文具~紙製品~

京都 六角通りのオリジナルカードショップ ROKKAKU

私は、道を間違う時に、角の目印から90度方向を間違えるという癖があります。

          | A |
          |   |
          |   |
          |   |
           |        |   ■
―――――――     ――――――― 
       B         ←      
―――――――     ――――――― 
          |        | ☆
本来■を右に見てAの方に行くつもりが、■を右に見てBの方に行ってしまうという具合。
今回、職場の旅行で京都に行ったのですが、宿に着いて、夕飯までの自由時間は30分ほどしかありませんでした。
宿は■の位置の三木半旅館
Aの方から歩いて宿に着きました。
Aの途中によーじやカフェがあり、特に当てもなかったのでみんなとそこに行くつもりでしたが、☆の位置に椿油のかづら清老舗(麩屋町六角店)がたまたまあったので、一人別行動でそこに寄りました。
そして、出てきてAの方向に行ったつもりが、しっかりBの方向に行って、珍しい良さげなものをあと3店でゲットし、よーじやカフェには行きつかないけど時間もないしいいや、と戻ってきました。(まっすぐ戻るだけなので、迷うことはない。)
それで、「そんなにおみやげを買うところがあったの?」と聞かれて、買ってきたものの説明をすると、「そんな店あったっけ?」
今回、時間もなかったので写真も撮れず、ただ初めてのお店ばかりだったので、お店の名前や紹介が出ているカードなどは意識してもらってきました。
宿周辺の詳しい絵地図にも店が見つからず、ただ「六角通り」という通りの名前だけはわかり、地図をあれこれひっくり返して、どうもまた「90度間違う」をやったらしい、と思われたのでした。
行きにあった店と違うのになぜ気付かなかったかは、たぶんどちらの通りにも、扇屋さんが何軒かあったからだと思います。(言い訳になっていない?)
私が歩いたのは、六角通りの麩屋町通~高倉通あたりです。
ここに、ROKKAKU というカードショップがありました。
(正確には、サクライカードというビルなのですが、そちらは全然目に入っていなかった。ROKKAKUはサクライカードの直営店だそうです。)
小さなお店ですが、ショーウインドウの紙製品が見かけないもので素敵だったので入ってみました。
ここは、結婚式などの招待状や席札などのオーダーができるお店です。
製品の特長は、繊細な箔押しによる印刷。
一般の製品として、レターセット、六角の封筒付のカード、プレゼントタグ、ポストカードなどがあります。
Photo Photo_2
Photo_3
季節がら、ラムネ、クラゲ、朝顔、タツノオトシゴなどの夏柄が目立ちました。
支店等はないので、製品はここで買うか、ネットショップを利用するかです。
(サクライカードの製品は全国に取扱店がありますが、ROKKAKUオリジナルとは違うようです。)
京都市中京区六角通堺町東入堀ノ上町109番地
サクライカードビル内
TEL:075-221-6280
営業時間:11:00~19:00 定休日:水曜日
そのほかに、
 本藍染めとポチ袋を購入。他にも、バッグ各種、文鎮みたいな金属の壁掛け一輪挿し、手あぶり猫など、手の込んだ珍しい作品がいろいろ。
京都府京都市中京区大黒町76-2
TEL:075-708-8518   FAX:075-708-8517

大極殿本舗 六角店 栖園

 レトロな包装紙も素敵なカステラを購入。若鮎もおいしそうだった。甘味処を併設。
京都市中京区六角通高倉東入ル南側
TEL:075-221-3311
営業時間:10時〜17時  販売は9時〜19時  定休日:水曜
 椿油にローズマリーやカモミールの精油を加えた「香る椿」がお気に入りです。
京都市中京区麩屋町六角角
営業時間:11:00~19時   定休日:火曜日
でお買い物をし、方向音痴のおかげで、とっても充実した買い物ができました。

改めてイラストマップを見ても、ネットの地図を見ても、お店の名前がしっかり書いてないので(例:Googleマップには、かづら清老舗と沢和はのっていない。ROKKAKUは「アンドサポート京都六角ペーパーアイテムズ」になっている。大極殿本舗は「甘味処栖園」になっているなど、怪しい記憶と照合するのにはあまりにも違いすぎる。)、たぶん宿の周辺を少々調べていてもひっかからなかったと思う。
他にも、扇屋さん、日本画の画材屋さんなど気になるお店もあり、また京都に行く折があれば、ゆっくり歩いてみたい道となりました。
Photo_4


