タローの色紙で七夕の短冊を作る
文具店に行った折、七夕の短冊を買っておこうと思いました。
でんぐり、紙テープ、こよりなどはばっちりそろっているので、後は短冊があればいいと思って。
ところが、七夕セットはあるものの、短冊の単品は今年は取らなかったということでした。
以前は会社関係などから注文があったようですが、最近ではいろいろなところで七夕飾りが売っていて、さほど売れないからだそうです。
折り紙を切って自分で作るにしても、普通サイズ(15cm角)のでは小さい。
大きな折り紙は、両面タイプしかないんですか? と聞いたら、
「大きな色紙(いろがみ)だったらあります」と言われました。
引き出しから出してもらった見たことのなかったその商品は、B4サイズの単色もの。
普通の折り紙と同じタイプの紙ですが、長方形になっていて名前は「色紙」。
袋に「タローの」とありましたから、先日廃業した中村紙工の製品ですね。
黒や濃い紫など、字を書くのには向かない色は抜いて購入しました。
1枚を10に切って、少し小さめの短冊がたくさんできました。
色紙には両面タイプもあって、これはお稲荷さんのお祭りの時に使うのだそうですが、これは自分が無縁なのでどういう飾りを作るのかわかりません。
長方形の色紙があるのは私にとっては新鮮でした。
創作系の折り紙を作る人にもいいかもと思いました。
しかし、中村紙工が廃業してしまった以上、この色紙は売り切ってしまったらもう補充はできないわけです。
短冊、今後も入荷しなかったらどうやって作ろう。
それに、お稲荷さんの用途は代替品があるのでしょうか?
もっとがんがん利用しておけばよかったと、なくなってから言ってみても遅い。
でも、絶滅しかけている文具は他にもあるのではないかと思います。
【追記】
「初午」で画像検索すると、五色の色紙をつなげた「のぼり」のような飾りが見つかりました」。
「奉納 正一位稲荷大明神」と書くようですね。
【中村紙工の記事】
→ 消えていく製造元・商品 ~紙の場合~
→ セールにかかった中村紙工のおりがみ
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