文具~切る・削る~

非常用持出袋に入れたいはさみ マイポケット

私の仕事道具は、ウエストポーチに入っていて、職場ではそれを身につけています。
同僚にそんな人はいませんが、過去の経験で、そのまま職場を離れる羽目になっても連絡その他に困らないアイテムを入れるようにし、さらに日常手元に置きたいものを入れ、時々、その作業にあったものをつっこみ、と、すでにこれがないと仕事に困る状態です。
現在使用しているのはシザーズバッグですが、まだ究極のウェストポーチはこれだ、とはなかなか言えないまま、バッグも中身も日々変化しています。

その中で、はさみは入ったり入らなかったりするアイテムでした。
刃物は危ないので必要なときだけでいいかと、大抵はソーイングセット(中にはさみが入っている)、もう少し切れるものがほしくて、釣り具用のはさみや、伊東屋の革ケースに入った小さなはさみなども入れてみましたが、定着しませんでした。

1 ある日、先端がプラスチックのケースで保護された小さめのはさみを見つけました。
どこで買ったのか忘れてしまいましたが、「看護婦さんが携帯するのにも」みたいなコピーがついていたと思います。
白に紫の丸の色が穏やかで、デザインが気に入って買いました。
小さい割にけっこう値段はよかった記憶があります。

これを、いつウエストポーチに入れようと思ったのかも覚えていません。
でも、気がつくと、それで、ちょこっと紙を切ったり、ひもを切ったりとなかなか便利でした。
バッグに埋没しない程度の大きさで、白いためにポーチの中でも目立って探すのも楽でした。
気がつけば、これはウエストポーチの定番になり、いつも自分のそばにいるはさみになりました。

ほかのはさみが近くになくて、フッ素加工をしていない普通のはさみではやらないような、粘着シートや湿布薬を切ったりもしましたが、刃が粘つくこともなく、その後の使用に問題もないのです。
これ、そんな加工してあったかな? と思うほど、それらしい色もしていません。
ナイロンロープを切ってほしいと言われた時は、さすがにまずいんじゃないかと思いましたが、気をつけて切ったらなんとか無事でした。(でも、もうやりたくなくて、次からはそれ用の丈夫なはさみを取りに行ってきました。はさみは使い分けなくては。)

小さくて、安全に持ち歩けて、生活用品をストレスなく切れる。
これは、非常用持出袋に入れるのにぴったりじゃないかと追加購入を思いついたものの、職場に現物を置いてきてしまったので、商品名がわかりません。
初め、メーカー名を勘違いして検索したために全然見つからず、メーカー名を外してようやく、長谷川刃物のマイポケットとわかりました。

長谷川刃物のはさみは、文具店よりも、ホームセンターなどで見ることの方が多い気がします。
でも、ここのはさみは他にも、フッ素コートの事務用はさみを工作の時に愛用していますが、よく切れて、ねらったところに刃が行くので大好きです。
薄い紙はシルキーのはさみ(これが私の定番デスク用はさみです)で切っていますが、長谷川刃物のはさみは、糊を使うようなときでも、紙が厚手でも、あまり気を使わずにがしがし使っても丈夫でうれしいです。

でも、マイポケット、ホームページの紹介には「看護婦さんのポケットに!!」としかありません^^;
位置づけも、ファンシー商品的扱い。
でも、ガーゼでも湿布薬でも粘着テープでもOKの実力派なのだから、おそるべし、長谷川刃物。
救急セットの中や、リュックのポケットにちょこっと入れておきたいお役立ち品です。

Photo_2

ためしに、さんざん酷使した私のマイポケットでティッシュペーパーを切ってみましたが、使用に問題はありません。
写真を撮ろうと思ったら、刃に粘着シートのかけらがついていたくらいで、使用する側は無頓着ですが、そんなぞんざいな扱いにも耐えてくれています。

マイポケットの色は、紫のほかに、赤、黄、緑、ピンク があります。
定価は500円です。
(↓のショップでは、367円でした。)