偶然見つけたお気に入りの京都の道は、古川町商店街に続いて2つめです。(ガイドブックに出ていなくて、「知恩院への近道」と書いてあって偶然入り込んだ。しかも、お菓子屋さんの「むらを東三堂」が楽しすぎてついに道を抜けられなかった。ようやくガイドブックにのったと思ったら、道の名前が誤植されていた、など、いろいろあった。)
このような雑な観光客にも発見をさせてくれる京都でした。

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120万アクセス ありがとうございます

何だかんだと余裕がなくて、久々に書き込みをしました。
(看板に全く関係ない話題であるあたりがもう…)

次もあまり関係ない話題になりそうな気がしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
Photo
画像は、富士山ふせんと、アラビックヤマトの富士山タイプ。
アラビックヤマトは糊が減ってくると逆さにして出るまでに時間がかかりますが、このくらいのサイズだと時間がかからなくて、かえっていいかも。

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静岡市限定? レトロな「じゆうがちょう」

静岡市の学校前文具店の1軒で見つけたノートです。
Photo_8
横長のB5ノート、中は白紙(ごく薄い画用紙)の無地帳で、名前は「じゆうがちょう」です。
この表紙の絵や字は、どう見ても最近のものではありません。
でも、このノートは、ほこりをかぶっている下の方から発掘したわけではなく、一番上に普通にきれいな状態で出ていました。

その近くにあった学校用ノートで、ジャポニカ学習帳などとは違う見慣れないものに「計画帳」がありましたが、これは裏にメーカー名(文運堂)がきちんとありました。
この「じゆうがちょう」と、横長の「えにっき」「にっき」のノートには、メーカー名も品番も値段も何も書いてありません。(「えにっき」も「にっき」も中は「 月 日 曜日 天気」以外は薄いグレーの方眼のマス目です。)
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反射的に思い浮かべたのが、自分の地域限定ノートの「しゃぼん玉帳」です。
Photo_10

これは、現在も学校の中でのみ売られている自由帳で、大きさはB5の縦型で、中身は画用紙ではなく無地の上質紙ですが、私が子どもの頃からデザインが変わっていません。
同じような事情なら、この「じゆうがちょう」も、リニューアルしないまま使い続けているということが考えられます。
お店では、今でも学校で使っているということくらいしかわかりませんでした。

「じゆうがちょう」の裏表紙の「子供の絵について」の文章は、子どもらしい絵についていろいろ述べています。
子どもに対してではなく、教師や保護者に向けた注意書きです。
Photo_11

☆ 子供の絵について ☆

 あなたは子供が絵を描いている時や、描きあげた絵を見たときに、どんな事をいいますか。あなたが不用意に言った言葉や、上手にするために教えようと思っていった言葉が、かえって子供の絵を、ちぢませたり、下手にしたり、絵をきらいにしている事が多いのです。ではどんな言葉がいけないのでしょうか。次にあげる様な事は子供の絵には禁物です。
  でたらめな線や円ばかりかいている子供に、この子はまだ何も形で描けないから、紙やクレヨンを与えてもムダになると考えて、もっと形が描けるように要求することは、大切な、なぐりがきの時期に悪い影響を与えます。
  マルを描いてお母さん、横にボウを引いて汽車だという子供の絵は大人が見ると何の意味もない様であり、つまらないものの様ですが、子供には一つ一つに意味があります。この時期に大人が人物や乗物、家、花などの形を教える事は考へものです?
  形もだんだん出来て来て、一つ一つのものが何んであるかという事もわかる様になるが、バスよりも人物が大きく描かれたり、家よりも、花を大きく描く事は、子供の絵における一つの特徴です。それにもかかわらず「こんな大きな人はバスには乗れないよ」とか「家よりも大きな花はないよ」と小言をいったり、あらひろいをする事は禁物です。せっかく描き出したものもやめてしまいます。
 以上、ほんの一つ二つの例をのべて見ましたが、心なき大人の無意味な指導は慎まなければなりません。子供の絵を、むやみに批判したり、早く上手にしようと思って形を教える事は、有害です。そのために絵を描く興味を失ってしまうことがあります。子供の感情が絵に表現されるという事をお忘れなく。

