文具~書く・消す・描く~

明治3年の鉛筆の呼び名 ~筆箱事情調査 番外~

『はじめて学ぶ日本の絵本史Ⅰ』(鳥越信/ミネルヴァ書房)を読んでいたら、子ども向け絵本の草創期(明治初期)の本として『絵入智慧の環』という本が紹介されていました。
1870年~1872年(明治3年~5年)に発行された全8巻のうち、絵本と呼べるものは『初編上 詞の巻』『初編下 詞の巻』の2冊、いろはの文字とそれにつながる言葉で描かれた絵(例:「い」なら、ひらがなの「いぬ」 漢字の「犬」 「犬の絵」が1ますに書いてある)、簡単な文とそれにあった絵などでできているとのこと。
私の目をひいたのは、次の部分でした。

下巻の内容も似たような構成だが、(中略)一五ページにわたる「わたりもののなよせ」すなわち「外来品の名寄せ」として、「蒸気船」「自転車」「大砲」等々、欧米の先進的科学技術が生みだした物や、「せびろ」「ずぼん」といった日用品などを、絵で示しながらその名称を教えようとしている(図序-4)。
 
     

同書8ページより

図版に「たもと時計(懐中時計)」「寒暖計」「双眼鏡」「かけ時計」「望遠鏡」「晴雨計」がのっているページが出ていました。

外来品の名前が出ていて、子ども向きの本なら、筆箱はないまでも文具はあるだろうかと、『絵入智慧の環』の初編2冊を取り寄せてみました。(復刻版はないようなので、古書)

「わたりもののなよせ」のページで、文具のページは以下のようでした。
Photo_2


出ている絵は、ペン、鉛筆、石板、石筆の4種類。

ペンは確かに「ペン」と書いてありますが、鉛筆は「ペンシル」でない語が先に書いてあります。
しかも苦手な変体仮名で。

たぶん、聞いたことがないけれど「ぽっとろおど」であろうと思います。
なので、解説の文は「ぽっとろおど また ぺんしる とも いふ 石筆といふ ハ くろし」でしょうか。
(自信がないので、詳しい方教えてください)
追記:これは「石筆といふハ『くろし』ではなく、『わろし』と読むことがわかりました。※後述

鉛筆が「ポットロード」と呼ばれ、しかも「ペンシル」より先にくるなんて不思議でした。
頼みの『日本国語大辞典』が今使えないので(足のけがをしているため、置いてある場所に行くのが困難)、普通に「鉛筆」をネットで検索しても、この語は出ない。
適当な綴りではネットでヒットせず、カタカナ「ポットロード」で検索したら…これはオランダ語の「鉛筆」だったんですね。
オランダ語の可能性は考えていましたが、単純にカタカナ検索でよかったのでした。
つづりは、「potlood」でした。

おそらく、蘭学で先にオランダ語の単語が入り、後から英語が入ってきたためにこうなっているのでしょう。

ただ、「石筆と言ふハ黒し」がよくわからない。
日本の石筆は白ですが、ヨーロッパに黒い石筆はあったので、輸入物しかなかった時代なら「黒いものが石筆」という概念だったのでしょうか。
ものの名前や文字を覚える本ですから、まだ珍しいものである「ポットロード」と「スレイトペンシル」の違いがわかるようにとの配慮だと思いますが、鉛筆だって黒く書けるのになあと、ちょっと特徴を表すのには不適切な気もします。
この『絵入智慧の環』の絵つきの名称で、別名が「~ともいふ」のような書き方はいくつもありますが、こういう解説は他にないのです。
作者にもまだなじみがないものだったのかも。

便宜上「鉛筆」と書いていますが、ここには「鉛筆」という語は登場していません。
なので、明治3年(1870年)の鉛筆の呼び名は、「ポットロード」か「ペンシル」ということでしょう。

図版の鉛筆の軸の文字は、不鮮明ですが「EACLEN」の後に「S」の鏡文字と、「2」が書いてあるようです。

   ☆

以前、このブログでとりあげた、明治時代の絵入り英語エキスト『世界商売往来』はシリーズがあって、『続世界商売往来』(明治5年 1872年)には、

Lead-pencil(リードペヌシル)  【訳】 鉛筆(ホットロート)

とあり、図版は、2ダースくらい紙で丸く束ねられたものとばらの鉛筆1本となっています。

Steelpen(スチールペヌ)  【訳】 銅筆 アカガネフデ

のように、ペンは「フデ」と訳しているのに、漢字は「鉛筆」でも、読みが「ナマリフデ」「エンピツ」ではなく「ホットロート」となっているあたり、鉛筆は鎖国のオランダ語時代に既に日本に入っていて、「ホットロート ポットロード ポットロート」などで通用していたのかもと思います。

ただ、『続々世界商売往来』(明治6年 1873年)では、職業の一覧の中に、

Pencil-maker(ペヌシル メーカル) 【訳】 筆匠(フデシ)

