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2013年4月

便利な結束用品 ビーズバンドの利用法

大昔に伊東屋で購入した、カラフルで便利な結束用品がありました。
プラスチックでできたボールチェーンのような形状で、ボール部分を二つの穴に引っ掛けて自由な位置で留めることができ、リング状にすることも、結束バンドのようにきっちり留めることもできます。
しかし、普通の結束バンドと違うのは、取り外しが自由で、再利用ができること。
大変重宝していたのですが、いつしか伊東屋で扱わなくなってしまいました。
この商品はビニールの袋入りで、上部のボール紙のところに商品名がついているタイプだったため、開けて紙を捨ててしまうと商品名がわからなくなり、探せなくなりました。(その頃はネットで検索もできなかったのです。)

その後、東急ハンズで似たような形状の白と黒のタイプを見つけ、これは10本入りと50本入りだかの多いのがあって、同様に使えました。(現在ハンズで売っているカメダデンキのものとは、少し形状が違い、先が三角にとがっていて、素材も少し硬めでした。)
でも、あのカラフルなのがないものかと探してみて、見つけることができました。

オーム電機の「ビーズバンド」と言います。

以前のものは、色つきの透明なプラスチックでしたが、これは不透明なものになっています。(結束径35mm)
でも、色はこんな風に5色のアソートになっていて、単色売りはなし。
(以前は売るときに既にリング状になって袋詰めにされていたような気もしますが、これは不確かな記憶です。いろいろな使い方も印刷されてたような気がします。ボールの大きさももう少し大きかったかも)
透明なものもきれいだったので、それは少し残念です。
メーカーが違うことも考えられますが、以下の特長は同じなので、たぶんここの製品だったのだろうと思います。

似たような形のボールチェーン状の結束用品は他社からも出ているようですが、ここのビーズバンドは先端がやや三角に尖り、逆側の端は、三角部を通して留める部分で、穴が2つ(ぱっと見には4つに見えますが、通せる穴は2つです)あります。
使用法により、二つの穴の使いやすいほうに挿しこみ、一見、2つの穴のように見える真ん中の部分にビーズ部を渡して押し込むとしっかり固定されます。
結束だけでなくリングにしても使いやすいのが利点です。

このビーズバンドはいろいろな場面で使えます。

【ほうきやカレンダーなどを掛ける紐がわり】
ビーズバンドの先が尖り気味でしかも硬めなので、穴に通すのが簡単。
できた輪も固めで、しかもリングほど固定されていないので、画鋲などが相手でも引っ掛けやすい。

【カードリングがわり】
輪にして使えばよいだけ。
パンチ穴に通すのも楽々で、めくるのもボールに引っかかって困るほどではないです。
私は、パンチした書類を一旦外してまたファイルし直すようなときに、穴がずれないように仮に通して使っていました。

【ボールチェーンやキーホルダーがわり】
金属のボールチェーンは取り付けや取り外しのときにやや面倒ですが、ビーズバンドは簡単でしっかり留まる。
吊り下げタイプの名札にさらに何かつけたい時などに便利。

【新体操風リボンを作るときに】
本格使用ではなく、遊び用のものですが。
①コハクリボンの5cm幅くらいの太いものの片側を少し折って縫い、重なった部分にハトメをつける。(反対側の端はピンキングばさみで切る)
②リコーダーの中を掃除する棒など、先端に穴のあいた棒、または、先端にヒートンなどをつけた棒を用意する。
③リボンのハトメ穴と棒の穴にビーズバンドを通し、リング状に留める。
これだけで、くるくる回すことのできるリボン手具(風)が安価にできます。
ビーズバンドには弾力があるので、ねじれても元に戻ります。
もちろん、用が済んだらビーズバンドを外せばいいわけです。

本来は、コードなどをまとめる道具だと思いますが、…全然本来の使い方をしていませんね。
机の中に数本入れておきたい文具(?)です。

色が白黒でもいい人は、白だけ、黒だけのビーズバンド(結束径は26mmでちょっと短い)もあります。
なお、同じオーム電機でも、白で結束径が29mmの「ビーズタイ」は、先が尖っていないし、留まり方も「軽く留まる」なので、同じような使い方には向いていません。

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鉛筆に鉛は入っていない2 ~フジテレビ「ジェネレーション天国」のコメント~

帰ってそのままついていたテレビを見ていたら、始まったのが「ジェネレーション天国」(フジテレビ 2013年4月22日放送)。
普段見ていませんが、番組全部文房具の特集らしかったので、そのまま見ていました。

しかし、前半で、これは駄目だと思いました。

年配者(バナナ世代)出演者のコメントで、かつて、

「鉛筆をなめた」 … これはいい。

「鉛筆って毒なんでしょ?」 … これもまあしかたがない。

「鉛が少なくて(色が)薄いから」 … これは駄目でしょうが。

古代ギリシャ、ローマならいざ知らず、鉛筆の原料は「黒鉛」であって、「鉛」ではないのです。

世代的に「鉛筆は鉛で毒」と言われて育った出演者に、文句を言いたいのではありません。
なぜそこで、テレビ局が編集しないのかと思います。
生放送ではないのだから、カットもできるし、字幕で注をつけることもできます。
他の話題でなく、文具が主役の扱いの番組で、誤りが放置されたまま放送されてしまうのはとても問題だと思います。
それがまた次の「鉛筆は鉛でできていて毒」という「常識」を生んでしまうのですから。

以前の「Qさま!!」と言い、テレビのチェック機構はどうなっているのでしょう。
(「Qさま!!」が鉛筆の原料を鉛と放送してしまったことは、過去記事鉛筆に鉛は入っていない ~テレビ朝日「Qさま!!」の杜撰さ~ をご覧ください。)

それきり、見る気が失せましたが、出てきた文具だけはメモしました。
しかし、若いマンゴー世代のものなど、現在人気で使われているものだけでなく、まだ大勢持っていそうもないハイテク文具などもあり疑問でした。
文具紹介番組なら大いにありですが、「世代別ベスト10」(by朝日新聞テレビ欄)というアオリがついている以上、大勢の支持を集めたものが入っていなければおかしい。
いったい誰に聞いて決めたのやら。
マンゴー世代の文具は、「主張する付箋たち」「ペン型文房具」「夢のハイテク文房具」と、やたらまとめられているのも頼りない気がします。
ロングセラー定番と比べたら、束になってかからないと駄目なのかもしれないけれど。

【バナナ世代】
10位 インクの見えるボールペン
9位  計算尺
8位  ホッチキス
7位  鉛筆ホルダー
6位  鉛筆削り器
5位  アーム筆入れ
4位  砂消しゴム
3位  カッターナイフ
2位  セロハンテープ
1位  マジックインキ

【キウイ世代】
10位 蛍光ペン
9位  筆ペン
8位  アラビックヤマト
7位  グルービーケース
6位  ロケット鉛筆  
5位  缶ペン
4位  BOXYボールペン
3位  チームデミ
2位  ねり消し
1位  ルーズリーフ

【マンゴー世代】
10位 フリクションボール
9位  主張する付箋たち
8位  エンボッサーカートリッジ
7位  ハリナックス
6位  クルトガ
5位  ネオクリッツ
4位  カドケシ
3位  ペン型文房具
2位  夢のハイテク文房具
1位  ハイテックCコレト
  

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