この文章の雰囲気は文章が書かれた時代の「革新」であって、仮名遣いも(たぶん新かなづかいに直したと思われますが)旧かなが混じっていたりと、最新でも戦後か、どうかすると大正デモクラシーあたりのイメージもあります。

日本美術教育の歴史的変遷によれば、自由画教育運動は大正8年~で、昭和初期にはこの流れは批判されて下火になるようです。
名前が「自由帳」でなく「自由画帳」であるのも、「自由画教育」を踏まえているのかもしれません。
この文章も、自由画運動を提唱された方の言葉を引用しているか、それを踏まえて書かれたもののように思われます。

このノートが古いままのデザインであるなら、子供の頃使ったという方もいらっしゃるかと思います。
このノートについて何かご存じのことや思い出があれば教えていただけるとうれしいです。
おそらく、静岡市内か、その近隣の限定品だと予想していますが、いかがでしょうか。

【このブログの関連記事】

今回、比較で出てきた「しゃぼん玉帳」の関連記事。その地域の学校内でしか販売されていないノートについて書いています。

→ 地域限定ノート 

→ 地域限定ノート(2)

→ 地域限定ノート(3) 

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猫もかわいい☆この冬の 口と足で描く芸術家協会製品☆

この冬の口と足で描く芸術家協会の新作グッズと、冬の福袋が届きました。
(画像はのちほど … ネットショップでも見られます。) ※11月7日 画像追加

福袋は、大きめのクリスマス柄つきビニールの巾着袋に入っていて、私の中身は、

・雪柄にリスの刺繍のフェイスタオル
・猫のシルエット模様とワンポイント刺繍のハンカチタオル
・動物キャラ柄の家型ポップアップ粘着メモ
・木の葉のダイカットタイプ粘着メモ
・長方形の雪だるま柄粘着メモ(普通は3個セットのものをばらして1個)
・A6サイズの粘着メモ 2冊組
・季節柄ポチ袋9枚入り
・柄入りリングノート
・クリスマスカード サンキューカード バースデーカード 各1枚

と、普通の注文でも粘着メモが多い私にはとてもうれしい内容でした。(注:内容は袋により異なります)
前に注文したものが入ることもありますが、好きで注文したものなので気になりません。
ハンカチタオルは、通常注文には同じタイプのものがないので、福袋用なのかもしれません。
(丈夫で使いやすいので、定番にしてほしいくらいです。)

今年の冬のお気に入りは、ピアノメモと、ミニスティッカーです。

ピアノメモは、糊のないタイプで、ピアノ型にカットしてある紙ケース入りで、猫の楽団が夜空の下、ピアノの鍵盤の上で演奏しているような絵柄です。
Photo

蓋を開けると、鍵盤の上の指揮者猫と、クローバーをくわえて飛ぶ小鳥、流れる音符。
Photo_2

引き抜いたメモには、やはり鍵盤が印刷してあり、バイオリンを弾く猫が隠れていました。
Photo_3

メモを出すまでに、三様のデザインが楽しめるのが素敵です。
グランドピアノ型は、伝言をするのに便利な形で、上の狭いところには「○○さんへ」、広い所にしっかり用件の文章を書けます。

ミニステッカーは、わずかにダイカットされた3匹の猫柄(真ん中の猫は後ろ向き)で、猫はふせんの幅いっぱいの、ぷっくりタイプ。
Photo_4

伝言が書きにくい、目印タイプのファンシーふせんはあまり買わないのですが、この猫が見えるように貼ったらかわいいだろうなあと、使うのが楽しみです(もっと買っておけばよかった…)
他にも、パンダや、犬と吹き出しのダイカットタイプなども購入しました。
Photo_5