という記載もあり、この場合は ペンシル=筆 です。
そのほうが本の使用者にはイメージしやすかったのかもしれません。

 「石筆といふは わろし」の読みが出ていたのは、『明治事物起源』(石井研堂)です。
この本に行きついたきっかけと、ポットロード等の詳しい内容は、また別に書きたいと思います。

 

【参考資料】

世界商売往来用語索引 (飛田良文 村山昌俊/武蔵野書院) … 『世界商売往来』シリーズの用語索引ですが、原本の複製もついているので、元の絵や表記が楽しめます。

変体仮名とその覚え方(板倉聖宣/仮説社) … 良く使われる変体仮名を整理し、特徴をわかりやすく説明している。明治17年の「讀方入門」の教科書の複製つき。

【このブログの関連記事】

→ 明治6年の英語テキスト『世界商売往来』のpencase ~筆箱事情調査シリーズ~ …今回も使った『世界商売往来』の中の筆入について書いています。

→ カテゴリー:筆箱事情調査  … 筆箱がどこで生まれたのかを調べているシリーズですが、筆箱が出てこないこともあります。

シリーズ最初の記事は、
→ 明治の舶来木製筆箱の図版 ~明治43年『伊東屋営業品目録』より~ その3  へ

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トンボ鉛筆の広告の筆箱と、手作り筆入れ(昭和9) ~筆箱事情調査~

昭和9年(1934年)の『少女倶楽部』の付録、『少女新手藝ブック』を入手しました。
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ページを開けたら、表紙裏に トンボ鉛筆 と 三星ゑのぐ の広告が出ていました。
こういう偶然はうれしいものです。
トンボ鉛筆の会社名は「小川トンボ鉛筆製作所」となっています。
「筆記用にはHB印、F印、H印、図画用にはB印から6B印、製図用には2H印から6H印までのトンボ鉛筆が適して居ります。」と、当時から鉛筆の濃さにはたくさんの段階があったことがわかります。
Photo
トンボ鉛筆は、セーラー服の女学生が机に向かって、ノートに鉛筆で横書きに何かを書いている絵で、その横に筆箱の絵があります。
これは、半開きの薄い缶ペンケースのようで、蓋に「TOMBOW」のロゴとトンボマークがついているのが確認できます。
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缶ペンケースというより、缶に鉛筆を入れて売っていて、買った人はそれを筆箱にしていたのではないかと推測します。
缶入り鉛筆がいつごろ多かったのかは私にはわかりませんが、いろいろな本を見ると、国産でもヨット鉛筆やキリン鉛筆など、いろいろなメーカーから缶入り鉛筆が出ていたようです。
戦争で金属供出が行われるよりも前のものだと思います。
鉄鋼の配給規制や金属の回収が行われるようになったのが1937年、金属回収令でおもちゃから何からみんな回収されるようになったのが1941年ですから、この冊子の時代は、まだ統制が特になかったと思われます。
雑誌自体も、キューピーやベティちゃんが出てきたり(どちらも流行するのはこれよりも後)、カラーページが豊富だったりと、鬼畜米英時代とは異なります。

この冊子は、当時のいろいろな手芸の作り方を紹介していて、材料セットの通販も行っていました。
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その中に、「ばら模様の筆入」がありました。
細長く切った布に刺繍をして、ブランケットステッチでかがり、端を折り曲げてスナップ留めにしています。

たまたまですが、このページの女の子も机で勉強しています。
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横には、身と蓋が分かれる黄色の筆箱があり、中に消しゴムらしい白いものが見えます。
箱の素材が厚く、角がはっきりしている感じなので、セルロイドではなく、木製か厚紙製かと思いますがどうでしょうか。
持っている鉛筆は小豆色に近い、赤っぽい色あいです。

別のページには、「クロスステッチの五角形筆立」もあります。
Photo_8

これは作り方の記事がなくて、製品と材料と両方販売しています。
材料なら製品の半額ですが、実際はこの本を見て、手持ちの材料で考えて作る場合が多かったのではないかと思います。
この筆立てには、トンボ鉛筆風の黄緑の鉛筆にクリップがついたようなものが入っていますが、通常の鉛筆ホルダー(例えばパーフェクトペンシル)とクリップの向きが逆のような気がします。
胸に挿すような場合は、さらに鉛筆キャップをしたのかもしれません。
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手前の灰色のものは丸ペンのように見えますが、奥の赤い筆記用具?は何かわかりません。
その割に赤くて派手で存在感があります。