Photo

後で、現物を確認したら、商品名もメーカー名も書いてありませんでした。
寡黙で控えめながら、仕事は人一倍できる、そんな印象です。

私はもう一つ、メーカー名のわからないお気に入りのはさみをもっているのですが、ひょっとしたらこれも長谷川刃物のものかもしれません。
やはり、ホームセンターで買ったものでした。

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アメリカ児童文学『百まいのドレス』の文具 ~筆箱事情調査シリーズ~

このブログでは、野沢松男氏が、『文房具の歴史』(文研社)の中で、

筆箱は日本生まれのようだが…

・ 欧米の学童は筆入れというものを持っていない。
・ 欧米では筆記具とインクは机に付随するものであり、筆記具を携帯するのは巻紙と筆文化の日本の特性

ゆえに、筆箱文化は日本で発達したもの。

という考察をされているのを、本当にそうなのかなと調査をしています。

今回とりあげるのは、『百まいのドレス』(著:エレナー・エスティス 訳:石井桃子)です。

戦後、『百まいのきもの』という題で翻訳されたアメリカの児童文学が、2006年、『百まいのドレス』という名前で再び刊行されました。
この作品がアメリカで発表されたのは、1944年のことです。

この話は、ワンダ・ペトロンスキーというポーランド移民の女の子が、貧しくていつも同じ服しか着ていないのに、「家に百枚のドレスを持ってる」と言ったことから、それはどんなドレスなのだとずっとからかわれ続けることになる話です。
あまり裕福でない女の子マデラインは、それをよくないと思いながらも、やめさせることができない。
どこにでもある差別や、いじめになってしまう状況や心の動きをとらえた作品です。
そして、ある日、突然、ワンダは転校してしまいます。
ワンダの残していったもの、教室の壁という壁を埋め尽くした百枚の絵は、いつもワンダが話していた通りの色形をしたドレスのデザイン画でした…

…まだ話は続くのですが、作品に興味を持ってくださった方にはぜひ読んでいただきたいと思います。
マデラインが悩んで考えて決めたこと、それは現代にも通用する普遍的な大切なことだと思います。

さて、この中に出てくる文具に注目してみましょう。

この話の中にも筆箱は出てきません
しかし、子どもが学校で使っている文具は、ペンではなく鉛筆です。

マデラインは、小さな、赤い鉛筆けずりのなかに、鉛筆をいれ、ゆっくりまわしながら、けずっていました。けずりくずは、ちゃんと紙の上にうけて、しんの粉が、算数の白いところにとばないように、気をつけながら。

(同書P.24 より)

マデラインは、鉛筆のけずりくずを紙につつんで、教室の前の、先生の机のそばにある、くずかごにすてにいきました。

(同書P.37 より)

この子どもたちが何年生なのかは書いてありませんが、意地悪を言ったりそれに答えたりする言葉づかいや、デザイン画のコンクールがあったりすることを考えると、低学年ではないと思います。
学校の中で鉛筆を削っている場面があるのですから、学校で使っていた筆記具は鉛筆が多そう。
となると、インク壺のように、必ずしも机に付随している必要はなさそうです。

ただ、よく挿絵(当時の作家のもの)を見ると、机の端には丸いくぼみがあるので、学校でインクを使う場合もあり、その置き場所も確保されていたようです。
(家で手紙を書く場面では、ペンとインク瓶を使っている挿絵もあります)

また、1944年当時、鉛筆を削る道具はナイフでなく携帯用鉛筆削り器であるのも興味深いところです。
ナイフを使っていなかったというわけではないと思いますが、携帯用鉛筆削り器が普及していたようですね。
マデラインは、「ワンダの家ほどびんぼうではありませんでしたが、でも、やっぱり貧しかったのです。」(同書P.22)で、友人のおさがりの服をもらって母が縫い直した服を着ているのです。
なので、携帯用鉛筆削り器は、普及品だったと思われます。

鉛筆と携帯鉛筆削り器、出てきませんがこれに消しゴムが加われば、小さなものがなくならないようにまとめて収納する筆箱があったほうがよさそうだと思うのですがどうでしょう。

(考察)  1944年頃のアメリカの学校文具

・学校の筆記用具として鉛筆が使われていた。(他の筆記具がどうであったかはこの話では不明。ただし、ペンは使われた可能性大)