これらは、職場でがんがん使われることになっています。

購入は下記で。(ネット上で画像は見られますが、紙のカタログの請求もできます)
送料は、80円~300円、5000円以上購入の場合は無料です。

→ 口と足で描く作品ネットショップ

【このブログの「口と足で描く芸術家協会」関連記事】

→ 冬のかわいいふせんあります~口と足で描く芸術家協会の紙製品~

→ かわいい伝言メモ その実力

→ 口と足で描く芸術家協会の製品支持者として

→ 昔のファンシーびんせん その7 はんぱもの

→ お道具箱の中身5 ~付箋その他~

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口蹄疫支援自転車旅行をした大学生のメッセージ用文具 ~マルマンのスケッチブックとポスカ~

宮崎県の口蹄疫への支援をしたいと自転車で埼玉→宮崎を目指した大学生、小林大地さんのツイッターとブログはとても興味深かったです。
宮崎県庁に到着するまで37日。
長い道のりを自転車で時間をかけての行くというのは体力と時間のある若さを感じましたし(しかもこの猛暑の夏に!)、観光名所を回ったり名物を味わったり展覧会を見たり皿洗いをしてみたりと、旅を楽しむことを忘れないのも肩の力が抜けた感じでよかったと思います。

私はツイッターは何がおもしろいのかわからないタイプの人間ですが、こういう旅行記にはとても向いていると思います。
「○○なう」が、もうそんなところまで行ったんだなあと、とても臨場感があって。
ツイッター仲間がいろいろ情報を書いて旅の計画が整ったり変更されたりするのもまた楽しい。
また、小林さんは、ツイッターでつぶやきっぱなしにするのではなく、後でブログに文章と画像をまとめてあります。
後から読み返しても様子がわかる形で記録を残してあるのがいいと思います。

小林さんは旅行先で会った人たちに、宮崎へのメッセージをスケッチブックに書いてもらい、それを持ってもらって写真を撮ってまとめ、一目で大勢の人が宮崎の口蹄疫問題に関心を持っているとわかるものを作って宮崎に届けるという方法を取りました。

そのメッセージに使用したのは、マルマンのスケッチブックB4サイズ三菱のポスカ(太字)です。
ポスカは、先輩の行ったブロッキーとの比較で決めたそうですが、裏うつりもしないし、不透明ではっきりと書いた文字がわかるのでこれは良かったと思います(私はポスカファンです)。
また、マルマンのスケッチブックは、偶然にも宮崎で生産しているものだったそうです。

小林大地さんのツイッターより

【スケッチブック】僕の旅でメッセージを集めるために使っていたマルマンのスケッチブック。なんと偶然にも宮崎県で生産しているもの。 画像リンク 

【スケッチブック】宮崎県生まれだとTwitterの縁者さんが気付いて、マルマンの広報にこんな青年が!と連絡してくださり…スケッチブックを3冊提供していただきました。しかもマルマン社長からメッセージもいただきました。画像リンク

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タローの色紙で七夕の短冊を作る

文具店に行った折、七夕の短冊を買っておこうと思いました。
でんぐり、紙テープ、こよりなどはばっちりそろっているので、後は短冊があればいいと思って。
ところが、七夕セットはあるものの、短冊の単品は今年は取らなかったということでした。
以前は会社関係などから注文があったようですが、最近ではいろいろなところで七夕飾りが売っていて、さほど売れないからだそうです。

折り紙を切って自分で作るにしても、普通サイズ(15cm角)のでは小さい。
大きな折り紙は、両面タイプしかないんですか? と聞いたら、
「大きな色紙(いろがみ)だったらあります」と言われました。

引き出しから出してもらった見たことのなかったその商品は、B4サイズの単色もの。
普通の折り紙と同じタイプの紙ですが、長方形になっていて名前は「色紙」。
袋に「タローの」とありましたから、先日廃業した中村紙工の製品ですね。
Photo 黒や濃い紫など、字を書くのには向かない色は抜いて購入しました。
1枚を10に切って、少し小さめの短冊がたくさんできました。

色紙には両面タイプもあって、これはお稲荷さんのお祭りの時に使うのだそうですが、これは自分が無縁なのでどういう飾りを作るのかわかりません。

長方形の色紙があるのは私にとっては新鮮でした。
創作系の折り紙を作る人にもいいかもと思いました。
しかし、中村紙工が廃業してしまった以上、この色紙は売り切ってしまったらもう補充はできないわけです。
短冊、今後も入荷しなかったらどうやって作ろう。
それに、お稲荷さんの用途は代替品があるのでしょうか?