昭和9年(1934年)頃の女学生の筆箱事情

・鉛筆の入っていた金属の缶の利用、布製のホック留めのもの、箱型で身と蓋に分かれるものは存在した。
・布製のものは手作りされる場合もあった。

参考資料:『近代子ども史年表1926‐2000 昭和・平成編』

この本によると、キューピー人形の全盛期は昭和11年(1936年)、ベティちゃんの「子どもシール」は一銭玩具ブームの昭和10年(1935年)となっていて、少女倶楽部は流行を一歩先取りしていたか、流行の種をまいたかではないかと思います。
この本の年表は、多岐にわたる資料を参考に構成されていて、歴史的な事件の「社会」の項目のほかに、「家庭・健康」「学校・教育」「文化・レジャー」に関する制度や流行などを写真入りでたくさん載せています。『子ども史』『家庭史』があり、ともに、明治・大正編があります。

【このブログの筆箱関連記事】

→ カテゴリー シリーズ:筆箱事情調査 … 筆箱がいつごろ、どこで生まれたのかを調べています。資料を集めていますが、筆箱以外のもののほうが見つかったりして…
   

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プリントゴッコ初期の評判 その2 ~消耗品販売終了を惜しんで~

(この記事は、プリントゴッコ初期の評判 その1 の続きです。)

雑誌「暮しの手帖」プリントゴッコが取り上げられたのは、1983年冬号(第2世紀 87号)です。
私たちの暮らしに密着した数々の商品テストを行い、性能に問題があれば「買うべきではない」とばっさり切ったこの雑誌の、プリントゴッコへの評価はどうだったでしょうか。

記事の題名は「家庭で印刷できる小さなキカイ」です。
プリントゴッコが発売されてから数年後の年賀状の様子から記事は始まります。

 ここ、二、三年にいただいた年賀状をみると、おやっと思うことがあります。あいかわらずの紋切り型の文面、黒インクの一色だけで印刷されたものにまじって、その人の書き文字やイラストが印刷され、インクも赤や緑を使ったカラフルなものが目立つのです。
 さぞかし、お金もかかることだろうと聞いてみると、プリントゴッコだよ、といいます。はじめは、一万円、うーん、ちょっと……と思ったが、何回も専門の印刷屋さんに頼むことを考えると、高くはない、といいます。
 手づくりブームとやらで、年賀状やあいさつ状にも、見本をえらんで印刷屋さんに頼むよりも、自分で工夫しよう、自分だけのものを作ろうという時代になってきたのでしょうか。このプリントゴッコは、家庭でかんたんにカラー印刷がたのしめるということで、すでに、170万台以上も売れているそうです。ねだんは、ハガキサイズ(B6)の大きさで1セット9800円。
 ほんとうに、かんたんに、手製の年賀状やあいさつ状がカラフルに印刷できるのか、また費用はどれくらいかかるのか、じっさいに使ってみた結果をご報告しましょう。

「ここ二、三年」の年賀状は、1981年~1983年くらいのお正月のもので、すでにプリントゴッコの年賀状が広がりつつあることがわかります。
暮しの手帖の調べたいことは、操作、出来栄え、費用のようです。

小見出しを追って行くと、

「★かんたんにできる★  ★できばえはみごと★  ★維持費はかかるか★ ★必需品ではないが★」となっており、おおむねいい評価だと思います。
以下、要約をしてみます。

* * * * * * * *

★かんたんにできる★

・原理の説明(謄写版のような孔版印刷)
・原稿はカーボンが含んだ筆記具か黒く印刷されているものの切りばりでできる。
・製版は原稿の上に原紙を置いて光らせるだけ。
・インクは7色ついていて、混ぜて使うこともできる。
・原稿を作る時間を別にすると、印刷できるまで5分とかからない。

★できばえはみごと★

・黒一色や多色刷りでいろいろ印刷したが、思った以上にみごとなできばえ
自分で書いたものがまったく同じようにつぎつぎと印刷されてくるというのは、ちょっとした快感でもある。
・画数の多い文字はやや読みにくいようなので、あまり小さい字は避けた方が無難。
・一度インクをのせたらある程度まとまった枚数が刷れてほしいが、ふつうの原稿ならうまくインクをのせれば70枚から80枚ぐらいは一度に印刷できる。
・印刷を中断するときは、ビニールの袋に入れてほうっておいたが、3日後でもほんの少しインクがかすれる程度。
・インクが乾くまでに10分程度かかるので、狭い部屋だとどこに置いてよいか困る。そういうときは新聞紙や週刊誌にでもはさんでおく。
・かなりいろいろな技法が使える。(多版刷り、色の濃淡をつけるなど)
・写真から原稿をつくることもできるが、あまり鮮明にはいかない
・自分でうまく書けない人には、インスタントレタリングやカット集を切りばりする方法もある。

★維持費はかかるか★

・今、黒インク一色のハガキ印刷を印刷屋さんに頼むと、ざっと百枚で五千円くらいかかる(カットや色が加わればもっと)。プリントゴッコは何回も使えることを考えれば初めの一万円も高くはないだろう。
・1回製版すると、ランプが2個で196円、原紙が1枚で98円かかる。製版がうまくできようが失敗しようが、1回300円かかる。多版刷りにすると費用も2倍3倍になる。
・インク(40cc 250円)は、原稿全体に大きく印刷するためには半分近く使うこともある。