・個人で鉛筆を削るための携帯用鉛筆削り器が普及していた。

(ただし、地域差などもあると思われる)

余談ですが、ワンダの描いた絵は「目もさめるような色どり」(同書P.45)とありますので、色数の限られたクレヨンよりは、少ない色でも混ぜて多色の作れる絵の具かなあと勝手に想像しています。
そのほか「(絵をとめてある)びょう」(画鋲)、「赤と白のチョーク」も使われています。

※ このシリーズは資料が見つかったときに書いています。

【筆箱事情調査シリーズ】

→ 明治の舶来木製筆箱の図版 ~『伊東屋営業品目録』より~ その3

→ 『文房具の歴史』(野沢松男)の筆箱考察 ~続・明治の舶来木製筆箱の図版~

→ ドイツの絵本『うさぎ小学校』に見る文具 ~筆箱事情調査シリーズ~

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マジックインキ3話

【マジックインキ補充液】

市内の文具店が1店閉店してしまいました。
一般的な事務用品や専門的な画材を扱っていたため、私はあまり利用していませんでしたが残念なことです。
同じ系列の市内の店で、スペースも広く多種の商品を扱う人気店ができているので、そちらに1本化することにしたようです。
閉店セールにはいけなかったのですが、新しい店のワゴンに、たぶんそちらの店の商品だったと思われるものがまとめられ、セール価格で売られていました。

和紙の折り紙などのほかに、目についたのがマジックインキ補充液です。
Jpg 私は黒の補充用インクは持っていますが、他の色は使ったことがありません。
場合によってはマジックインキを単色で1ダースとか買いそうな赤や青だけでなく、この店で緑も売っていたとは知りませんでした。

しかも、寺西化学工業のHPによれば、白+16色(黒 赤 青 緑 黄 茶 橙 紫 黄緑 黄土 空色 桃色 灰 うす橙 焦げ茶 鶯)すべてに、60ml 900ml 1800ml 18リットル 2000ml(海外向けUN缶入り)タイプの補充液があるっていうのだからすごい。(→ 寺西化学工業株式会社のHP マジックインキ補充液のページへ)
個人で使っていると、補充液60mlだって使いでがあるので、多いものは業務用だとは思いますが、どういうところで使っているのかとても興味深いです。
あまりぎゅうぎゅう書く人だと、補充する前に芯がだめになってしまいますし。

実際に補充した感じでは、本体のプラスチックカバーを破いて蓋をあけるので、その後はインクが蒸発しやすくなる気がしました。
(テープなどで密封すればよいのかも)。
でも、エコなんて言葉がなかったころから、インクを補充すればまだ使えるという発想があったのは素晴らしいと思います。
私はまだ売っているのを見たことがありませんが、替え芯もあるんですね。(→ 各種替ペン先 のページへ)
ちょっと替えるのが難しそうに見えますが、機会があれば挑戦してみたいです。

【マジックインキとジスマーク】

マジックインキの古いタイプには、ジスマークがついていました。
Photo_2 002

現行商品と少し前の商品を並べてみました。
現在のものにはジスマークがついていないのがわかります。
古いものと新しいものを見分けるのに役に立ちそうです。
しかし、古くて乾いてしまっていても、マジックインキ補充液という強い味方があるので捨てなくてもいいのです♪
もう一つのマーク、ベルマーク商品であるのは現在も同じですね。

【マジックインキ型鉛筆削り器】

偶然見つけた昔の商品です。
Photo_4

本物と並べてみると、雰囲気が似ていることがよくわかると思います。
本体はガラス、ラベルの上にはプラスチックフィルム、キャップの形は少し変えて太くしてありますが、でこぼこの溝の感じを生かし、キャップを外すと芯が抜けたマジックインキのようになっていて、そこに鉛筆を差し込んでこりこりと削るのです。
ライセンス商品ではないと思いますが、愛すべきマジックインキの形をうまくとらえていると思います。