もっとがんがん利用しておけばよかったと、なくなってから言ってみても遅い。
でも、絶滅しかけている文具は他にもあるのではないかと思います。

【追記】
「初午」で画像検索すると、五色の色紙をつなげた「のぼり」のような飾りが見つかりました」。
「奉納 正一位稲荷大明神」と書くようですね。

【中村紙工の記事】

→ 消えていく製造元・商品 ~紙の場合~
→ セールにかかった中村紙工のおりがみ

【七夕関連記事】

 でんぐりの七夕飾り
→ 七夕飾り ~切り紙の天の川と投網~
→ でんぐり紙がやってきた♪
→ 七夕の短冊のつけかた
→ 都会の七夕
→ 百円ショップにあった七夕のこより

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口と足で描く芸術家協会の製品支持者として

このブログへおいでくださる方の検索ワードで時々気になるのは、「口と足で描く芸術家協会 悪徳」とか、「口と足で描く芸術家協会 送りつけ」とかいうものです。

私は、口と足で描く芸術家協会のかわいいふせんや伝言メモなどが大好きで大プッシュしているのですが、他の記事で悪徳商法を扱っているため、検索ワードを含んでしまうわけです。

私自身は、この協会を悪徳商法、悪徳な団体とは思っていません。
個人的な理由として、

1、最近できた団体ではなく、長く活動してきたことがわかっている

記事昔のファンシーびんせん その7 はんぱものは、私が子ども時代に持っていたレターセットなどについて書いてありますが、その中にこの団体の旧名「世界身体障害者芸術家協会」の製品があります。(年代は1960年代後半~70年代前半くらい)
住所が存在するかもわからないような新興の組織ではありません。
日本での活動は1961年からとなっています。

2、とても誠実な応対をしている

だいぶ前のことになりますが、口と足で描く芸術家協会からメールをいただきました。
内容は、このブログの記事で協会のグッズをとりあげたことへの感謝と、その文章をカタログの中に使わせてもらえないか、というものです。
了解をしましたが、実際に引用に使われた文章は少しでしたし、そのくらいは「お客様の声」として協会側で作文できそうなものでした。
しかし、利用者の声として、本当に言われたものを相手の許可を得て掲載するという姿勢にとても誠実なものを感じました。

3、製品自体に問題がない

寄付を騙って高額で売りつける商法もありますが、ここの製品は妥当な値段ですし、品物に不備があったこともなく、市販製品にない良さがあって、いつも満足しています。

なので、悪徳商法と考える人がいることが不思議でした。

それで、調べてみると、「DMにカレンダーと振込用紙が同封されていて、気に入ったら購入してほしい、という文章があり、これは送り付け商法ではないかと不快になった」、というケースがいくつかのブログで見られました。

私自身は、職場へのカタログと個人でネットショップを見ての注文しか経験がないので(職場用には見本品が同封されていることはありますが、そのための振り込み用紙などはありません)、協会に問い合わせてみたところ、以下のような回答をいただきました。
(要旨です。実際は、とても丁寧で長い文章です。)

・口と足で描く芸術家協会は両腕を持たず病や障がいがある人が、絵画によって自立を目指すのが運動の方向であるため、商業面での開発が絶対に必要。

・過去48年間、全国の団体や個人にカタログを送って支援をいただいてきたが、状況が厳しさを募らせるばかりで、、協力依頼の輪をもっと多くの方々に広げる必要に迫られた。

・2006年冬から、ハローページで無作為に名前を選ばせていただき、見本品と手紙を同封し、自己紹介の上、支援をお願いするようになった。受け取る方にはどのような義務(支払い、返送、保管など)もないことを明記している。見本品同封は広報活動の意味も持っている。

・世界の国々では50余年前からこのような直送をして支援を呼びかけているが、日本ではこのような方式がなかなかご理解いただけず、しばしば辛い返信に接する。日本の人々が別の感じ方、考え方をすることを協会の世界の方々にも理解してもらえるように努力する。

