色の代表なら、桜色を入れてほしかったものです。

実は、この色がほしかったのに、という不満を大体クリアしているのは、トンボの色辞典だったりします。
色辞典の色名は、和名、古名、英名にこだわらずかなり自由ですが、伝統色はたくさん入っています。

色辞典Ⅰ~Ⅲ集の90色の中で、『日本の傳統色』の中(本文含)に名前が出てくるものだけをとりあげてみます。(読みの違うものや「~色」のあるなしは考えないことにしました)
色をつけたものは、三菱240色色鉛筆の伝統色と重なっているものです。

1薄紅 2菖蒲色 3黒 4臙脂色 5銀煤竹 6鶯色 7千歳緑 8青褐(褐色の項) 9紫根(紫の項) 10梔子色 11萌葱色 12蘇芳色 13苔色 14鳩羽紫(紅藤の項) 15桜色 16一斤染 17鳥の子色 18白緑 19秘色 20瓶覗 21雀茶 22菜種油色 23麹塵 24緑青 25二藍 26梅紫

と、これだけで26色あります。
そして、本と少し呼び名が違う(色目も違うかも)伝統色系のものに、

1珊瑚色(本では珊瑚朱色) 2薄浅葱(水浅葱) 3鳩羽色(本では鳩羽鼠) 4濃藍(本では深藍) 6熨斗目色(本では熨斗目花色)

の6色があります。

そのほか、ネット上で伝統色として分類されているものに、
(サイト 和色大辞典 日本の伝統色 日本の伝統色 を参考にしました)

1若菜色 2蜜柑色 3枯葉色 4栗色 5杏色 6撫子色 7天色 8土器色 9芥子色 10渋紙色 11猫柳色 12柳葉色 13抹茶色 14砥粉色 15肉桂色 16山藍摺 17古代紫

の17色があり、これを全部足すと49色。
90色のトンボ色辞典のほうが、240色のユニカラーより伝統色が多いことになります。
(「桜貝」や「忘れな草色」や「李(すもも)色」など、伝統色でない和名の色はもっとあります。)
1988年発売で、今も売っていて、しかも、バラ売りがあって補充可能♪

トンボ色辞典は、「探していた色がきっとある」がキャッチコピー。
今までの色鉛筆になかった色を集めてあるので、ユニカラーのようにすべての色を順番に網羅するつもりはない色鉛筆ですから両者の性格は違いますが、色辞典がいい具合に肩の力が抜けている割に中身は充実しているのがおもしろいところです。

となると、ユニカラー240リミテッドエディションは、伝統色云々よりは、色そのものの豊富さをうたったほうが良いような気がします。
たぶん、絵を描いたりする場合に必要な色は吟味されているのではないかと思うので。

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三菱ユニカラー240リミテッドエディションの日本の伝統色の謎 その1

フェリシモ500色の色えんぴつの対抗馬?、三菱240色色鉛筆(uni COLOR 240 LIMITED EDITION)のカタログには、こう書いてありました。
240

ひと色、ひと色、心に映える
日本の伝統色を含んだ
uniならではの240色

2402 無限の色の中からuniが選んだ、240の色。
『uni COLOR 240 LIMITED EDITION』の選色は、
カラーコンサルティングについて経験豊かな
DICカラーデザイン株式会社とのコラボレーションで行いました。
鮮やかな色、穏やかな色、深みのある色など、色彩学で裏付けされた240色は、
あらゆるものの描写に対応できます。

uniならではといえるのは、日本の伝統色を48色も取り入れたこと。
日本的なモチーフを描くときにとりわけ活躍します。
また、色の名前は文化のひとつの表れ。
1本1本にしるした色名には、画材等にも使われている慣用色名を採用しました。

色鉛筆の頂点をめざす、『uni COLOR 240 LIMITED EDITION』。
この機会を逃すことなく、貴重な1箱を
あなたのものにしてください。

日本の伝統色、和名に弱い私としては、これはチェックしなくてはならないところです。

折ってB6サイズのカタログにはすべての色名と色見本が一覧になっているのはいいのですが、字が細かくて、年寄りは購買層に入ってないのか~! でしたが、その中から伝統色を拾ってみました。

ところが、「伝統色は48色」と書いてあるのに、48色見つからないのです。

カウント 色番号 色名

 1  17 HIIRO(緋色)
 2  20 HIZAMEIRO(緋褪色)
 3  22 SHINSYA(辰砂)
 4  23 TOBIIRO(鳶色)
 5  33 OUNI(黄丹)
 6  39 KUTINASHIIRO(支子色)
 7  46 RIKANCHA(璃寛茶)
 8  51 ROKOCHA(路考茶)
 9  63 YANAGIBAIRO(柳葉色)
10  64 HIWAIRO(鶸色)

11  67 KOKEIRO(苔色)
12106 HANAASAGI (花浅葱)
13108 NAKAHANADA(中縹)
14109 HIROSHIGE(広重)
15110 TETSUKON(鉄紺)
16118 TSUYUKUSAIRO(露草色)
17125 OUCHIIRO(楝色)
18126 WAKAMURASAKI(若紫)
19144 SHIKON(紫根)
20147 TOKIIRO(鴇色)

21165 NAMAKABEIRO(生壁色)
22170 TORINOKOIRO(鳥の子色)
23178 AOSIROTURUBAMI(青白橡)
24179 KIKUZIN(麹塵)
25184 SABIASAGI(錆浅葱)
26194 WABISABI(侘寂)
27195 OMESHITYA(御召茶)
28196 RIKYUNEZUMI(利休鼠)
29200 KUROMIDORI(黒緑)
30201 KUROCHA(黒茶)

31208 AONIBI(青鈍)
32212 KESHIMURASAKI(滅紫)
33214 KUROTURUBAMI(黒橡)

【三菱オリジナルの色】
34237 uni IRO【ユニ色 …鉛筆uniの軸の色】
35240 MITUBISHI PENSIL RED【三菱鉛筆の赤…赤鉛筆の色?】

見つけられたのは33色。これに三菱オリジナルの色が加わったとしても35色。
33色(または35色)と48色ではずいぶんな違いですが、私の数え方がおかしいのかしら?

そしたら、MSN産経ニュースのユニカラー 240 リミティッドエディションの記事はこうなっていました。

2009.6.10 03:19

「ユニカラー 240 リミテッドエディション」 ■三菱鉛筆

 鉛筆「ユニ」発売50周年記念商品。こけ色など日本の伝統色33色を含む240色の色鉛筆をセットした。5万2500円。5000個限定で10月1日発売(予約は受け付け中)。フリーダイヤル0120・321433

となると、私の数え方でもおかしくないということになりそうで。
この色数の食い違いはどこからおこったのでしょうか?
(HPの説明に伝統色の色数は書いていないようです。)

途中で仕様変更があったのかもしれませんが、カタログなどの情報を頼りに予約、返品なしの高額商品なのに、校正が杜撰な気がします。

カタログの画像の色名をのせますので、日本の伝統色が48色あるか数えてみてください。(クリックすると画像が大きくなります)

240_4  240_3

240_5 240_6

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