本家マジックインキ消しゴムはもちろんかわいいですけれど。(マジックインキの形をしたミニ消しゴム)
こちらは、1月より、新配色、黄、黄緑、黒、空、桃の5色で再発売されているようです。(→ トピックスのページへ)
前回同様、中間色特殊色展開ですが、前に出なかった黒がほしいな~。

【このブログのマジックインキの関連記事】

→ 小さきものはみなうつくし ~マジックインキ消しゴム~ … 前回のマジックインキ消しゴムについて書いています。

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おりがみを切る時に レターオープナー

折り紙をしていると、しばしば、サイズ違いの紙を作らなくてはならなくなります。
15cm角のものは、単色おりがみもよく手に入りますが、7.5cm角になると、千羽鶴折り紙のようなものしかこのあたりでは入手できません。
特定の色だけなくなってしまうのも困るし(クリスマスなら赤や緑)、特殊なおりがみだったりすると小さいサイズがない場合もあります。
10cm角だの、半分サイズの長方形だのから折るものもありますから、どうしたって元の紙を切らなくてはならない。

で、紙をきちんと半分に切るのはけっこう難しいのです。(←私には^^;)
折り紙なので、角や直線はきちんとしていてほしいのですが、半分に折ってその線をはさみで切るとどうしても曲がる。
直線を切るならカッターですが、わざわざカッターマットに定規を持ち出すのも面倒ですし、画用紙などと違っておりがみは薄いのでやはりまっすぐには切りにくいものです。

そこで、重宝しているのがレターオープナーです。
切り口が完全に直線になってほしいので、刃のないペーパーナイフではなく、中に小さなカッターの刃が仕込んであるタイプのもの。
これを、半分に折った紙の「わ」の部分に差し込んでしゅっと引っ張ると、スパッと直線に切れて気持ちいいことこの上なし♪
15cm角の折り紙を10cm角に切るようなときも、定規で線を引いておいて、線に沿って折って、スパッ!
これなら、テレビを見る合間にでも楽々とでき、紙のサイズ違いも面倒ではなくなりました。

私が使っているのは、ミドリのOJ レターカッター マンボウ 青と、サンスター文具のレターオープナーFLです。(リンク先はどちらも会社のHPです)
ミドリのものは、マンボウの形がかわいくて好きなのですが(いろいろな機能もついている)、普段の開封で使っていてもしばしば刃がうまくひっかからなくて開封できないときがあります。
サンスター文具の方は、私には犬の顔のように見えますが、こちらの方がきちんと紙にひっかかって、ミスが少ないように思います。
(猫の顔ならなおうれしいのですが…。色は青です。)

テレビを見ながらクリスマスリースなどを折っていたときは、100円のプラスチックかごに、使用するおりがみ、消えいろPiTほそみ、つまようじ(二重に貼り合わせた折り紙を開くときに角に差し込んで使う)、レターオープナー、定規、鉛筆、はさみ(これは切り込みを入れる時に。あまり使いません)あたりを入れて使っていました。

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クジラナイフは切れ味抜群

分度器ドットコムは、おもしろい商品がそろっている素敵な文房具ネットショップです。

先日、品切れしていたペリカノジュニアのブルーが入荷していたので買い物かごに入れ、他に何かないかな~と探していたら、いろいろな種類のくじら型のナイフが並んでいました。
ちょうど、くじらの歯の部分が刃になり、胴体は黒の仕上げで、元の鯨の形が生かされています。土佐の鍛冶職人、山下哲さんの製作。
これはほしい、と買うことにしましたが、なまじ種類があるだけに選択が難しい。
分度器オリジナルのミニマッコウクジラナイフは専用ケースがあってよさげだったのですが、あいにくケースは限定商品でもはや売り切れ。
で、形のすてきなナガスクジラとニタリクジラで迷い、手にこう持つんだから~、とポーズもしてみて(画像と使用する向きが上下逆なのでわかりにくい)、ナガスクジラに決定~^^

で、手早い通販でやってきましたナガスクジラナイフは、
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Photo 歯が研ぎ澄まされてぎらっと光ってこわいよ~^^; の、いかにも刃物の風格。ちょっとこれは持ち歩けそうもない。置いておくにしてもこれも何かケースを作らないと危なそう。