★必需品ではないが★

ここで、比較品として、堀井謄写堂のマイプリンターという小型謄写版が出てきます。
現物を見たことはありませんが、小型の謄写版の上部に2色のインクつぼ?がついていて、ローラーとインク板とのセットになっています。

マイプリンターの特徴

・ハガキサイズのローラー式の謄写版
・青いボールペン原紙を使う。
・付属のボールペンや筆ペンで字や絵を書いて印刷する。(←ボールペン原紙用の筆 はどういうものか興味があります)
・プリントゴッコほどではないにしてもまずまずのできばえ。
・カラーインクもあり、多色刷りも可能。
・枚数はたくさん刷れるが、インクの乾きが遅く、手が汚れたり、後始末が厄介。
・切りばり原稿は使えない。
・本体3500円、原紙1枚20円と安い。

文字だけの印刷なら、それなりに使える、という評価。

結論は、これらの小型印刷機は毎日使う必需品ではなく、年賀状は手書きに限るという人もいるということを述べた上で、

どなたにでも、というものではありませんが、ひとつ今年は年賀状を自分で印刷してやろうと意気込んでいる人とか、しょっちゅう幹事役を引きうけるという人には、こういった印刷機は役に立つでしょう。

となっています。

無駄なものを排斥する「暮しの手帖」が、文字だけならマイプリンターでいいと言いつつも、プリントゴッコの簡単さと印刷品質を目にした後では、評価が「十分」でなく「まずまず」や「それなりに」になってしまっているのがわかります。
自分の書いたものが次々に印刷される「快感」という言葉に、実際の使用者の素直な感想が出ていると思います。

当時、私はまだ学生で、1万円という価格にはとても手が出なかったのですが、黒一色イラストなしの印刷にも5千円かけていた人たちには、十分元が取れる商品だったのだろうと思います。
もちろん、自由にイラストを書いて印刷したい人、自分でカラー印刷をしたい人には、新しい表現の道具として。
誰にでもできるカラー印刷を普及させたプリントゴッコの功績はとても大きいと思います。

この時に、「暮しの手帖」が挙げた不満点は、価格以外は対策が取られたように思います。
それは、多くのユーザーからの希望でもあったと思います。

・小さな文字がつぶれる、写真が不鮮明 → ハイメッシュマスターハイメッシュインク へ

・印刷したハガキを乾くまで並べる場所がない → ゴッコカードラック に並べる

そのほかにも、誤って原紙をはさまずに製版してしまった場合の透明プラスチックの交換できる部品とか(←実際、自分がやって交換しました)、スポンジ状の台が劣化した時の交換用とか、高い本体の買い直しをしないまま快適に維持できたことは、とても省資源な製品だったように思います。
取りだすのは年に1度であっても、十分役に立ち、また、楽しい商品でした。
多版刷りの仕上がりが、いつもできてみるまでわからず、色合いや刷り順をどうしたものかと考えるのも毎度のことでした。
ねらった通りの効果に仕上がった時は、とてもうれしかったものです。

私たちは手軽にいつでもカラー印刷をすることができるパソコンとプリンターという道具を手に入れましたが、そこに「手づくり」の味わいを出すことは逆に難しくなりました。
お仕着せではなく自分らしさを求めていったはずが、市販品に近いものになるのは不思議なことです。

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→ プリントゴッコ消耗品値段改定 

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→ プリントゴッコ初期の評判 その1 ~消耗品販売終了を惜しんで~

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トンボ鉛筆の全面広告とトンボのマーク

今日、たまたま新聞を読んでいたら、トンボ鉛筆の全面広告が出ていました。
見慣れない赤いトンボマークが、色を塗っていない軸についています。
Photo

かなり情緒的な文章ですが、「100周年を節目にトンボのマークが変わった」ということのお知らせのようです。
日経プレスリリースの方では、

※ 新トンボマークについて
株式会社トンボ鉛筆は、2013年に創立100周年を迎えます。これを期して新トンボマーク(左)を制定、すべての製品に導入していく計画です。新しいトンボマークのハネの形は無限大を意味しています。無限の領域へ、無限の成長を遂げていきたいという思いを込めています。

  【注】リンク先は文の横に新トンボマークがある

と、もっと簡潔にわかりやすくなっています。


今までのトンボマークは、すべての製品についていたわけではありませんが、軸を横にして印字が正しく読める状態で、トンボが頭を下にしていました。

でも、写真の鉛筆を見ると、今度のマークは頭が上?
軸に横書きに文字を印刷した場合、トンボマークは横向きになり、筆立てに芯を上に入れれば、頭が下とも言えそうです。

トンボの向きにこだわってしまったのは、通常上向きに使う意匠のトンボを下向きにしたのは、「お客様に頭を下げる商いの精神」と聞いたことがあるからです。
『有名企業社名とマークの秘密』 本間之英 学研 には記載があります)
飛翔の方が今は重視されているのかなと思って。