・より抵抗感の少ないご支援ご依頼方法を考え模索していきたい。

とのことでした。

世界の国々では広く行われていることだが日本ではこういう方式が理解されない、というのは私にも思い当たることがありました。

以前、アメリカで海外通販のとりまとめをしてくださっている人がいたのですが、その人は自分の住所のところに毎回異なるしゃれたリターンアドレスシールを貼っていました。
うらやましくて聞いてみたら、アメリカでは、いろいろな寄付を集める団体がこういうシールを作って送ってくるので種類があるのだとか。(リターンアドレスシールは雑貨カタログなどで販売もあり、かなり安価でした。数字とアルファベットだけのためでしょうか)
 海外の寄付金による住所シール他の例は、ブログ日々雑感の記事寄付の季節などに詳しいです。

そんなことを忘れていたある日のこと、ユニセフから自宅へ、私の住所シールが同封された寄付の依頼のDMが来ました。
ユニセフのことを知らなかったわけではありませんが、私は寄付をする気になれませんでした。
共同募金でユニセフに募金をしたことは何度もありましたが、個人で一度も寄付をしたことがなかったので、どこから自分の住所を知ったのか、なぜ自分に送ってきたのか、という不審が先に立ってしまったからです。
(当時は世帯主でもなかったので、電話帳からということもあり得ませんでした。)
今も、ユニセフには、団体を通しての募金のみをしています。
(注:私はユニセフと日本ユニセフの違いがわかっていないレベルです。)

それより前に、「国境なき医師団」からDMがきたときも、この団体について何にも予備知識がなかったので、やはり「どこの関連でDMが来たのか?」という不審が先に立って、寄付をする気にはなれませんでした。
どこからの紹介で、とか、何をした人にお送りしています、という一言もなかったのです。

今は、個人情報への意識が高まり、住所漏れにはもっと神経質になっている人が多いはず。
仮に世界で普遍的な方法でも、日本には向かない方法だと思われます。

販路拡大が課題だとしても、送り付け商法と間違われたのでは意味がありません。
カタログだけの送付、というのを提案してみたのですが、それでも不審に思う人は不審だと思うだろうし…大変難しいです。
作品の絵画展を行っているようですが、まだまだ知名度が低いようなので、もっといろいろな場でできたらいいと思います。
どこかにリアル販売コーナーなどが常設されているといいのですが、コスト面でひきあわないでしょうか。

今年も、冬のグッズがいろいろ出ています。
私はカレンダーやカード類よりも、メモや付箋などにかわいい絵柄のついたものが好きで、今回も福袋を含めていろいろ購入しました。
たぶん、私は、この団体がどうとかよりも、製品自体(価格と内容)に満足しているので、あまり気にならないのだと思います。
なかなか見かけない、ちょっとかわいい、役に立つ文具やグッズをたくさん作って販売している団体です。
関心のある方、コミュニケーションの小道具として、ぜひ一度お使いになってください。

→ 口と足で描く芸術家協会ネットショップ

今回のお気に入りはマスコットスティッカー(型抜きタイプのふせん)「ネコの奏でるミュージック」「どんぐりを拾うリス」です。

【このブログの関連記事】

→ 冬のかわいいふせんあります~口と足で描く芸術家協会の紙製品~
イラスト入り、ダイカットタイプなどのファンシー文具や、気になる福袋の中身などを紹介しています。(今年はこのクリスマス箱タイプがなくて、ちょっと残念)

→ かわいい伝言メモ その実力
ポストイットタイプでイラスト入り、落ちなく伝言が書ける私のお気に入り製品です。

→ お道具箱の中身5 ~付箋その他~

→ 猫もかわいい☆この冬の 口と足で描く芸術家協会製品☆
 2011年冬のグッズを紹介しています。
 

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「五線譜ノート 白 表紙 ホルン」と言えば…

先日、文具店で中学生2人が何かものを探していました。
お店の人が別のお客さんの相手をしていたので、「何を探しているの?」とお節介に口を出したら、顔を見合わせながら、「楽譜を貼る…ノート…」とかいう。
自分が吹奏楽の楽譜を貼っていたのはスケッチブックだったので、それかなと思ったけれど、どうも違う様子。
そのうち「白い表紙で、ホルンのついてる…」とか言うので、ああ、と思い当たった。