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でも、実際に使ってみると実に快適に鉛筆が削れました。くじらのひれの部分に指がかかって安定し、刃も厚いのでしっかり力が入ってとても削りやすいです。ナガスクジラのカーブもぴったり手に沿いました。やはり切れる刃物だけのことはあります。鉛筆を削るのが楽しくなりそう。

現在、分度器ドットコムではナガスクジラは品切れですが、たぶんまた入荷すると思います。
クジラナイフは以前、文具の雑誌などで紹介されたらしく、あちこちのサイトに使用レポートが書かれていました。
もう、キワモノでなく定番品のようですね^^

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釣具屋は素材の宝庫☆ ~金魚袋のビニールひも 追記~

以前の君の名は? ~金魚袋のビニールひも~で、コメントをくださったありさかさんが、釣具として金魚紐と同様の紐をお探しだったので、釣り具屋さんも一度のぞいてみよう、と、先日そばを通りかかったので寄ってみました。けっこう大きな店なのですが、用がないので今まで一度も行ったことがなかったの。

しかし、ここ、大変な素材の宝庫なんですね☆
色とりどりの疑似餌は、イカみたいにびろびろと足がついているのやら魚めいたのやらと造形のおもしろいものがわんさか。蛍光ビーズだの、色とりどりのテグスだの糸だの、本来は何に使うのかわかりませんがアクセサリーとか衣装のパーツななんかにしたらおもしろそうなもの満載。

しかも、梅鉢皿だの、漆各種だの、クリスタルレジンだの、このあたりのホームセンターでもそんなに置いてないぞと思う材料もばっちり売っている。(魚拓とか標本のためでしょうか?) 小物整理用品も各種あり、すごいぞ、釣具店。

刃物コーナーの充実ぶりには思わずくらくらするほどでした。どうしてこんなにたくさんのはさみが売っているんだ! 携帯用のキャップがついたもの、折りたためるもの、他の工具と兼用のもの、眉毛とかも切れそうな繊細ものまで。珍しいなと思ったのは、爪切りのような形のはさみが何種類もあったことです。一般文具店ではあまりないですよね。
Jpg Photo 刃がしまえるタイプを購入してみました。

上は「ワーキング シザー」(TAITO)、下は「プチリガーNS46S」(Daiwa)。
どちらも、日本の糸切りばさみのような構造です。ワーキングシザーのほうは、ポケットなどにさせるクリップがついていますが、スライドで刃が飛び出た場合にはちょっと危ないかもしれません。プチリガーの方は、ひもや鎖などを通す穴がついています。刃がちょっとしか出ないので、むしろ糸など切る場合には使いやすいかも。

で、かんじんのビニールひもですが、手芸用には少々太いものの、ありさかさんがお探しのタイプかなあというものはありました。
Photo_2

「N.T.カラミ止めパイプ Vinyl Pipe」内径0.6mm Fishing TOHO 赤 111円(あれ、m表示がないや、これ)。 中空で、濃い目の赤ですが、一応下にものを置くと透けます。これでほぼ1mmだと思いますが、他に、内径 0.8mm 1.0mm 1.5mm 2.0mmがあり、カラーは赤の他に、透明と蛍光イエローがあります。全部は置いていなかったけれど、生産していれば手にいれる機会はありますよね。

しかし、ここにもピンクの金魚ひもはなかったのが少々残念。それに、もう少し細いのが私は欲しい。
でも、いい素材を売っている店が見つかったからうれしいです^^♪

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【このブログの追加記事】

→ 昔のビニール手芸の材料 ~金魚袋のビニールひも 関連~ … 昔のビニール手芸の本から、ビニール紐の種類や名前についてわかったことを書いてあります。

→ GETした金魚ひもは外国生まれ ~金魚袋のビニールひも4~ … ヘアアレンジのビニールチューブで、ほぼ金魚ひもと同じタイプのものを入手したので、その紹介。チューブ状ではないカラフルなビニールひもも合わせて紹介しています。