それで、トンボ鉛筆の創始者の小川春之助さんの奥さんの 小川とわさんの書かれた『蜻蛉(せいれい)日記』を見てみました。
この本は、鉛筆製造の創業からのできごとが製造の当事者の視点からわかりやすく書かれていて、「三菱トンボ」という登録商標を出した鉛筆業者との訴訟のことなども見つかり、資料としてもおもしろいものです。
(→ 「三菱トンボ鉛筆」については、cyc​lin​gpe​nci​lsさんの記事究極のパクリ、三菱トンボ鉛筆?! 駄目な文房具ナイトEX『文房具超人サミット』に出演しましたに記載があります。)

この本によると、トンボのマークが決まるまでのいきさつは、

・竜文堂という文具商店の番頭さんの石山五七郎氏から、宣伝のためにはマークが必要だと忠告された。

・特許事務所に勤めていた林猪助氏から、杉江鉦三郎氏が考案したトンボのマークが20年の登録期限が切れてあいているので、使うようにしたらどうかと勧められた。

・店の方でも、杉江氏の血を引く政明氏が、トンボ印をご主人に勧めていた。

トンボは一名あきつ(秋津)といい日本国の象徴だという説がある。また勝ち虫などとも言われ、昔武将の兜の正面の装飾などにつけたものだそうで、とにかく上向きの縁起のいい虫である。私のところでは、この許可をとる時、専門のデザイナーに依頼して、ヤンマを型どった図案をいくつか描かせ、その中から、現在の図案を採用した。同時に、書家に依頼して、片仮名の「トンボ鉛筆」という文字を決め、さらに英文で書く場合にはTOMBOWとWの字をつけることにした。英語で TOMB(ツーム)といえば「墓」という意味であるから、これとの誤読をさけるためである。

  同書 P.107より

・トンボのほかに、「工場印」というのこぎり型の屋根を形取ったマークと、「ブリッジ」という橋を図案化したマークも申請し、許可が出た。

・しかし、一番トンボが泥臭く思え、易者と人相見の大家に見てもらったが、「トンボのマークが一番良い」という結果だったので、トンボのマークを使うことに決まった。

ということです。
ここには、特にトンボの向きについて書かれていないので、最初のデザインの時点ですでに下を向いていて、それについては先の理由でもめなかったのかもしれませんね。
一番泥臭かったマークが一番良いといわれたあたりも興味深いところです。
昔から馴染んだ社のマークを、いろいろな理由でデザインし直す会社も多いですが、前の方がおもしろかったのになと思う私は昭和レトロな人間です。

【おまけ】 今日、職場の中に飛び込んでいたオニヤンマの画像。雨宿りだった?
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郵便ポスト型デザインのポストマーカー

便局のカウンターに吊るして売っていた油性マーカー。

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昔懐かしい、赤くて丸い郵便ポストの形をしています。
名前はポストマーカー
ツインタイプで、「黒の太字・細字」「赤の太字・細字」「黒の細字・極細」の3種類で、値段は、「太字・細字」タイプが250円、「細字・極細」タイプが150円です。
黒字の2種類は、細字の側だけ黒いキャップになっています。

製造元はパイロットコーポレーション。
「クラフトテープにしっかり書ける」というキャッチコピーがついているので、パイロットオリジナルの「コイピタインキ」を採用しているのだと思いますが、ツインマーカー丸芯とは異なり太字の側は丸芯でなく角芯です。

実際に書いてみると、柄の印刷してあるようなクラフトテープ(画像左)ではあまり差がありませんが、柄なしのクラフトテープ(画像右)だとポストマーカーのインクののりのよさ、鮮明さは歴然としています。
これなら、テープや箱の材質を気にせずに書けます。
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郵便局らしいデザインで、また郵便物や小包などに注意書きを書くのにも機能的で実用性の高いキャラクターグッズだと思います。
販促品にもいいのではないでしょうか。

ただ、このペンの全体がつやありのとても鮮やかな赤で、どうしても赤ペンに思えてしまうのが問題点です。
以前のテレビ番組で、「」を「あお」、「」を「みどり」と、漢字を読むのではなく文字の色で読む問題があり、私にはとても難しかったのですが、その時の感覚に似ています。
大抵のカラーマーカーは軸の色がインクの色になっていますし、老舗のマジックインキの中字も白軸で色を感じさせないデザインなので、自分の中では軸の色=インクの色という連想ができてしまっているようです。
筆立てなどに立てておいた場合、赤ペンも黒ペンもどちらも太い側が赤で目印がないので、目指す色を取れないと思います。(この筆立てから「ポストマーカー黒」を取り出してごらん~)
Photo_11
かといって、ペンの頭を黒く塗ったらポストとして不自然になってしまうし…、歴史的には黒ポストもあったようですが認知度は低いし、黒ではかわいくありません。
ここは割り切って、赤ペンだけを購入するほうがいいのかも。
もしくは、黒だけ買うとか。
「混ぜるな危険」というほどでもないけど、取り違えは避けたい。(黒字と赤字では大違い)
私は3本とも買ってしまったので、間違えそうな黒の太字は単独で玄関に置いておこうと思います。
指定ごみ袋の名前書きにも便利だし、外に持っていっても目立ってすぐ見つかると思うので。