それは、楽譜を貼るというより、楽譜を書く五線の音楽ノート。
A4で、白い表紙に「MUSIC BOOK」と書いてあって、下の方にホルンの柄があります。
私は何度もここのお店で買っていたので、ある場所もわかる。
「これじゃない?」と差し出したら、「これ~」♪
こういうのって当たると気持ちがいいものです。

で、今日、アクセス解析を見始めたら、「五線譜ノート 白 表紙 ホルン」という検索ワードでうちにいらした方がいました。
これってたぶんその五線ノートだと思います。
無事に見つかったでしょうか?
メーカーはコクヨ、品名は 「音楽帳(ツインリングとじ)A4」オン-10、12段の五線譜が印刷してある音楽ノートです。
ネットではなかなかバラで売っているところがなかったのですが、品名がわかれば文具店で注文できるかも。(アマゾンでは5冊の値段で、配送料が別にかかります)

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アスクルでも買える こより

そろそろ七夕用品が店頭に出始めました。
近くのパッケージプラザでは、でんぐりはまだ入荷していなくて、きらきらするテープで作った飾りがまず売られていました。
商店街などではこちらのほうが需要がありそうですね。

七夕の短冊をつける「こより」は100円ショップで売っていることもありますが(詳しくは、百円ショップにあった七夕のこより へ)、見つからないときは、ぽちっとアスクルに事務用のこよりが売っています。
Photo

長門屋商店 紙こより 180M巻き

レース糸みたいな巻きかたでかなり大きいです。(画像右)
七夕でなく事務用だと使いでがありそう。798円

これを検索したら、ポータルアスクルに七夕用のこよりも売っていました。
たぶん、この季節にだけ入荷しているのでしょうね。

タカ印 耳つきこより 46-6102 1パック(10本入り)

ただ、耳つきのせいか、百円ショップのエヒメ紙工のこより(画像左)にくらべてかなり高いです。120円。

タカ印 短冊(こより付) 46-6182 1パック(30枚入り)

こちらに入っているこよりは耳つきではありません。

耳付きこよりでなくても、端のよりを手でほどけば耳付きにすることができます。
Photo_2
少々手間はかかりますが、このほうが経済的かなと思います。

アマゾンで販売しているこよりは、イマムラ 紙こより 100本入りなどがありますが、少々送料が高いです。
でんぐり飾りも売っています。
くす玉とかかぶらとかいろいろあって、メール便送料80円でいいらしい?(表示が違うものがあるので)


   

【七夕関連記事】

 でんぐりの七夕飾り
→ 七夕飾り ~切り紙の天の川と投網~
→ でんぐり紙がやってきた♪
→ 七夕の短冊のつけかた
→ 都会の七夕
→ 百円ショップにあった七夕のこより
→ タローの色紙で七夕の短冊を作る
 

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消えていく製造元・商品 ~色画用紙の場合~

市内の文具店Bに寄った折、 中村紙工の話をしていたら、今度は「ヒサゴが色画用紙を作るのをやめる」という話を聞きました。

ヒサゴは、伝票などの事務用品を扱っている会社で、そちらは続けるそうですが、色画用紙の製造はやめるとのこと。
で、このお店はヒサゴの色画用紙を扱っていたので、中村紙工のおりがみ同様、よく出る色は多めにとっておくことにしたそうですが、扱っていたものがなくなって困ると言っていました。
かわりのものをさがさなくてはならないけど、 会社が変わればまるきり同じものではないから補充が簡単にいくばかりではないし、お客さんが元の商品を気に入って買っている場合もあるしというわけで。

ただ、時には、会社は廃業するけれど、人気製品のライセンスだけ他社に譲って、そのまま製造してもらう場合もあるのだそうです。
(製造会社だけがかわるわけ)
ただ、これもまるきり同じ品質のものになる場合と、値段とのからみで、たとえば、手帳の中身は同じでもカバーの素材がかわるとかいう場合もあるのだそうです。

大きなメーカーばかりではありませんから、廃業したり規模縮小したりして、知らないうちに製品がなくなったり、製造元が変わったりしていることもあるわけですね。
新製品が売れ行きの具合で製造をやめるのと違い、長年にわたって定番化していた商品がなくなっていくのはさびしいものです。

【関連記事】

→ 消えていく製造元・商品 ~紙の場合~ へ

→ セールにかかった中村紙工のおりがみ へ 

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