→ ビニールひもの編み方の参考本 ~金魚袋のビニールひも5~ … ビニールひもの編み方の図解が出ている本の紹介です。ビニール手芸を扱っているレトロポップベビーのご店主のコメントもいただいています。

→ オルゴールメリーのエッセイ ~金魚袋のビニールひも 番外~ … レトロポップベビーさんのビニールひもキット作品のベッドメリーから思い出したエッセイの話です。

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お道具箱の中身2 切るもの

Photo_6 切る文具は、大体この程度で、はさみやカッターが別のものに入れ替わるくらいです。
(正確には、千枚通しは切る道具じゃありませんけど)

左から

カッターナイフ大(NTカッター)
ホームセンターで売っていた安価なものですが、透明部分のプラスチックが紫なので気に入っています。
同じくお気に入りの水色のもの、小型のものもあって、大小2色ずつ買っています。

カッターナイフ小(NTカッター)
NTカッターにこだわりはないのですが、気がつくとNTカッターが多いところをみると、
デザインが好きなのかもしれません。
これは結構年代もので、あちこちへこんでいました。
刃さえ替えれば長持ちする文具なのよね。

工作用万能はさみ(?)
職場の注文で買いました。刃がややギザ刃なので、普通の紙を切るときには使いません。
厚いものとか硬いものを切るときに、繊細なはさみは使えないので、
使い勝手はイマイチでも、この手のものはないと困るので入っています。
そろそろ切れ味が鈍ってきたので、次のものを探したいところ。
でも、ちょっと違うんだよなあ、というものが多くて決め手に欠けています。
文具王の開発された、万能分別はさみはどうかしら?

紙用はさみ(シルキー NBS-170
私の一番のお気に入りはさみ。(なので、後日語ります)
このシリーズは大きさがいろいろあって、一番大きなサイズです。
でも、お気に入りなので、普段はここに入れずに、引き出しに入れておいて、
刃がフッ素加工してあるタイプをこちらには入れておくことが多いです。
テープやシールシートなどを切るときに、シルキーを使いたくないので。
フッ素加工ものは、どうしても刃が厚めで、
すぱっと狙ったところが切れないので(←単に不器用?)、不満が大きいですが、
糊がくっつかなくて気を遣わなくていいということで、お道具箱ではそっちが主流。

千枚通し
紙に限らず、穴をあける場面や、とがったものでつつく必要があるときに重宝するので入れています。

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真鍮の重み~DUX携帯鉛筆削り器

最初に存在を知ったのは、もう20年以上昔。
文具特集をしていたムックに紹介されていたと思います。
で、憧れて、伊東屋へ行ったときに購入しました。

いろいろな人が書いていることですが、普通の携帯鉛筆削り器とは格が違います。

まず重い。小さいのに真鍮の固まりですから、持ったときの存在感が大きい。
渋い光が、質実剛健、さすがドイツね、という感じです。

最近では廉価な製品にもついていますが、芯の削り具合を3段階に調節できるねじがついています。
このねじも、しっかりねじで留めつけられていますから、丈夫で、
少々乱暴に扱っても外れたりしません。

そして、肝心の削り具合が、どこの鉛筆削りとも違う。
ここの削りくずは、ばらばらの「くず」にはなりません。
まるで、よく切れるかつおぶし削り器やかんなに当てたときのように、
薄い木が連続して刃の間からするすると出てきます。
りんごの皮を長くむくときのような快感^^
で、新しい鉛筆をおろしたときにも、意外と早く書ける状態になるのも素晴らしい。

切れなくなったら、刃だけ交換できます。
革ケースに入って存在感ありありだから、まずなくすこともない、長持ち文具です。

でも、初代は、なくしたんです。
筆箱ごと。
お気に入りを選んだこだわりの中身の筆箱でしたからショックでした。

一番ショックだったのは、そのときになくした、初代鉛筆削り器Lサイズが、
その後製造中止になってしまったことです。
長い刃が入れられたから、普通の鉛筆削り器で削ったのと同じくらい削った部分が長くて、
そこがなお、お気に入りだったのですが。
替え刃だけが残って、悲しかったなあ。

現在は、2代目、その一つ下のサイズを使っています。

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