【参考サイト】

→ 郵便局のポスタルグッズ POSTA COLLECT
郵便局のオリジナルグッズが紹介されていますが、現行商品がすべて出ているわけではないようで、ポストマーカーはのっていません。紹介されているポスト型スティックのりは「ポスト型はがきに続く第2弾」という紹介がありますから、ポストマーカーの方が新しいのかも。

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口蹄疫支援自転車旅行をした大学生のメッセージ用文具 ~マルマンのスケッチブックとポスカ~

宮崎県の口蹄疫への支援をしたいと自転車で埼玉→宮崎を目指した大学生、小林大地さんのツイッターとブログはとても興味深かったです。
宮崎県庁に到着するまで37日。
長い道のりを自転車で時間をかけての行くというのは体力と時間のある若さを感じましたし(しかもこの猛暑の夏に!)、観光名所を回ったり名物を味わったり展覧会を見たり皿洗いをしてみたりと、旅を楽しむことを忘れないのも肩の力が抜けた感じでよかったと思います。

私はツイッターは何がおもしろいのかわからないタイプの人間ですが、こういう旅行記にはとても向いていると思います。
「○○なう」が、もうそんなところまで行ったんだなあと、とても臨場感があって。
ツイッター仲間がいろいろ情報を書いて旅の計画が整ったり変更されたりするのもまた楽しい。
また、小林さんは、ツイッターでつぶやきっぱなしにするのではなく、後でブログに文章と画像をまとめてあります。
後から読み返しても様子がわかる形で記録を残してあるのがいいと思います。

小林さんは旅行先で会った人たちに、宮崎へのメッセージをスケッチブックに書いてもらい、それを持ってもらって写真を撮ってまとめ、一目で大勢の人が宮崎の口蹄疫問題に関心を持っているとわかるものを作って宮崎に届けるという方法を取りました。

そのメッセージに使用したのは、マルマンのスケッチブックB4サイズ三菱のポスカ(太字)です。
ポスカは、先輩の行ったブロッキーとの比較で決めたそうですが、裏うつりもしないし、不透明ではっきりと書いた文字がわかるのでこれは良かったと思います(私はポスカファンです)。
また、マルマンのスケッチブックは、偶然にも宮崎で生産しているものだったそうです。

小林大地さんのツイッターより

【スケッチブック】僕の旅でメッセージを集めるために使っていたマルマンのスケッチブック。なんと偶然にも宮崎県で生産しているもの。 画像リンク 

【スケッチブック】宮崎県生まれだとTwitterの縁者さんが気付いて、マルマンの広報にこんな青年が!と連絡してくださり…スケッチブックを3冊提供していただきました。しかもマルマン社長からメッセージもいただきました。画像リンク

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宮崎県庁会計課のちびた色鉛筆

宮崎県にふるさと納税の手続きをしたついでに、県庁職員のブログ(宮崎県庁職員日記)を見てきました。
その中の、こんにちは 会計課です。の記事の中に、目を引く画像がついていました。(画像はリンク先をご覧ください)

【指導検査担当】
本庁職員の旅費の支出に関する書類のチェックを行います。運賃や旅行経路が間違いないかなどを厳しい目で審査しています。右手に赤鉛筆、左手に時刻表が定番のスタイルです。次の写真を見てください。審査で使用したちびた鉛筆です。無駄は許しません。

とあって、その後にたくさんの鉛筆の写真が出ていました。
右側は、4~5cmの赤鉛筆がたくさんと、それをはめる鉛筆ホルダー、左側は1cmほどにころんとかわいく丸くなった赤・茶色・オレンジ・緑(エメラルドグリーン?)の100個近くありそうな色鉛筆です。
4~5cmの方は鉛筆削り機で削ってあるようですが、1cmになると鉛筆削り機では削れなくて、ナイフで削ってある様子です。
これ以上はホルダーにはさむこともできないだろうなと納得の画像です。
小さい鉛筆がたくさんある画像は、『文房具の世界』(中央公論社)の大村しげさんのちびた鉛筆の写真のついたエッセイ以来でした。

赤青鉛筆(朱藍鉛筆)は私の職場でも使っていますが、その他の色鉛筆を事務に使っているのは珍しいと思いました。
蛍光マーカーの代わりなのかもしれません。
赤鉛筆は、いわゆる「朱」の赤鉛筆ではなく「赤」のようで、これも珍しい。
たぶん、他の色と同じシリーズを選んだからでしょう。

よく見ると、色鉛筆の冠部は切りっぱなしではなく金色で覆われています。
「uni」の文字が確認できて、これは880番などの普及品より高級な感じ。
冠部が金のuniって何だったかな、と調べてみたら、三菱の消せる色鉛筆「アーテレーズカラー」でした。

uniの中でも、よく見るユニカラーでなく、アーテレーズカラーを使う理由があるとすれば、それは「消しゴムで消せる」という特性のためかと思われます。
アーテレーズカラーはこの特性のため、デザインやスケッチの他、印刷原稿の色指定や書類のマーキングにも最適とされています。(色えんぴつを楽しむ本 』(エイムック (1268))より)
蛍光マーカーでなく色鉛筆を使うのは、たぶん、色鉛筆でチェックが入った後、説明などでOKが出たら、チェックを消してそのまま使えるようになっているのでは?
(急ぎの文書に、どうでもいいところに朱藍でチェックを入れられて、これじゃ使えない~、となる私の推論ですが)
でなければ、削る手間のある色鉛筆をわざわざ使わなくてもいいと思います。
(コスト的にマーカー類とどちらがいいのかは、比べたことがないのでわかりませんが)

中間色も豊富で単色販売もあったところも購入の決め手でしょうか。
業務に最適なものを選んで最後まで使い切る方針のように思います。
こういう指名買いをしているなんて、きっと宮崎県庁には文具に思い入れのある方がいるに違いありません。

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鉛筆に鉛は入っていない ~テレビ朝日「Qさま!!」の杜撰さ~

夕飯時に、たまたまかかっていたテレビ番組Qさま!!」(テレビ朝日 2010年5月10日放送)。

見るのは初めてだったし、お膳を片付け半分で意識していなかったのですが、問題が「鉛筆を作っているところはどっちでしょう?」というタイプだったので、にわかに本気になって見てしまいました。

2つの動画が並んで映し出され、どちらが鉛筆の製造過程かを当てる問題。
問題には完成までの映像は出てこないし、紛らわしい部分をつないであるので、以前、鉛筆の製造過程をテレビで見ていても、確信が持ちづらくておもしろかったです。
見事? 正解して喜びました。

ところが、その後がいけない。
解説つきの製造過程映像になったときに、鉛筆の芯の材料の粉を入れている映像に、
「鉛 粘土 水」(順番は違うかも)という字幕が入りました。
いったい何事!?

鉛筆の芯に入っているのは、鉛ではなく黒鉛です。

今回の放送で使われていた鉛筆は、トンボの黄緑の8900番だと思います。
トンボ鉛筆のHPには、鉛筆に関するFAQがあります。

材料・原料について

1、鉛筆に鉛は入っている?

鉛は含まれていません。
芯は、黒鉛と粘土で出来ています。黒鉛は、炭素でできていて石炭やダイヤモンドの仲間(同素体)です。また表面の塗料にも鉛は含まれていません。

(同HPより引用)

この質問カテゴリー「材料・原料について」は、「取扱・使用上のご質問」の次の2つめのもの、「鉛が入っている?」はその中の最初の質問、つまり、とてもありふれた質問です。
しかし、「鉛は人体に害がある」のは周知のことなので、「鉛筆」という名前から誤解を受けないようにと、トンボ鉛筆は塗料にまでも言及し、安全なことを強調しています。

テレビ朝日は、トンボ鉛筆の工場で取材させてもらい、工程について説明を受けたり、資料をもらったりしているはずです。
しかも、これはクイズ用の編集映像。
生放送や中継で、タレントがうろ覚えで間違えたとかいうレベルではなく、複数の人が製作過程をチェックできる状態なのに、こんな大きなミスに誰も気がつかないで放送してしまえるってどういう体制なんでしょう。
それも、個人のHPやブログとかではなく、桁違いの大勢が目にするマスメディアでありながら。
「鉛を原料とする鉛筆」…鉛筆のネガティブキャンペーンになっているじゃありませんか。
こんな番組に協力したトンボ鉛筆が馬鹿みたいです。

このあとの問題が、「消しゴムのできるまではどっち」だったので一応見ましたが、もう最初のようなわくわく感は失われていました。
こんな編集をする番組ですもの、ういろうと消しゴムの製造過程の最後だけがひっくり返って編集されていても何も不思議じゃありません。
黒鉛くらいなら私でもわかりましたが(別に、文具ファンでなくても大勢の人が知っていると思う)、専門の人でないと気付かないような間違い、あるいは意図的な嘘が垂れ流されても、番組制作現場でのチェックは望み薄です。

せっかく文具がテレビ番組に登場したのに、すっかり嫌な気分になってしまいました。

【追記】

5月11日現在、テレビ朝日 Qさま!!のページに、以下のようなお詫びが出ています。
(お詫びが放送されたかどうかは、私は見ていないのでわかりません。)

~訂正とおわび~

5月10日放送の「Qさま!!」の中で、鉛筆の芯の材料の説明で、

「黒鉛」のことを「鉛」(なまり)と表現してしまいました。

訂正しおわび申し上げます。

ふ~ん。
テレビ業界ではこんな風に言うんですね。

「鉛筆の芯の材料を、誤って『鉛』と放送してしてしまいました。鉛筆には鉛は使われておらず、正しい原料は『黒鉛』です。『黒鉛』は鉛とは無関係な炭素で、人体に害はありません。お詫びして…」

などという言い方が普通だと思っていました、私。

この調子では、

「材料の『砂糖』を誤って『塩』と表現してしまいました。」とか、「『大阪』のことを『東京』と表現してしまいました」とか、「『目撃者』を『犯人』と表現してしまいました。」とか、「『抗議殺到』の様子を『好評サクサク』と表現してしまいました。」とかのお詫びが出てくる日も近そうですね。

【追記】

2012年5月14日、「Qさま」で、「ここ10年で患者数が増えている病気」として「自閉症」をあげ、男性が頭を抱えて落ち込んでいるようなイラストをつけて、問題になりました。
(私は直接番組は見ていません)

〈おわびと訂正〉

5月14日の放送中、「ここ10年で患者数が増えている病気を選びなさい」という問題の正答の一つに「自閉症」を入れましたが、自閉症は先天的な脳の機能障害と考えられています。
また、同時に使用したイラストも誤ったイメージを与える表現でした。
おわびするとともに訂正いたします。

あいかわらず、「考えられています」とか「誤ったイメージを与える表現」とか、他人ごとみたいな文章ですね。

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コーリン色鉛筆製品 アマゾンにて販売開始

コーリン色鉛筆の製品が、アマゾンでも購入できるようになりました。

文房具・オフィス用品、ホーム&キッチンのカテゴリーで販売中です。
コーリン色鉛筆、墨芯鉛筆、ハイピアス、コーリン三角顔ステッカー、チーク材ペンシルスタンド(下の画像)などのほか、もうじき「こーりんの美味しいほしいも」の販売もあるとか!?
Photo_3
ますますがんばるコーリン色鉛筆、今後の展開が楽しみです。
(※ マーケットプレイス扱いなので、送料は要確認)

→ アマゾン コーリン色鉛筆の商品ページへ

→ コーリン色鉛筆 特選 『こーりんの美味しいほしいも』のページへ … 月・木曜日、朝晩2回の販売だそうです。

→ コーリン色鉛筆のホームページへ … 干し芋を販売するようになった経緯、amazonでの販売開始のニュースなどが見られます。

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ぺんてる合格祈願鉛筆 関羽パッケージ

近所の文具店に行ったら、いきなり目に飛び込んできたのがこれ。

Photo_2 「あ、関羽だ!」

黒い長いひげに青龍偃月刀といえば関羽しかいない。
三国志シリーズかと思ったら、武将は関羽だけでした。

何かなと思ったら、ぺんてるのマークシート用鉛筆で、合格祈願をしたパッケージでした。
鉛筆だけ3本入りのものは、基本的な絵柄は同じだけれど、合格祈願の文字が関羽に重なるようになっていました。
画像の、幅広の袋の方は、ビニールポーチの中に、マークシート用鉛筆3本とマークシート用消しゴムと、丸い鉛筆削り器が入ったものが、そのまますっぽり紙袋に入った感じ。
紙につやがあって白地に赤が目立つので、表の印象は小型の千歳飴袋みたいです。(裏は透明な窓つきで、中の商品が見えます。)
三国志も関羽も好きだから買ってきてしまったけれど、開けるのがもったいない(←まったく意味がない^^;)

私が見たものの他の関羽バージョンは、

・マークシート鉛筆セット2(削り器なしで消しゴムはAin)
・暗記ペンシートセット(暗記用マーカー、消しペン、暗記用シートのセット)
・シャープペンシルセット(エナージェルシャープとAin替え芯HBのセット)
・替え芯 単体
・消しゴム 単体

があるようです。

(→ ぺんてるの合格祈願のページへ)

(→ 関羽のイラストを書いた てりィさんのブログの記事 ぺんてる へ)

関帝廟といえば商売繁盛が専門だったような気がするけれど、パッケージには「関羽を祀った関帝廟は、入試合格のご利益があるとされています。」と書いてあるし、関羽に気合いを入れてもらってがんばるのもいいかと。

昔のおもしろパロディ三国志のCD「三國志めくり」では、気合いとか暗示とかは関羽じゃなくて張飛の役でしたが。

(三国志めくりの解説は、サイトDyna-pon Freak の 音盤劇三國志 にとても詳しく出ています。「三國志満漢全席シリーズ」と「三國志めくり」大好きです^^)

ぺんてる合格祈願シリーズ 関羽バージョンは、通販でも買うことができますが、季節もののせいか品切れが目立ちます。

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